物欲王

思い付くまま、気の向くまま、物欲を満そう

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BD-1

2008-04-30 00:26:53 | コスメティック/フィットネス

先日家族で出掛けたところ、出発して15分と経たないうちに僕一人の息があがってきました。理由は簡単で、徒歩で移動する僕以外の全員が自転車に乗っていたからです。家族全員で自転車に乗って出掛けることはまれでしたが、流石にその日は疎外感を感じてなりませんでした。早速自分用の自転車選定に入ります。

一口に自転車といっても、街中の自転車屋さんに置いてあるような実用車から、何百万円もする趣味人のための高級車までいろいろなグレードがあり、その形もスポーティなロードバイクから、コンパクトな折りたたみ自転車まで様々です。僕の場合は、今後ずっと乗り続けられるか今一つ自信がないことと、大きな自転車を置けるほど住宅環境が充実していないことから、10万円前後の折りたたみ自転車という条件で検討してみることにしました。

いざ対象となり得る車種を調べてみると、10万円前後という予算は結構中途半端な予算でそれほど選択肢は多くなく、候補に挙がったのはKHS F20-RDAHON Mu P8r&m BD-1 SCOTCH BRIGHTの3車種くらいでした。F20-Rは折りたたみ自転車にも拘わらず、20インチのタイヤをはき18段変速のギヤを備えたスポーティなモデルです。また、Mu P8は乗ったときのフォームが楽そうな街乗り中心といったイメージでしょうか。BD-1はこれらに比べると地味な印象で、選択肢に入れはしたものの僕の中では補欠の位置付けでした。

ただ、実際にショップで話を聞いてみるとF20-Rは折りたたむ時にハンドルを外さなければならないとのこと。折りたたみとはいえ乗るまでの作業が少ないに越したことはありません。スポーティなモデルであればそのうち「遠くに行ってみたい」と考えるようになり、余計な脂肪を燃焼させる手段の1つとして定着するのでは密かに期待していたのですが、あまりに組み立てが面倒だと部屋のインテリアに成り下がってしまう可能性があります。また、Mu P8は折りたたむ時にフレームの途中で折る構造になっており、やや頼りない感じがあります。加えてMu P8は確かに街乗りには便利そうですが、ママチャリっぽい雰囲気がないでもなく、Mu P8よりはスポーツ色の強いBD-1が急によく見えてきてしまいました。「普通の自転車用のパーツもほぼ使えます」という店員さんの一言が決め手となり、BD-1 SCOTCH BRIGHTを購入することにしました。

初めて買う折りたたみ自転車であり、選んだ車種もr&mでは最も安価なモデルということもあって、実用性がいかほどのものなのかかなり不安でした。組み上がった自転車をショップで受け取り、恐る恐るまたがってみたのですが、意外に乗れるものです。折りたたみ自転車だけにいくつかの構造部品で連結されるので、乗っているとガタガタするのではないかと予想していました。しかし、いざ乗ってみるとさして不満に感じる程のことはありませんでした。確かに普通の自転車のようにフレーム全体が一塊にはなっていないので心持ち弱々しい感触はありますが、どちらかというと前後輪のサスペンションの振動の方が気になる感じです。もっとも標準装備のサスペンションは普通のバネなので、サードパーティ製のバネやエアサスペンションと交換すればもっと快適になることでしょう。また標準の8速ギアも適切な設定になっており、小径のタイヤだからといって、やたらとこがなくてもきちんと走ります。個人的にはもう少し重めのギア比だったらうれしいですが、これまた交換可能なのでクリティカルな問題ではないですね。折りたたんで輪行袋に入れてしまえば部屋の隅に置いても邪魔にならない程度に小さくなるBD-1は、非常にお買い得でした。

ところでr&mとはriese und m?llerの略だそうです。販売代理店のWebページには「リーズ&ミューラー」と仮名が振ってあるのですが、これって「リーゼ&ミューラー」じゃないかと思うのは僕だけでしょうか?


Enjoy!折りたたみ自転車&スモールバイク (タツミムック)

辰巳出版

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犬印鞄製作所

2008-04-24 02:16:35 | 服/カバン/時計/小物/日用品
一昨日に引き続き犬の話題を。

久し振りに浅草に行きました。のんびり歩いていると大通りから細い道に曲がったところに犬印鞄製作所店舗がありました。製品のイメージからもっと無骨な感じの店構えを想像していました。しかし、実際のお店は遠巻きから一目見ただけでは犬印鞄製作所とは思えない綺麗な店舗です。

それほど大きな店ではないので商品点数は限られています。しかし店内は目移りするほど気になる商品がいくつも展示されています。僕は帆布を使った製品はこれまであまり使ったことがありませんでした。間近に帆布の製品を見ることもこれまであまりなかったので、展示されている商品を手にとって初めて、帆布はジーンズと同じような手触り・匂いだということに気付きました。この発見で僕の妙なフェティシズムのスイッチが入ってしまい、勢いあまってトートバッグを買いそうになったものの、急に雨が降ってきたこともあり、僕は小物を1点だけ買うことにしました。

最近はTUMIのカバンを愛用していましたが、思い切って帆布のカバンにしてみようかしら。
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犬身

2008-04-22 02:50:04 | 
僕は子供の頃から、そして今でも時々猫になりたいと思うことがあります。理由は分かりませんが、あの自由奔放な生活、愛らしい仕草、滑らかな毛並みなど猫のすべてに心惹かれるのです。この猫に対する盲目的な愛情は何と表現すれば良いのでしょう?

半年ほど前のことですが松浦理英子氏のインタビュー記事を目にしました。お恥ずかしながら松浦理英子氏の名前にはあまり覚えがなく、『親指Pの修業時代』の著者と言われて初めて分かった気になるという程度の知識しかない僕にさえ、非常に興味深いことをインタビューの中で同氏は語っているのでした。

「人間の男女はそれほど相手を愛していなくても、体の仕組みから簡単にセックスできる。相手に別のことを求めているのかもしれないのに、親密になるにはセックスに進むのが自然だと思いがちです。そこで、セックスを介さずに大切な相手に喜びを抱き合える関係として、犬と人間との絆(きずな)を思い出したんです」

当たり前のようで少なくとも僕には新鮮な指摘でした。ロジカルには相手に求めていることを理解しているつもりでも、相手が異性だと、どこかでセックスを意識している自分がいるような気がします。要・不要はともかくも、一定の親密度を超えるマイルストーンとしてのセックスは、小さからぬ存在だということなのでしょう。

加えてこうしたセクシュアリティの議論に、人間とは別種の「犬」という評価軸を持ち込んでいるのも目新しいと思いました。しかも『犬身』
では「知人女性の犬になりたい」という主人公の願いが叶い、実際に彼女の犬として一緒に生活をおくる設定です。冒頭にも書いたように「猫になりたい」と思ったことは僕にもあるものの、「誰かの犬になって飼われたい」という発想はなかったので、非常に興味深い論点だと感じました。

『犬身』はかなりボリュームがあります。しかし話の展開が飽きさせず、夢中で読んでしまいました。長編が苦手の僕にしては異例中の異例です。個人的にはもっとドロドロになって、まったく救いのない結末を迎えて欲しかったのですが、人と動物の愛はそのような結末を許さない程、強くて純粋なもののようでした。

僕も早く誰かの猫になれるよう頑張りたいです。


犬身
松浦 理英子
朝日新聞社

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聖☆おにいさん

2008-04-05 02:00:29 | 
『聖☆おにいさん』が話題になっているようなので、早速読んでみました。かなり面白いです。

『聖☆おにいさん』は世紀末に働き過ぎた疲れを癒すべく、イエス・キリストと仏陀が日本に休暇を取りにやって来るというお話です。聖人二人が立川のアパートに住んでいるというのも驚きですし、世俗に生きてもひょんなことで後光が射してしまう仏陀や、うれしいことがあると無意識に水をワインに変えてしまうイエスが非常にユーモラスです。聖人が市民プールに行ってみたり、テーマパークに行くなどちょっと思いもよらない設定ですよね。

2巻は12月に発売とのことで、今から年末が待ち遠しいです。


聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC)
中村 光
講談社

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