HHKB Professional HYBRID Type-Sを購入してから5か月ほど経とうとしており、その間ずっとキーボード自体には何も手を加えずに買ったままの状態で使い続けてきました。2年前に初めて買ったHHKB Professional 2に去年吸振マットを取り付けたときに、HHKBを買い足すことがあれば次からは必ず吸振マットも取り付けようと思ったことをふと思い出し、今年から使い始めたHYBRID Type-Sにも吸振マットを取り付けてみることにしました。
Amazonで調べてみるとHYBRID Type-S用の吸振マットは2種類あって、Professional 2の時に購入したメーカーのバード電子製と、Coversというブランドのものです。価格的にはCoversの方が若干安いのですが、前回購入したものがバード電子製なので、2つのHHKB間で打鍵感が異なっても気持ち悪いですし、カスタマサポートがバード電子はとても良い印象があるので、今回もバード電子製を購入しました。
バード電子製の吸振マットは前回購入したものと比べて進化していて、吸振マットを貼り付けたときに重なって見えなくなってしまうキーボード背面のシリアルナンバーやDIPスイッチの機能一覧表が印刷されている部分が窓枠状にくりぬかれていて、吸振マットを貼り付けた後でもそれらの記載がきちんと見えるようになっています。Professional 2用はキーボード背面を完全に覆ってしまう形状だったので、これはとても好感を持ちました。
肝心の打鍵感ですが、窓状にくりぬかれた部分があるからといってProfessional 2のものと比べて機能的に劣るようなことはなく、キーボードが机の上にがっしりと固定され、非常に安定感が高まることは以前と同様です。ここで言う安定感は単に机の上で滑らないといったことだけではなくて、たかが50g程度とはいえ重量が増したことによる効果なのか、タイピング時の感触も非常にずっしりとしてぶれない感じが加わるから不思議です。
ただ、前回吸振マットを取り付けたProfessional 2は非静音タイプで、吸振マットを貼り付けるととても打鍵感が向上した感覚を得られたのですが、今回Type-Sに貼り付けてみたところ、Type-S特有のタイピング時の柔らかさがなくなる代わりに、がっしりとした底打ち感が加わる感じになりました。打鍵感が向上するというよりは、打鍵感が変わるといった方が適切だと思います。力を抜いてタイプできるType-Sの感覚が好きな方は指が疲れるように感じるかも知れません。個人的にはType-Sのキーを完全に押し込んだときの反発力(底打ち感)が物足りない方や、より安定感が欲しい方に向いていると思います。
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