原発事故会議映像

東電から、原発事故の際のテレビ会議の映像が公開され、その一部がテレビに報道されている。
公開といっても、ほんの一部であり、しかも、東電でしか見られないとか録画できないとか、色々と制約があるというから、おかしな話である。
東電は、いまや国有会社となっており、税金が投入されているのだから、多少のプライバシーは侵害されても、すべてを公開するべきである。
東電はプライバシーといっているけれど、訴訟で不利になるような情報を出したくないだけである。
全面撤退の話であるが、清水社長が映像の中で、まだ決定していないというようなことを言っているので、全面撤退ではないと東電は言い張っているけれど、話の流れを見ても、現在官邸の許可を得ている段階だから、まだ全面撤退が決定したわけではないといっているように受け取れる。
また、菅さんが東電本社に乗り込んだところも、音声が公表されておらず、東電は録音のスイッチを入れ忘れたといっているようだけれど、たぶん、東電側にとっては聞くに堪えない言葉で、菅さんに怒鳴られたということで、後から消去したのだと私は思う。
菅さんにしても、介入しすぎたために、かえって邪魔をしたように言われているのだから、すべてを公開して、どうであったかをはっきりさせたいに違いない。