グランドセイコーのコンプリートサービス

気が付けばグランドセイコーのSBGE005を買ってから8年以上オーバーホールも出さずに使い続けていました。駆動部分はメカニカルなので少なくとも4年に1度くらいはメンテナンスすべきなのでしょうが、驚くくらい安定して動いていたので長らく何もせずにいました。そんなことをしていた罰が当たったのかブレスレットが壊れてしまったので、これを機にセイコーのコンプリートサービスに出してみることにしました。

今回初めて知ったのですが、セイコーのコンプリートサービスはどこかの店舗に足を運ぶ必要がまったくありません。Webで申し込みを行うと、自宅に時計発送用のキットがすぐに送られてきます。緩衝材など付いているので、発送キットに自分の時計を梱包してコンビニエンスストア等から発送すれば依頼完了です。Webで申し込んでから6日程度でセイコーから時計を受け取ったという連絡がメールで来ました。

時計の受領完了通知から更に6日後に、今度は修理見積のメールが来ました。今回はブレスレットの修理をコンプリートサービスと同時に依頼したので、その修理代金の連絡です。単にコンプリートサービスだけを依頼した場合は見積連絡はないのかも知れませんね。症状次第のところはありましょうが、修理代金は数千円という非常に良心的な価格でした。時計の修理というとロレックスの時計を何度か修理した経験がありますが、ロレックスと比べるとセイコーの修理代金は非常に安価に感ぜられ、磁気帯びまで調査してくれたのでとても好感を持ちました。

見積金額をWebページ上で了承すると作業開始です。この工程に入るとWebページ上の作業進捗表示も作業完了まで変化がないので、とても長く感じられました。コンプリートサービスのWebページで大まかな作業工程を紹介しているので、てっきり自分の時計がどの作業段階にいるのかも確認できるものと思っていたのですが、そうではなかったのです。悶々と3週間待ち続けた後に、修理完了のメールが届きました。

最後のステップは修理代金の決済です。今回はオンライン決済だったので、クレジットカード決済の手続きをしたらすぐに時計が発送されました。最初のWeb申し込みから自宅に時計が戻ってくるまで6週間足らずの工程でした。

コンプリートサービスに含まれているライトポリッシュはかなり傷がなくなりますね。細かい傷がほとんど見えなくなったので、逆に今まで気が付かなかった深い傷が目立つようになった気がします。主観的な乾燥ですが、コンプリートサービスに含まれるポリッシュはロレックスの方が深く磨くように感じました。傷が気になる方はコンプリートサービスとあわせて外装研磨サービスも追加で依頼すると良いでしょう。逆にあまりケースを削りたくない方は、コンプリートサービスの研磨でも十分だと思います。とても綺麗になって僕の時計も戻ってきましたから。

今後はもっと頻繁にオーバーホールに出すことを自分の時計に誓った出来事でした。

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