最近体調が悪いこともあって早い時間に床につくことが多いです。その結果妙に早起きしてしまうことがあります。これが日常化して仮に毎日4時に起きたらどうなることでしょう。そこで『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』を読んでみました。
著者の池田千恵氏は大学受験をきっかけに朝4時に起き、一日を有効活用する術を見出したそうです。本全体を通して主張していることはシンプルで、早起きすればポジティブな気持ちでいろいろと考えることが出来るし、始業前の時間を使ってプライベートでやりたいことや仕事の準備をすることが出来るので公私ともに充実した生活がおくれるということです。一本調子ではありますがそれ故に著者の熱い思いが伝わってくる気がします。
ただ、よくよく考えてみれば、本書の著者の凄いところは毎朝4時起きを実践していることもさることながら、自分の欠点と真正面から向き合う能力ではないかと感じました。4時起きを実践するに至る過程で著者は様々な失敗をしてしまいます。読んでいてこちらがちょっと恥ずかしくなってしまうようなエピソードも書かれているのです。普通であれば自分の成功体験は本にしてでも出版したいでしょうが、失敗談であれば敢えて不特定多数に向けて公開したいとは思わないでしょう。しかし著者は自分の欠点を本にして公表する程にまで直視しているのです。この強い精神を目の前にすれば、早起きはあくまで自己を向上させるためのツールだということでしょうか。
完全に夜型の僕ですが早起きも良いかなと思える一冊でした。
著者の池田千恵氏は大学受験をきっかけに朝4時に起き、一日を有効活用する術を見出したそうです。本全体を通して主張していることはシンプルで、早起きすればポジティブな気持ちでいろいろと考えることが出来るし、始業前の時間を使ってプライベートでやりたいことや仕事の準備をすることが出来るので公私ともに充実した生活がおくれるということです。一本調子ではありますがそれ故に著者の熱い思いが伝わってくる気がします。
ただ、よくよく考えてみれば、本書の著者の凄いところは毎朝4時起きを実践していることもさることながら、自分の欠点と真正面から向き合う能力ではないかと感じました。4時起きを実践するに至る過程で著者は様々な失敗をしてしまいます。読んでいてこちらがちょっと恥ずかしくなってしまうようなエピソードも書かれているのです。普通であれば自分の成功体験は本にしてでも出版したいでしょうが、失敗談であれば敢えて不特定多数に向けて公開したいとは思わないでしょう。しかし著者は自分の欠点を本にして公表する程にまで直視しているのです。この強い精神を目の前にすれば、早起きはあくまで自己を向上させるためのツールだということでしょうか。
完全に夜型の僕ですが早起きも良いかなと思える一冊でした。
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