那田尚史の部屋ver.3(集団ストーカーを解決します)

「ロータス人づくり企画」コーディネーター。元早大講師、微笑禅の会代表、探偵業のいと可笑しきオールジャンルのコラム。
 

思いつくままに

2013年01月09日 | 雑談

思いつくままに随想を書きます。

『途方に暮れる三人の夜』(とほうにくれるさんにんのよる、英: Three Bewildered People in the Night)は、1987年に製作されたアメリカ合衆国の映画。グレッグ・アラキ監督作品。(1987年にロカルノ国際映画祭ブロンズ賞を受賞した)

この題名は映画雑誌から依頼を受けて、アメリカのインディーズ系映画監督の動向を翻訳紹介する際に私が訳しました。素直な訳ですが、途方に暮れる、と、夜、を縁語的に結びつけてみました。これは気に入っている例です。そのまんま使われているのか、と驚きました。

②芸術家の多くが無政府主義、とくに前衛的な作家はロマンティックなアナキズムに憧れる傾向があります。事実ある映像作家と話したときに同様の意見でした。しかし、本当の無政府状態になると、暴力と経済力の強い連中が民衆を支配するのがミエミエなので、逆に性質の悪い社会システムが出来上がるでしょう。法律は厳しく、運用は緩やかな徳治政治が理想です。

③私の高校時代、1年上の先輩が、教員が言うには恐らくトップで、東大に合格しました。彼は弁論大会で共産主義がいかに素晴らしいか熱弁を振るっていました。1970年代後半ですから、遅れてきた新左翼の時代で、浅間山荘事件が終わりシラケ世代に当たります。  で、その話を聞いて思ったのは、全員が平等で労働し賃金が同じなら連帯するけど、一党独裁になれば一握りの指導者が専制的な特権を得て、多数の国民だけが労働者になるだろう、と直感しました。宗教で言えば、お布施を出す信者と、お布施で生きるプロ信者の関係ですね。結局その先輩は過激派に入って逮捕されました。
 
④逮捕されたから悪人、と言うのは完全に間違いです。任侠ヤクザや愛国者の中には逮捕歴のある人が大勢います。時の政権に盾を突いたり、弱気を助け強きを挫く、という信念のもとに真っ直ぐ活動すれば、逮捕されるのが当然でしょう。キリストは磔、日蓮は流罪の繰り返しですからね。赤穂義士は切腹、吉田松陰は斬刑などなど、犯罪者と言っても千差万別です。
 暗殺された例も多数あります。ジョン・レノンが暗殺されたのは定説になっていますが、私は尾崎豊も暗殺されたと確信しています。その他、多数の人間が殺されてきました。

⑤要するに、私は徹底的な相対主義と複眼思考で世の中を見ています。人間は様々な対立する要素の塊で非常に複雑なコングロマリット的存在だと思います。それが縁に触れてある一面が現れる、また違う一面が現れる。
 過去を悔やむことも無く、未来を不安視することも無く、無理をせず、自分の出来る範囲で陰徳を積み、常に思考は柔らかく、君子は豹変すで、間違いに気付けば軌道修正すればいい。ただ人間には得手不得手、置かれた環境などがあり、特攻隊員も銃後の妻も必要で、「籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」と役割分担の違いがある、ということでしょう。

明日早いので簡単に随想を、と思ったらキリがなくなりました。この辺で失礼します。