物欲王

思い付くまま、気の向くまま、物欲を満そう

流行の兆し

2005-12-20 01:55:14 | 身近な数字
kizasiというWebサイトがあるのをご存じでしょうか。直近の24時間(または1週間ないし1ヶ月)にブログで最も用いられた単語と、その関連語をリストアップしてくれるサイトです。

ちなみにこのblogも検索対象に入っているのかと思っていろいろ試してみたところ、「Happy Prince」で検索したらヒットしました。しかし「Happy Prince」という言葉はここ1ヶ月で3回しか使われていないようです。かなりニッチな内容を取り扱っているのでしょうか>自分。

ここ数年SNSやblogのように人間と人間を一定の関係でつなげてくれるツールが流行っていますが、最近では写真にタグを付けてつなげてみたりkizasiのように単語と単語のつながりを一定のルールで抽出してみたりと一段階抽象化が進んだものが出てきているので面白いですね。もう少し経つとより抽象化された面白いサービスが生まれそうな兆しがありますね。
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総務省はblogがお好き

2005-10-24 01:21:00 | 身近な数字
5ヶ月前の発表にも驚いたのですが、先週総務省からまたblog/SNSに関する報道資料が発表されましたね。総務省はよっぽどblog/SNSがお好きなのでしょうか?

同資料によれば9月末の時点で

  ・blog登録者数:473万人(2005年3月末時点では335万人)
  ・SNS登録者数: 399万人(2005年3月末時点では111万人)

だそうです。5月の発表ではそれぞれ

  ・blog登録者数:335万人
  ・SNS登録者数: 111万人

だったので、特にSNSは劇的に伸びていますね。

そういえばかなり久し振りにGREEにログインしたらインタフェースが思いっきり変わっていて操作方法に戸惑ってしまいました。劇的にユーザが伸びているだけに競争に勝ち抜くために頑張っているということなのでしょうか。
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雑誌の発行部数

2005-09-28 22:16:22 | 身近な数字
実際にそのすべてを手に取らないにせよコンビニや駅のホームに行くだけで視野に飛び込んでくるのが雑誌です。僕は雑誌がわりと好きでそのときの興味に応じてあれこれ買い込んでしまう質なのですが、一体国内でどれくらいの雑誌が発行されているのか気になり、ちょっと調べてみることにしました。

この素朴な疑問にかなり丁寧に答えてくれるWebページがありました。社団法人 日本雑誌協会掲載各誌・発行部数リストです。僕はざっくり週刊誌が毎週何冊といったレベルで知ることが出来れば良かったのですが、このWebページはかなりマニアックで1つ1つの雑誌毎に発行部数が公開されています。しかも各雑誌の読者層がどういう構成になっているのか、(雑誌によって公開している項目にばらつきはあるものの)性別、年齢、収入、職業、学歴、住んでいる住宅種別(持ち家・賃貸、戸建て・マンション等)まで事細かに記載されています。

# 今日の日経夕刊によれば2004年の雑誌推定発行部数は月刊誌が約28億冊で発行金額にして1兆4886億円、週刊誌が14億冊で4149億円だそうな。

こうしてデータを見てみると発行されている雑誌の数の多さには驚きます。発行部数の総数よりもそもそも発行されている雑誌自体がいくつあるのか気になってしまうくらいです。とはいえ各雑誌のデータを眺めていると結構面白いのでいくつか僕の興味をひいた数字をご紹介します。

まずは週刊誌。以前髪を切りに行ったときに店員さんに渡されてしまったアサヒ芸能は306,703部で、週刊大衆が398,330です。僕はAERAをよく読みますが発行部数は245,050部とあります。AERAはOLさん等にも人気とよく聞くので結構部数も出ているのかと思いきや、アサヒ芸能や週刊大衆の方が上なのですね。良い意味でも悪い意味でもグラビアの有無がきいているのでしょうか。(写真週刊誌のFRIDAYは508,163部、FLASHは418,053ですし)

アサヒ芸能と週刊大衆の読者層に目を移すと

 ・アサヒ芸能
   性別 : 男性 88.7% / 女性 11.3%
   未婚率: 未婚 29.8% / 既婚 70.2%
   年齢層: 35~39歳を頂点に20歳未満から60歳以上まで二等辺三角形に近いきれいな分布

 ・週刊大衆
   性別 : 男性 91.6% / 女性 8.4%
   未婚率: 未婚 34.5% / 既婚 65.5%
   年齢層: 35~39歳、45~49歳、25~29歳をピークとした「山」の字型の分布

といった感じです。仮に未婚率に男女差がないとすれば3%前後の未婚女性がこれらの雑誌を愛読していることになります。一体どういう人たちなのか興味深いところです。(やはり出版関係者とかなのでしょうか?)

女性と言えば多くの人が注目している光文社のJJ→VERY→STORYのシリーズを外すことは出来ませんね。発行部数を見てみるとJJが512,375部でnonno(526,521部)とCanCam(513,750部)に次ぐ「女性ヤング誌」部門3位、VERYは307,792部でミセス誌1位、STORYも186,425部とミセス誌部門で健闘しているようです。今後日本は高齢化が進んでいくでしょうから、JJ、VERYの読者が順調にSTORYへ移行していくのか長期的に見守っていきたいところです。

今回僕が一番驚いた文芸誌の発行部数を最後にご紹介しましょう。文芸誌の発行部数は予想外に少なく、例えば文藝春秋の文學界が12,525部、村上春樹氏が新人賞を取った群像は8,458部という具合でSTORYの10分の1にも満たないのです。綿矢りさ・金原ひとみ両氏の芥川賞受賞がまだ記憶に新しいところですが、少なくとも雑誌のマーケットだけを考えると作家の皆さんはかなり小さい市場で勝負をしていることになります。正直言って僕は文芸誌を読むことがほとんどないのですが、もっと良い本を読むためにも素晴らしい作家に出会うためにも文芸誌を応援してあげる必要があるかも知れません。
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財務大臣になる

2005-09-24 05:11:08 | 身近な数字
月収が約40万円で月々の家計費は39万円。ほとんど余裕がないにも拘わらず、毎月13万円を田舎へ仕送りしなければならない上に、ローンの返済が毎月15万円もあります。結局何だかんだで毎月28万円程度足りなくなるので、またお金を借りてしまい借金総額は今や5300万円にも達してしまいました。ふくらみ続ける借金をどうすれば良いのか考えはじめると夜も眠れないので、ここ15ヶ月間は極力何も考えないようにしてきました。

こんな悲惨な家庭が私たちの身近なところにあります。言わずと知れた日本の国家予算です。詳しい話は財務省のWebページ(分かり易いFlashコンテンツもあります)等をご覧頂くとして、プライマリーバランスの改善に取りかかるとしましょう。

先日ご紹介した環境省のWebページも面白かったですが、財務省もなかなか面白く、その名も「財務大臣になって予算を作ろう!」というまさにそのまんまのページまで用意されています。冒頭に書いた台所事情を考えるとこんなに陽気なタイトルをつけている場合じゃないのかも知れないですが、5分とかからぬ短時間でとても分かり易い国家予算のシミュレーションを楽しむ?ことができます。

# 聞くところによると金融業界関係者の間では話題のコンテンツだとか?

早速僕も財務大臣になってみましたがプライマリーバランスの改善は難しいです。要は年金、公共事業、医療・福祉関係、教育、防衛の予算はもちろんのこと地方交付税交付金を大幅に削減した上で増税しないことにはどうにもなりません。しかもこれはあくまで借金返済に向けた土台作り(=返済開始)であって2005年度で538兆円も残っている国債を返す目処が立ったわけではないですよね...普通の家庭だったら夜逃げか一家心中しているところでしょう。

選挙で誰を選ぶかもっと真剣に考えないといけないですね。
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国内の人口と総世帯数

2005-08-25 06:35:58 | 身近な数字
日本人が約1億2千万人(100万の位で四捨五入すれば1億3千万人)というのは馴染みのある数字だと思いますが、(もしかして常識かも知れないのですが)その内訳や世帯数についてはあまりイメージがなかったので調べてみました。

総務省の報道資料によれば2005年3月末現在で

 ・全国人口:1億2,686万9,397人
 ・年少人口(15歳未満):13.91%
 ・生産年齢人口(15~64歳):66.37%
 ・老年人口(65歳以上):19.72%

 ・全国の世帯数:5,038万2,081世帯
 ・1世帯の平均構成人員:2.52人

とのことです。世帯あたりの平均人数はもっと少ないのかと思っていましたが、日本の家族は私が思っているほど寂しいものではないようです。もっとも「1世帯の平均構成人員は調査開始の昭和43年(3.76人)以降、毎年減少」しているそうなので、昔はもっとにぎやかだったんでしょう。

ちなみに同資料によれば「40歳以上の人口で全国人口の過半数(53.74%、前年は53.23%)を占めている」とのことです。リクルート社がR25というフリーペーパを出して人気を博していますが、これからはF1やM1層よりもM2/F2層以上をねらった「R40」を出すべきなのかも。
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コンビニの国内店舗総数

2005-08-23 19:46:13 | 身近な数字
仕事でいろいろな統計情報を調べることが最近多いのですが、身近にあるものでも「国内にいくつくらいあるか?」と聞かれると意外に知らなかったりするものです。あまり物欲には関係しませんが、我々の物欲がもたらす結果である「身近な数字」をご紹介していきたいと思います。

初回は「日本国内にあるコンビニエンスストアの店舗数」です。かなりありそうな気がしますが、社団法人日本フランチャイズチェーン協会2005年7月のデータによれば、

 ・店舗数:39,392店
 ・総売上高:653,806,000,000円
 ・来客総数:1,097,263,000人
 ・平均客単価:573円

だそうです。驚いたのは意外に店舗数が少ないこと、1店舗・月あたりの平均売上(約1600万円)や来客数(約2700人)が思っていたより多いことでしょうか。特に店舗数については全国のガソリンスタンドの総数が5万店舗を切るくらいということですので、私の日常生活での印象からするとちょっと意外でした。都心部よりも郊外の方で差がついているのでしょうか。客単価が600円弱で食品の売り上げが約7割というのはうなずけますね。やはりコンビニといえばお弁当やお菓子ですから。
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