物欲王

思い付くまま、気の向くまま、物欲を満そう

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

青春ノイローゼ

2008-10-12 18:44:42 | 
10年以上前に当時付き合っていた女の子ととあるハードロックバンドのショーを見に行きました。確か中野サンプラザの2階だったと思います。長髪でサングラスを掛けた小柄な男性が、お供を従えて階段を上がってきました。恰幅も良いその堂々たる姿から一目で伊藤政則氏だと気が付いた瞬間、ハードロックに疎い彼女は「あ、みうらじゅんだ!」と叫んだのでした。

そうです。一般人にとっては伊藤政則氏も故池田貴族氏もみんなみうらじゅん氏に見えるのです。特に口外しないものの実はかなりみうらじゅん氏のファンである僕は、こうして勘違いであってもみうらじゅん氏が認知されていくことを心密かにほくそ笑むのでした。

新聞だったか、雑誌の記事だったかはあやふやですが、何かの書評で『青春ノイローゼ』が紹介されていたので、試しに出先の書店で買ってみました。みうらじゅん氏独特の着眼点と、例えるならばベランダで全裸になって外の景色を眺めるかのような自己開示に感動することひとしお。ほろ苦さとともに楽しい一時が過ごせたことは言うまでもありません。


青春ノイローゼ (双葉文庫)
みうら じゅん
双葉社

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GR DIGITAL II

2008-10-09 01:56:48 | 写真/カメラ
今月から都内のゴミ分別方法が変わりました。これまで長らく不燃ゴミだったビニールやプラスチックが可燃ゴミ扱いになったことになかなか慣れることが出来ません。くしゃくしゃになったティッシュペーパや読み流したダイレクトメールの束と同じゴミ箱に食べ終わったポテトチップスの袋を投げ込むことは禁忌を破る罪悪感と享楽の入り交じった感覚になります。何とも不思議な気分ですね。

言葉は悪いですが写真の世界で僕にとって可燃ゴミと不燃ゴミと言えるのがフィルムカメラとデジタルカメラです。手書きメモ代わりに携帯電話のカメラを使うことはあるものの、これまで写真を撮る場合には必ずフィルムカメラを使ってきました。こんな調子なので僕は現代人としてはかなり珍しいデジタルカメラを一度も使ったことがない人なのです。しかし、そんな私の未開時代も先週を以て意外な幕切れを迎えることとなりました。ふらっと立ち寄ったカメラ売り場で、RICOHのGR DIGITAL IIが信じられないような安さで販売されていたからです。

GRシリーズというとGR1の時代から8万円前後で売られているイメージが強いです。実際初代GR DIGITALもその辺の価格帯だったと記憶していますし、GR DIGITAL IIも発売直後は同様だったと思います。それがどうしたことでしょう、大手の量販店でもGR DIGITAL IIが5万円台前半で販売されているので、還元されるポイントを加味すれば実質4万円台で買えてしまうことになります。新機種発売目前の値引き商法という感もありますが、正味4万円台でGR DIGITAL IIを手に入れられるのであれば、出来心で買ってしまうのも悪くありません。フィルムがこの世の中から消え去るまでデジタルカメラを使うことはないと思っていた私の埒が一気に陥落です。

GR DIGITAL IIの素晴らしさは人によって様々でしょう。僕にとってはまずファインダーが外付けになっていることです。フィルムカメラしか使ったことがないのでファインダーが使えることは非常に大きな要素です。その昔GR1を買おうとお店でデモ機のファインダーをのぞいたとき、視野にレンズの鏡胴が結構気になる程度に見えていてがっかりしたことがあります。しかしGR DIGITAL IIの外部ファインダーは鏡胴などまったく気になりません。これだけでGRシリーズの嫌だったポイントが完全に解消です。

また、デジカメというとシャッターを切ってから実際に写真が撮れるまでかなりタイムラグがあるという印象が強かったのですが、少なくともGR DIGITAL IIはほとんど気になりません。むしろマクロモードでは1.5cmまで寄ることが出来るし、撮った写真もその場ですぐ確認できるので、フィルムカメラとは違った世界に連れて行ってくれるのではないかという気にすらさせられます。

唯一の欠点(といってもGR DIGITAL II固有の話ではありませんけど)は、失敗した写真はいつでも簡単に削除でき何も失うものがない点です。フィルムの場合は高々数十枚しか1つのメディア(=フィルム)で取ることが出来ませんし、フィルムを沢山持ち歩かないことには無尽蔵に撮り続けることは出来ません。しかしデジカメの場合は数GBのメディア1枚で何百枚と写真が撮れてしまい、失敗作はその場で削除できるので、撮れるかどうかは二の次でどんどんシャッターを切りがちです。ただでさえなかなか上達しない写真なのに、取り方が雑になってしまうとしたらよりいっそう進歩しない気がしてなりません。上達するためにもフィルムとデジタル使い分けが必要なのでしょうか。

下手くそなくせに偉そうなことを言いつつも、結局いろいろオプションも買って物欲だけは満たしてしまいました...


RICOH デジタルカメラ GR DIGITALII 1000万画素 GRDIGITALII

リコー

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする