以前話題になっていた「サードウェーブコーヒー」の代表格であるブルーボトルコーヒーに、ずっと行ってみたいと思っていました。
これまで清澄白河に足を運ぶことがなかったため、訪問の機会を得ずにいましたが、ブルーボトルコーヒーが日本進出を果たしてからもう10年の月日が経つのですね! 僕は流行の最先端を行くタイプではないとは言え、流石に10年も経ってしまっては流行に乗り遅れすぎですね...
清澄白河は初めて降りる駅でした。改札を抜けて外に出ると、お洒落な感じの街並みです。駅の傍に川が流れ、個性的な路面店が並ぶ一方で、大きなビルもたくさん建っていて、穏やかさと都会的な雰囲気が混在するような地域でした。そんな街並みを眺めながら駅からしばらく歩いたところにブルーボトルコーヒーの清澄白河フラッグシップカフェがありました。
入り口もお洒落な感じなので気後れしますが、勇気を出して入店します。見せてもらおうか、逆輸入された日本の喫茶店文化とやらを!
店内は広々としており、1席あたりのパーソナルスペースが余裕を持って確保されています。長いテーブル席には立派な花が飾られており、2階の事務スペースに続く大きな階段を備えた1階店舗スペースの階高も相まって、非常にゆったりとした印象です。有名店なので人であふれかえっているかと思いきや、僕が訪問したタイミングでは、休日にも拘わらず特に待たされることもなく座席に座れました。
引き合いに出すのは申し訳ありませんが、セカンドウェーブの代表格であるスターバックスコーヒーが、あれだけ店舗数があるにも拘わらず大勢の人でごった返していることを思うと、スターバックスコーヒーが目指す「サードプレイス」の理想型は、むしろブルーボトルコーヒーの方にありそうです。
せっかくの機会なので、コーヒーだけ飲んで帰るのではなく、フードメニューも頼んでみました。チーズサンドを注文したのですが、スープや金属のカトラリーまでつけてくれるなんて気が利いていますよね。昭和の喫茶店でモーニングセットを頼むとコンソメスープがついてくるみたいなところから来ているのでしょうか? ゆで卵もつけてくれれば完璧です。
ちなみにコーヒーは浅煎りでかなりさっぱりとした味わいでした。(再度比較対象にしてしまって恐縮ですが)シアトルスタイルのエスプレッソベースの濃いコーヒーを飲むことが最近は多かったので、さっぱりとしたコーヒーはとても新鮮でした。
隣の席に座っているお姉さんたちが頼んでいたプリンが気になり、僕も便乗して追加注文しました。丸く大きく美しいプリンでした!
初めてのサードウェーブコーヒー体験はかなり充実したものとなりました。僕が知らなかっただけで、ブルーボトルコーヒーは清澄白川以外の場所にも店舗があるようなので、これからは足繁く通ってみたいと思います。