メタル ギア ソリッド ポータブル オプス

評判が良さそうなメタル ギア ソリッド ポータブル オプスを買ってみました。

どうやらこのゲームはシリーズものらしく、今まで紆余曲折あった主人公が、前作で出てきた巨額の埋蔵金？の一部を横領したという疑惑を掛けられ、自分以外がみんな敵という状況になったところから話は始まります。（イントロのビデオも結構格好良いです）PSPならではの綺麗な3D画面を主人公のやや後ろから眺めつつゲームを進めるのでかなり感情移入できます。突然視界の外から攻撃されたりすると体が痛い気がするくらいです。また、画面右上には音響センサーのものがついており、周囲（ほとんどが敵）の出す物音や、自分の動作音がどこまで聞こえているのかが視覚的に表現されるので、物陰に隠れているときなど敵に聞こえてしまうのではないかとドキドキしてしまいます。

ちょっと残念なのは、ゲームをあまりしない僕には敵と戦うときのキー操作が煩雑です。ただ、そんなゲーム音痴が挑戦しても適度にやられつつ何とかミッションはクリアできる程度に難易度が設定されているようなので、ストレスなく遊ぶことができます。文字通り四面楚歌の状況でミッションを薦めなければならないスリルが味わえる一方で、仲間を集めていく面白さもあり、しばらくじっくりと遊べそうな良作です。

メタル ギア ソリッド ポータブル オプス コナミデジタルエンタテインメント このアイテムの詳細を見る

健全な機械

厚生労働相の発言に関するニュースが目をひきますね。国務大臣の発言としてはここ何年かのうちで1、2を争うくらい驚くべき内容だと思います。

「産む機械」発言にしても、万が一にでも本心からそう思っていたとて良識ある大人としては「産むキカイ、すなわちチャンス」とでも言い直しそうなものです。そこを敢えて「産むキカイ、装置の数は...」云々とわざわざ言い直すあたりがすごいです。しかも結婚して子供が二人いることが健全なんだそうな。ここまで泰然と言われるからには、ニュースになる理由がわからず、畢竟弁解の仕方も見当がつかないくらい心底そういうお考えなのでしょうね。

次回衆院選で静岡の有権者の「健全」な判断がどうなるのか気になります。

メモリースティックPRO Duo 2GB

気が付いてみると2GBのメモリースティックが7000円程度で買えるようになっていました。

これまで100MBにも満たないようなPSP付属のメモリースティックを使っていたのですが、ゲームのセーブ以外にはまったく役立たなかったので、PSPを使いこなすには至っていませんでした。ただ、2GBのメモリースティックであれば、音楽データをためておくにもそこそこ使えますし、P-TVで映画を数本レンタルすることもできるので、試しに買ってみることにしました。

結果は大満足です。やはりある程度ディスクスペースがあると残り容量をちまちま考える必要もないですし、iPodがわりにちょっとしたデータを保存するのにも、音楽を聴くのにも活躍してくれるのでPSP利用の幅がぐんと広がります。しばらくiPod/PSPを併用することなくPSPのみに一本化できそうです。

MSX-M2GS メモリースティックPRO Duo 2GB ソニー このアイテムの詳細を見る

ClearType

Windows Vistaが発売開始になってから1週間ばかり経った今になって、ClearTypeというアンチエイリアス機構がWindows XP以降で搭載されていることを知りました。

蛇足ながら設定方法を書いておくと、デスクトップの空いている場所で右クリックし「プロパティ」を選択します。「デザイン」タブをあけて「効果」ボタンを押し、次の方法でスクリーン フォントの縁を滑らかにする」にチェックを入れます。あわせてすぐ下のプルダウンメニューで「ClearType」を選べば設定完了です。

自宅で主に使っているMac OS Xに比べ、Windowsは字が汚いというイメージが強かったのですが、上記の設定をしてやるとそこそこ読める文字になります。ただ、手元のWindows XP環境ですと、効果が得られるのは英数字と、ポイント数の大きなかな漢字だけで、小さな文字を使って和文を表示させているときにはあまり恩恵がないようです。

さらにもっと調べてみるとWindows Vistaのメイリオフォントでは改善されるようです。Googleで検索してみたところ、どういう訳だかこのメイリオフォントをWindows XPにインストールする方法があったので試してみました。すると確かに日本語フォントもデフォルト状態よりも綺麗に表示されるようになりました。これまでWindows Vistaにあまり興味はなかったのですが、そこそこフォントも綺麗に出るのであればちょっと乗り換えても良いかなという気分になりますね。

＃　もっとも新OSに相応しいハードウェアをどうするかが最大の難関ですが...

Microsoft Windows Vista Ultimate アップグレード版 マイクロソフト このアイテムの詳細を見る

フランダースの犬

誰でも知っている話なのにほとんどの人が原作を読んだことがないランキングがあれば、恐らくトップを争うと思われる『フランダースの犬』を読んでみました。

最初に驚いたのが原作は実は短編だったという点です。テレビアニメでは全52話という大作であったのに、原作は新潮社の文庫本で70ページという短さ。また、本当？のネロの目の色は青じゃなくて黒だった上に、ちょっと老けていて15歳（ちなみにアロアは12歳）だったり、パトラッシュは耳のとがった黄色い犬で、先祖代々過酷な労働を強いられてきた家系の生まれだったりと、驚愕の新事実満載です。個人的には話の運びや妙にパトラッシュの心理描写が出てくる辺りに強い違和感を感じたので、ぶつぶつ文句を言いながら読み進めたのですが、やっぱりラストシーンではぼろぼろと涙が出てきて止まりませんでした。皆からの疑いも晴れ積年の望みは叶うというハッピーエンドの話なのに、どうしてこんなに泣けちゃうんですかね。

今にして思えば母をたずねて三千里の映画版を見に行ったときも周囲に構わず嗚咽してしまったし、世界名作劇場系に弱い体質なのかも知れません。

フランダースの犬 岩波書店 このアイテムの詳細を見る