London徒然草

「ばく」のロンドン日記

中国日記3、上海

2009-09-14 | 飼い主ネタ


朝のフライトで、西安をあとにして,上海へ。

空港に到着すると,ものすごい暑さに気づきました。
今まで,中国に入ってから,暑い日もありましたが,
ここまで暑いのは初めてです。

37度近い,と教えられ,やっぱり。

空港そばのレストランでの昼食時、
ちょうどこの日、20歳の誕生日だったNo1,こと、長女、
一緒のツアーの皆さんに、お誕生日を祝っていただきました

中国の現地ガイドさんにも、ブレスレットをプレゼントしていただきました


その後、上海空港から、市内まで、
こんな初体験。



「磁浮」

読んで字のごとく、リニアモーターカーです。
市内まで,なんと8分の旅。
窓の外を見ていると、気分が悪くなるくらいの早さ。

時速400キロ超、ウヒョ~,と叫んでいる間に到着。

で、面白かったのは、この運転手さんが、
とっても若い,美しく,ほっそりした女性。

で,運転席横には、なぜか,大きな扇風機が備えられていて
ぶんぶんと回っていました。

ハイテク列車、運転席に冷房が入っていないようです(笑)

ニューヨークと見まごうほどの、スカイスクリーパーが林立する
町並み、空とぶタマネギみたいな塔もあるし~
てっぺん近くに穴の開いた、日本の森ビルが建てたビルも。



しかし,街全体が工事現場のようで、あっちでもこっちでも工事中。

来年の、「世界万国博覧会」の開催のため、急ピッチで
工事をすすめているそうです。



シャネルの前も工事中

古き良き中国にも触れてきました。

「豫園」



明の時代の役人が,自分の両親の為に長い年月をかけて
造った庭園です。



ここだけ,まるで,別世界。

優美で風流の世界
美しかった

しかし、一歩,外に出ると、





モダンな現代と、古い暮らしが,めちゃくちゃに入り乱れる町。
この夜、宿泊先のホテルから,ロンドンのオットに、
娘の誕生日なので,部屋から国際電話をしようとしましたが、
どうしてもつながらず。

ホテルのフロントで,公衆電話でも,と思って右往左往していると、
通りかかったゲストの一人が、教えてくれました。

「このエリア一帯,最近、工事のときに,電話線が切られてしまったので,
国際電話はかかりませんよ」

なるほどねえ~。

公園では,太極拳をするグループ、ソシアルダンスを練習するグループ、
フォークダンスみたいなダンスをするグループなどが、
沢山,大音響で自分たちの音楽を流して,大にぎわい。

あいかわらず、どこもかしこも,人人人です。

夜には、「上海雑技団」をみて、娘達と大騒ぎ。

翌日、魯迅の博物館、上海博物館などを見てまわり、
この旅行もおわりです。

これまた,ピカピカの上海空港から
成田行の飛行機に乗り込みました

上海の片道3車線以上の広い道路は、どこも、夜でも、例外なく大渋滞。
その横に,バイクや自転車専用の専用道路。
そこも、ものすごい数のバイク、自転車が、流れて行きます。

現地のガイドさんが,自慢げにいいました。

「上海は何処へ行くにも渋滞を計算しないといけません
何しろ,これだけ沢山の車が走っているのですから
これはいかに上海が豊かであるかの、証明です」

ロンドンの北のはずれに住んでいる私にとっては、
超高層のマンションや,渋滞の続く、曇った雲の下での暮らしは
厳しいなあ.....

豊かさねえ

帰りの飛行機の窓から見えてきたもの



これを見たとたん,自分の場所に帰って来たと
ほっとした自分がいました。

旅行も、行ってうれし、帰ってうれし

ですね。

最後に、噂には充分聞いていた,中国トイレ事情。

紙はなく、紙は流してはいけなくて,トイレ脇のくずかごへ。
ドアはほとんどの場合、存在しましたが,
鍵は見事にかからず、アクロバティックな格好で、
用を足すはめになった事も数多し。

そして、こちらも噂では聞いていた,子どもの
「尻割れパンツ」
2回ほど,実際に着用しているのを見ました。

一回は,西安で,もう一回は大都会、上海で、でありました。

おわり


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14 Comments

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うぅ~~ん (いなひこ)
2009-09-14 10:02:11
中国の素晴らしさを残して欲しいと思うけれど、そこで、生活している人は、やっぱり近代的に便利な生活をしたいですよね。
「豫園」の外での大ギャップに、さすがーー中国って唸ってしまった。

 
お嬢さん お誕生日おめでとうございます。
とっても思い出深い20歳のお誕生日ですね。
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Unknown (tenchan)
2009-09-14 15:13:20
上海通の友人が
「行くたびに街が変わっている。」
と、言っていました。

どこもかしこも人・人・人の中国から
世界中に民族が移動していったのですね。
やっぱ、中国人って逞しい~
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Unknown (ちょろひこ)
2009-09-14 17:39:45
この混沌とした感じ全体が中国なんですよねえ。。電話線をぶっちぎる大胆?な大雑把なところも大陸的。
美しい近代都市の後ろに雑然とした瓦礫があって、まるで張りぼての舞台セットのようですね。
トイレでアクロバット、雑技団もびっくりのポーズだったでしょう(笑)
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Unknown (りんぼうず)
2009-09-15 19:33:11
その、速い乗り物!流れる景色を見てると、目が回るわ~、私(笑)
中国って広いから、何度も行かないと見切れないのかもね~♪
上海便はこちらからもあるようで、行ってみたいな~と!狙いはもちろん飲茶です(笑)紹興酒もおいしそう♪って、歴史も堪能しなくっちゃだよね~(笑)
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Unknown (RATTA)
2009-09-15 21:58:24
御無沙汰です~。
かな~り前から中国旅行記まで楽しく一期に拝読。
兵馬俑、やっぱりスゴイねぇ。ワタシもいつか観たいです。
この10月に仕事で4日ほど上海に行くのですが、せめて「豫園」には寄りたいと思います。
しかし、スゴイ渋滞なのね…。移動は極力地下鉄と徒歩にしなくちゃ。
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すごいですねぇ・・・ (そらもも)
2009-09-15 23:18:08
発展途上中の勢い、混沌、喧騒…
読んでるだけで目が回りそうでした(笑)
私もきっと(いや絶対)住めないなぁ^^;

子どもの尻割れズボン、私も見ましたよ!用を足している現場を!
しかもそこ、新しいスーパー(イトーヨーカドーだったかな?)の入り口はいってすぐのところ、御影石ピカピカの床の上でした。目が点になりましたが、誰も気に留める様子も無く、それがまたビックリで。
せめて外に出て、街路樹の根元とか、土の上でやってほしかった…
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いなひこさま (ばく)
2009-09-17 05:38:29
ありがとうございます。むすめにとってもいいお誕生日だったと思います。

古くてきれいなもの、どんどん壊して新しいものへ。30年前の日本もそうだったのでしょうね。それを通り過ぎてきた日本に住んでいたから、その辺の感覚が歯がゆく感じるのかもしれません。身勝手ですよねえ、これ。

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tenchanさま (ばく)
2009-09-17 05:42:02
本当にこのたくましさは、歴史を見れば納得できるのですが、目の当たりにすると、さすがに怯みます(笑)

上海、万博が終わって、行ったらまた、様変わりしているのでしょう。前後で比べたらおもしろいでしょうね。いつかマンハッタンみたいになるのかなあ~♪
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ちょろひこさま (ばく)
2009-09-17 05:46:50
表舞台と舞台裏、本当にそんな感じでした。町全体が、セットみたい、うんうん。

で、この後、第二のマンハッタンみたいになるのでしょうか・・・。それはそれで、たのしみでしょうねえ。

トイレで雑技団、わはは!でもあたってます!! 少々からだが硬いのが玉に傷でした。
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りんぼうずさま (ばく)
2009-09-17 05:54:02
私も、あそこまで早いと、つらいものがありました、挙句リニアモーターカーに乗ったとき、私の座席は後ろ向きだったのです(笑)

書き忘れましたが、上海の、小ロンポウ、おいしかったですよ!!レンゲに乗せて、つるっと~。

紹興酒は、下戸の私は、のめませんでしたけど。
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