London徒然草

「ばく」のロンドン日記

One decade

2008-12-17 | 飼い主ネタ


あと1週間。

12月23日、我が家が、荷物をまとめて
日本から,ロンドンに引っ越して来てから丸10年になります。



2歳半で、おむつも外れていなかったNo3も、12歳だから
計算に間違いないのですが。
あっという間と言えば、そうとも思われ。

スーパーでキュウリを買うような勢いで、2週間の家探しの短期帰国だけで家を買い、
子供には各自段ボール一つだけの荷物だけで,あとはあきらめてもらい、
家具も電気製品もいっさい持たず、引っ越してきたのでした。

早朝、到着した、ヒースロー空港から,チェックインして持って来た
当面の最小限の荷物と、家族5人。

名物のブラックキャブ2台に分乗して、家に向かうその景色と自分の心境。
2歳半のNo3をなぜか、タクシーの中でしっかり抱きかかえて
「しっかりしなきゃ」と見つめた町のオレンジ色の街頭のあかり。

今でもはっきり思い出せます。

家に入ると、がらーんとした家に、天井までのクリスマスツリーだけが
見事に飾り付けられて、どーん。

ダイニングテーブルも、ソファーも、ベッドも、マグカップも、タオルも
ゴミ箱も、何一つない家に、一足先にロンドンに一度やって来て、
家に入ったオットが,りっぱなりっぱなツリーを飾って
それから私たちを日本まで迎えに,とんぼ返りで来てくれたのでした。

それから10年。

ここでの生活、自分の家族、
でも、どうしても心根は日本人の私。

これからも、ここで異邦人として暮らしていくのだろうなあ。

10年経って、やっと、私ってここでお墓にはいるのだろうなあ、と
想像できるようになりました。

これって、「進歩」って呼ぶのでしょうかね?





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34 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはよう (虫主婦)
2008-12-17 09:24:41
クラウディーさま、お行儀よく座っていてお上品。
猫っていいなぁ(犬もいいけど)飼いたいなぁ
両方と同居しているばくさん、うらやましいです

10年。
ないないづくしで最初から全力疾走だったのですね。
オットさん、一生懸命クリスマスツリー飾ってくれたのね。
ばくさんは相当「進化」してますよ。

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なんだか・・・ (いなひこ)
2008-12-17 10:25:52
10年ですか、長いようで短いようで、思いは重い(いい意味でね)ですね。
よく頑張ってきたなーって思いませんか?頑張ったような、そんな気負いもなく、ただ我武者羅に突っ走ってきたのが近いでしょうか??
オットさんがいて、子供達がいて、ばくさんがいて、ピップくんやクラウディーちゃんがいて、やってこれたのかもしれないね。

ダンボール1個の荷物って所でね、あぁ~今では、ばくさん日本から、洗面台まで大きなバッグに入れて持って行けちゃうんだもんね、すご~~い進歩だよって思いました。 

こうして10年を振り返られるって、幸せな事なんだなーって思いました。 いろいろあって、思い出が増えていく。 なんだか しみじみしました。
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10年 (長靴下)
2008-12-17 10:56:24
玄関を入った家族を迎えたツリー。
ご主人の心遣いがジーンときました。

ばくさんがお嬢様を抱きしめて「しっかりしなきゃ」と自分を励ました様子が手に取るように想像できて、ここでもジーン。

これまでの10年、一口に言い表せない一杯の苦労と幸せが詰まっていますね。
でも、日本の良さは海外に居るから見える部分も多いのでは?
と考えると、英国生活をしながら日本も堪能できるばくさんは幸せ者ですよ~

御家族の成長と共に、かかわる世界も変わり、話題も一層豊富になって、またまた読み応えのあるブログになること間違いなし、ですよね。

楽しみにしています♪
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Unknown (クー)
2008-12-17 13:46:03
10年ですか。。。ひと昔というけど、過ぎてしまえば「あっという間」ですよね!
何もない新居にツリーを飾り付けてから家族を迎えに行くなんて、素晴らしく優しい夫さんですねぇ。
ぱくさんのダンナ様のような方で、「これから英語を教えてあげるよ」なんて心広い方がいたら紹介してください!
カッズとさよならして、ロンドンに行きます(笑)
ぱくさんも同じジャック飼いの日本人がいたら、今より楽しいでしょ
(かなり強引で、返ってご迷惑?
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Unknown (そらもも)
2008-12-17 14:31:13
ここでお墓に入る。4年目ながら土地に馴染めないでいる私には到底考えられないなぁ…と気付きました。日本-ロンドンほどは違わない場所なのに、ばくさんほどの大冒険(?!)から出発したわけでもないのに、自分のヘナチョコ度合が情けなくなります。

ばくさんの、心根は日本人と断言しながら、異国の地にしっかり根をおろして日々を楽しみつつ3人の子ども+2匹を育んでいらっしゃる生活をブログで拝見するのは、私の楽しみであり、こうありたいと思う憧れであり、目標のようなものであり(勝手にスミマセン)…ああ、とにかく、ばくさん有難う!な気持ちです(笑)

メール、gooで大丈夫ですよ~^^
旅行までには完全復活!となりますよう、祈っております。
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同じく (tenchan)
2008-12-17 16:16:24
我が家の渡英も12月。
ばくさんところよりちょっとはやく10日でした。

ヒースローからブラックキャブに乗ったのも同じです。
傍らにはベビーカーシートに載せた生後4ヶ月のちび姫がいました。

お日様はすぐに沈み、
あっという間に暗くなるのに驚き、
気分が滅入りました。
せめて家の中は明るくしようと、
こんなの買って、ちょっと贅沢かしらと思いつつ、
日本で買えないようなドデカいツリーを買って
少し心が和んだ想い出があります。

着いた当日、初めて買い物に行ったスーパーTで
チキンのお尻がずらっと並んでいるのを見て、
これからこの国での生活が始まるのね・・・・

しっかりしなきゃ、決意したのです。

10周年~
皆様健康で過ごせたことが
一番よかったですね。
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じゃ、10年目記念ということにしよう。 (narao)
2008-12-17 16:26:08
順応性は高いと思っていたのに、Uターンして、日本なのに、しかも、生まれ故郷なのに、こちらの生活に心身共になんとなく慣れてくるまで、10年くらい掛かったような気がします。途中でのネットの普及というのも貢献度は高かったような気もしますが、ここにずぅーと住み続ける。というのを受け入れる?のには、どこでもやっぱり10年くらいの時間が必要なのかもしれませんね。

ところで、例の本、送りましたので、ご了承下さい。
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じーん・・・ (masako)
2008-12-17 17:30:43
食器でも、テーブルでもなく、まずツリーを準備されたオットさん、粋ですね~。
私も、こんなに人口の大半が「よそ者」のこの街に住んでいても、ものすごくよそ者だと感じるし、日本にたまに帰ったら帰ったで、何だか自分の居場所がなくなってしまったように感じるし・・・。自分のホームはどこなんだろう?と考え込むことがよくあります。
バク家の皆さんの存在は、そんな私の心の支えです。ありがとうございます。
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Unknown (ちょろひこ)
2008-12-17 17:42:06
うんうん、10年って早いようで長いようで。。まさにdecadeって思いますよね。歴史や思い出がたくさん。10年一昔、、って言うけど、笑って昔話にできるまでには色んな苦労があるんですよね。
ドーンとクリスマスツリーを飾るという旦那様の愛情がさすが!素晴らしいと思いました。なんか映画みたいですよねー!
私事ですが、去年「10年なんかあっと過ぎる」と思い、10年の定期に入金。。まだ1年(苦笑)なんかそう思うと長いわ。。
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ますます!! (ままみあ)
2008-12-18 08:17:18
ばくさんが体調をくずしたのがわかります。渡英10年、、、いろんな意味での疲れがどっとでたのでは?ですね。クリスマス、年末年始でビッグイベントなんかがあったりして?素敵な旦那様からサプライズもありそうですねえ!!

それにしても2歳のお嬢さんが12歳になる、、、とても当たり前のことなのでしょうが、重みを感じますよね。

子どもたちと違って、母親として途中から外国に交わるというのはとても大変なのだと思います。しかし、その10年という塊の年を迎え、お墓のことまで考えられるばくさん、、、、大変だったかと思われますが大成功だったのでは?

このさきはもっと楽しめるように体だけは大切に!!!ですよね。

わたしはこれからの10年とか考えると頭痛いです。どうなってしまうんだろうかああ

今回のばくさんのブログ、何度も読み返してしまっているのですが、、、旦那様のポイント、相当高いです。

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