London徒然草

「ばく」のロンドン日記

鯉と犬と猫と

2009-05-31 | ロンドン暮らし


またしても,学校は学期半ばの,お休み。

見に行きたかった、こんな所へお出かけです。



Royal Academy Of Art
で開かれていた、歌川国芳展です。

繊細な色使い,大胆な構図、劇画チックな遊び
新鮮ですね。

鯉や、たこ、たくさんの猫、など動物も沢山登場。
彼は絶対に猫が好きですねえ~(笑)

しかし、驚くほど盛況でした。

版画のため、盤面が小さいので、沢山の人が、詳細に見るには
かなり我慢強く、順番待ちです。

実物も、販売されていましたが、驚くようなお値段。

我が家にも国芳の忠臣蔵の藩士の版画が3枚ほど
壁にかかっているのですが、ちょっとびっくりしました。

こんな高いんだ??

大事にしよう(笑)


今日も、猫じゃらしと遊ぶ,この方と、





またまた,人間様用のブランケットに,大穴をあけ、
怒られて,ちょっとだけ反省中の、この方。

こりないねえ~。



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6 Comments

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Unknown (mlshappy)
2009-05-31 10:38:44
ピップ君、やっちゃいましたかぁ。うちもやってますよ~。随分、前に比べると減ったものの、未だに何かに穴が開いてたり齧った形跡があったり。。。学習してくれ~、って感じですが。(苦笑)
バラ、素敵ですね。紫のがとっても私好みです♡我家の庭はお花よりも食べるもの(トマトやらキュリやらハーブ類)が多いんですけど、やっぱりお花は心が和んで良いですね~。
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mlshappyさま (ばく)
2009-06-02 05:52:28
ピップ君,ほとんどいたずらはしないのですが,ブランケットだけはだめですねえ~。
フェチであります。そして、ストレスを感じるとまるで子どもが爪を噛むように、やおらブランケットを噛み噛み。穴をあけてしまうのですよ。

こちらもわかっているので,IKEAで、凄い安物しか買わないようにするのですが、懲りないですわ~。やれやれ。

バラ,この紫のはな、「ラプソディーインブルー」という名前なんです。名前もすてきでしょ!
今年は私もハーブガーデン,つくろうと思って、庭に準備中であります!出来たら見てね。
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愛しの国芳 (くま)
2009-06-07 06:02:32
こんにちは!
北斎大好き熊公です
思わず反応してしまいました。

国芳はめっぽう猫好きで有名です。
いつもたいてい(絵を描く時も!)懐に2~3匹猫を入れていたとか。

高校の時に国芳の祟徳院眷族をして為朝を救ふ図(?)を見て、そのドラマチックさに射抜かれました。
ttp://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/015/676/65/N000/000/000/122253839344616209986.gif

国芳は歌川という正統派の大看板の門弟でありながら北斎を慕っていたそうです。
しかし北斎は歌川派で国芳が立場を悪くしないよう「ウチに出入りしちゃいけないよ」と諭したと文献に残っているとか。
美しい役者絵の名門歌川派に籍を置きながらダイナミックな武者絵やユニークな戯画で愛された国芳は、精神的には北斎の弟子でもあったと思われています。

国芳は反骨の人でもあり、威圧的な幕府を絵の中であからさまに皮肉っては咎めを受けることも一度ならず。
そんな国芳のもとで幼い頃学んだ絵師に河鍋暁斎がいますが暁斎も北斎・国芳と並んで海外で高い評価を受けていると聞き及びます。
ただ暁斎の父が国芳のところは上品でないと思ったとかで3年ほどで辞めさせられたらしいですが・・・
しかし暁斎は国芳を慕い続け、後年国芳門下時代の楽しげな様子を絵に残しているのです。
ttp://www.ejrcf.or.jp/archive/db_tsg/exhibition/2004_kokuhou.html

そんな予備知識が無くても北斎・国芳・暁斎の絵を、特にお化けの絵や擬人戯画あれこれ見れば
その筆致の確かさ、迫力、遊び心と気骨、時々構図の共通ぶりに系譜を感じてしまいます

日本では今、歴女とか武将萌え(笑)が知られていますが
うっかりすると私は浮世絵師萌え・・・
芳さん(←国芳)かっこいいです!

暴走しました、ごめんなさい

河鍋暁斎美術館  ttp://www2.ocn.ne.jp/~kkkb/ENG/index.htm
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くまさま (ばく)
2009-06-08 06:30:59
いやあ~さすがくまさん、

北斎がおすきなのですねえ。国芳の、くまさんが初めに出会った為朝はありませんでしたが、似た構図のクジラさんはありました!そしてやはり猫が好きだったのですね(笑)

造詣の深さに、感服いたしました。1月にもV&A Museumにも、版画を見に行ったのですよ。こちらは広重と北斎で、でもこれほど大きい特別展ではなかったのでした。まだ反常設になっているらしいので、またみに行ってこようかなあ?と思っています。
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訂正とくじら (くま)
2009-06-08 16:58:50
クジラの絵があったとのことで宮本武蔵が乗っかっているやつでしょうか?
先ほど国芳の本を引っ張り出して見たところ、クジラの絵が何種類もあるのですが
そのうちのひとつは港で鯨を解体する場面! これは欧米では展示できなそうですね

あと為朝の絵を確認したところ正しい題は
"讃岐院眷属をして為朝をすくふ図 "でした。
でも祟徳院(祟徳天皇)が讃岐に流されて讃岐院と呼ばれるようになったので同じ人をさしてはいます

暁斎が描いた国芳門下時代の様子が6/39のページにあります。
ttp://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/bunko06/bunko06_01297/bunko06_01297_0003/bunko06_01297_0003.pdf
たしかに猫がゴロゴロ!
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くまさま (ばく)
2009-06-12 06:00:49
そうです、ちっこい宮本武蔵が、上で踊っている?ヤツです(笑)わお~って。

>暁斎が描いた国芳門下時代の様子が6/39のページにあります。

みました~、猫抱っこして.いいオヤジ感がただよっていましたねえ。おもしろいなあ。人生知らない事が多い物です。

しかし、くまさん、モリス、国芳、電王と、好きな物を突き詰める方なのだと、再確認。
すばらしいです~!

やはりあの、小熊の絵はこの辺の遺伝子からきていたのだなあ。


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