goo blog サービス終了のお知らせ 

名古屋北部青年ユニオン  2012/8/13~

職場のお困りごと、相談しませんか?
私たちは、共に学び行動する労働組合です。
ひとりじゃない、一緒に生きよう!

国鉄の解体はリストラの原点だ〈AERA〉

2017-04-08 | 労働ニュース
●クビ切りは組合で選ぶ

 そこに国鉄の不祥事が追い打ちをかけた。ヤミ手当の受給に、機関士の酒気帯び運転……。マスコミは国鉄の批判キャンペーンを展開。分割民営化に世論もなびいた。一方、国鉄では毎年1兆円の赤字が出て、出血が止まらない。こうして国鉄はついに解体されることになった。

 誰を国鉄に残し、誰に転職を促すか──。国鉄内で「選別」が始まり、水面下で「リスト」作りが行われた。

 民営化前、関西で列車乗務の仕事をしていた男性は、「50歳以上は会社を辞めてほしい」と圧力をかけられた、と振り返る。彼は辞め、残った同僚もすぐにJRを去った。最近、その理由を教えてくれたという。

「乗務が終わって職場に戻ったら、上司になった後輩から『ぼちぼち辞めたらどうや』と毎日言われる。みじめやった、と振り返っていました」

 国鉄の内部事情に詳しい国鉄OB(60代)はこう証言した。

「社員を選別する際、その一つにどの労働組合に所属しているかが重要な要素だった」
 このOBによれば、管理部門の人事担当には「K、D、T」という隠語があったという。Kは国労、Dは動労、Tは鉄労の意。隠語は元々、駅長や助役など現場責任者や管理者が使っていた。組合への直接介入は、不当労働行為に当たるからだ。声に出して言えない時は、指で“影絵のキツネ”を作った。逆にすると「K」に見えた。

「分割民営化の1年くらい前から『〇〇はKだ』『△△はDだ』という言葉が人事担当者間で露骨に飛び交ってた。なぜ労働組合で選別するかって? それが一番分かりやすいからですよ」

 また別の国鉄OB(70代)はこう言った。

「優秀な社員と組合運動ばかりしている人だったら、どっちを残しますか」

●総評つぶしが狙い

 国鉄改革は、何のための「改革」だったのか。首相として国鉄改革に政治生命をかけた中曽根康弘氏は、国鉄解体の狙いをかつて本誌でこう語った。

「総評を崩壊させようと思ったからね。国労が崩壊すれば、総評も崩壊するということを明確に意識してやったわけです」(96年12月30日号)

 ルポライターで、86年に『国鉄処分』の著書を出した鎌田慧さん(78)は、国鉄解体の本質は(1)民活(民間活力)(2)国労つぶし──この2点にあったと指摘する。

「『民活』という名で公共性をなくし、大企業が国鉄財産を乗っ取ることを考えた。そのためには、国労という最強の抵抗勢力であった労働組合が邪魔だった。そこで楔を打ち込み、壊滅を図ったのです」

 国鉄当局は86年7月、全国に「人材活用センター」を設置。余剰人員と見なされた1万5千人の職員を送り込むと、草刈りやペンキ塗りなど本業とは関係のない仕事をさせた。センターは「首切りセンター」とも呼ばれ、将来への不安を抱いた職員が何人も自殺した。JRが発足すると、7628人を「清算事業団」に回し、3年後、最後までJR復帰を訴えた1047人のクビを切った。うち、国労組合員は966人を占めた。・・・・続きはこちら



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JR北海道をつぶすの誰だ 会社もグループもみんな逃げた〈AERA〉

2017-04-08 | 労働ニュース
 国鉄が解体し、7社のJRが発足して30年。株式上場を機に、脱テツドウにシフトする会社があれば、お先真っ暗な未来にアタマを抱える会社あり。現在のリストラなど働く人たちの労働環境悪化は、国鉄解体に原点があるとの指摘も。「電車の進化」などさまざまな切り口で30年を検証していく。AERA4月10日号では「国鉄とJR」を大特集。

 半分の路線を「維持困難」と・・・・続きはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

違法エアガン105丁所持 元巡査部長を減給処分

2017-04-08 | 労働ニュース
 兵庫署の元男性巡査部長(60)が、違法なエアガンなど105丁を所持していたとして兵庫県警が銃刀法違反容疑で書類送検し、減給3月の懲戒処分にしていたことが7日、神戸新聞社の情報公開請求で分かった。処分は2月24日付。

 県警によると、元巡査部長は十数年にわたり、法律で所持が禁止されている「準空気銃」34丁や「模造拳銃」71丁をインターネット上で・・・・続きはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

てるみくらぶ内定者に企業殺到 58人に200社超

2017-04-08 | 労働ニュース
破産手続き中の旅行会社てるみくらぶ(東京)に今春入社するはずだった58人の採用内定者をめぐり、200社以上が「争奪戦」を繰り広げている。内定者の就職活動を支援する厚生労働省や日本旅行業協会に、採用を希望する企業から問い合わせが殺到。背景には深刻な人手不足がある。

 厚労省が3月29日に設けた内定者向けの相談窓口には、すでに約180社から「採用したい」との問い合わせがあった。中小のメーカーや警備会社からが多く、「明日から出社しても大丈夫」と話す企業・・・・続きはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「LV」フランスの職人が賃上げ要求のデモ

2017-04-08 | 労働ニュース
「LV」フランスの職人が賃上げ要求のデモ
 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のアトリエで働く職人たちが5日、賃金アップを求めデモを起こした。ここ15年で初めての事だ。

 従業員は朝7時半から8時半にかけて、工場の入り口に集まり、声明を発表するなどした。LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトンによると、参加したのは・・・・続きはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする