iOS 18.4がリリースされ、ベータ版ながらApple Intelligenceが日本語にも対応しました。
Apple Intelligenceはいろいろな利用シーンがあるようで、
- メールやメッセージの作文をする
- Webサイトやメッセージの要約をする
- 通話やボイスメッセージの要約をする
- 優先度の高いメールを表示する
- カメラに写る画像に関して調べる(Googleレンズのような感じ)
など、これまでのSiriと比べるとかなり賢くなっています。
せっかくなので、試しにApple Intelligenceを使って作文をしてみることにしました。
例えば「メッセージ」アプリを起動して、新規メッセージの作成メニューから文字入力を始めると、上掲のように「作文ツール」のメニューが表示されます。
「作文ツール」をクリックすると指示を求められるので「変更を説明」の欄に作って欲しい文章の内容を入力します。
新年度なので例えば新入社員歓迎会の告知文を作ることにしてみましょう。
生成AI部分はChatGPTを使うようで、アクセス許可を求めてきます。右肩にある「ChatGPTを使用」をクリックします。
おぉ、早速それっぽい文章が出来上がりました。しかし、取引先にハガキで招待状を送るときのような文章です。
歓迎会の通知と言っても社内の同僚たちを誘う文章を想定していたので、もう少しカジュアルなトーンに変更してもらいましょう。
絵文字なども加わって、文章がぐっと親しみやすくなりました。
ChatGPTの提案に新入社員へのメッセージを追加するというのがあったので、試しに依頼してみます。
すると文末に上記のようなメッセージが添えられていました。ビジネスユースであれば、一から文章を作るよりも楽かも知れません。
では、プライベートで使うとしたらどうでしょうか?
少し意地悪ですが、デートの誘い方についてApple Intelligenceの指南を受けてみることにしました。
いきなりぎこちない感じです。お見合いをした後に相手の方に送るメッセージだとしても不自然ですかね? もう少しカジュアルな感じでとリクエストしてみましょう。
何となく海外ドラマの吹き替え版のような、おじさん構文のような風味が増してきました。
もっとフレンドリーにさせたら、もっとおじさん味が増すでしょうか?
AIの評価では「やあ」よりも「ねぇ」の方がカジュアルなのですね。初めて知りました。しかし、文面的には期待したほど面白くはなりませんでした。ChatGPT的にも限界なのかこれまでのようにChatGPTからの提案の選択肢もなくなり、空白のプロンプトだけが光りっているあたりに、ChatGPTの怒りすら感じます。仕方がないので、手入力で「もっとユーモラスに」とお願いしてみました。
これはなかなか香ばしい仕上がりです。よく「痛客」としてSNSでさらされているような面白いメッセージになってきました。
文章が面白いので、もう一ひねり照れ隠しや可愛らしさを加えてもらいましょう。
予想外なことに、何だかキョドったメッセージになってしまいました。
そう思うと今最先端の生成AIも、作文能力はまだまだ生身の人間には叶わないと感じました。(すみません、Apple Intelligenceの本来の評価からは外れた議論になってしまいました...)
すっかり生成AIの作文機能で遊ぶだけになってしまいましたが、引き続きApple Intelligenceの便利機能を活用していきたいと思います!
新入社員へのメッセージのほうはなかなか完ぺきですね💎⤴
もっとAIが賢くなれば、中高年にはおじさん構文で文章を作ってくれるなど、利用者の年齢や利用シーンに応じて素敵な文案を考えてくれるようになると良いですね。
個人的にはおじさん構文に磨きが掛かるも歓迎ですがw