London徒然草

「ばく」のロンドン日記

攻防戦

2010-03-22 | 子供達


ベッカムのアキレス腱がきれて、ワールドカップ出場が絶望的になり、
NISSANが、電気自動車の工場をイギリスにつくる、と約束して話題となり
犬を武器として使って殺人を犯した犯人の犬のDNA鑑定が行われ、
罪が明らかとなり、悪質な飼い主達の責任をはっきりさせるため、
DOG TAXの導入が検討されている、
最近のイギリスです。

この冬の平均気温が、発表され、
30年以来の寒さだった事が証明されました

平均気温は、1.6度だったそうで。

寒かったわけだ。



いつもは2月の半ばには咲き始める水仙も、やっと、やっと
一ヶ月遅れで咲き始めました。

柳の新芽も芽吹き、ほんの少しですが、
春がすすみました。

今日、21日から、イギリスのカレンダーも、正式に春。

先週は、やっと、最高気温が10度を越したので、
ずっと放置していた、庭の掃除にとりかかりました。

久しぶりに芝刈り機を引っ張りだし、落ち葉で詰まった
樋などを掃除したり、庭木を剪定したり。

やる事に際限がありません。



さて、今週、17歳の誕生日を迎えるNo2事、息子。

こちらでは17歳から車の免許が取得できます。
同級生で、誕生日が早い子は既に免許を取得して、
自分で車を運転して学校に通学しています。

で、免許を廻って、私と息子との大攻防戦が勃発中。

もちろん、親が資金も全部負担して、子供に免許を取らせて
あわよくば、安い中古車を買い与えるのが当たり前、という息子の意見と、
そんな事は、天地がひっくり返ってもあり得ない、と言う私。

で、友人のご両親は『みんな』,ボクに賛成だと言うめちゃくちゃな理論を
振りかざし、(確かにそういう親もいるのですが)いいたい放題です。

まあ、彼が、いくら、ほざいても、大学生になるまでは待たせる、
免許所得資金は自分で半分稼ぐ、半額は援助。
車は、もちろん買って与えるなどしない。

という部分で妥協する気はありませんが、うるさくてかないません。

この必死のエネルギーを、お勉強に向けてくれたら
どんなにいいでしょうと思うのですが。



そういえば,この国、『教習所』と言う物が存在しません。

郵便局に行って、仮免許を申請したら、
21歳以上の免許取得後3年以上の人間が同乗していれば、
いきなり公道で運転の練習をしていいのです(驚)

もちろん、ほとんどの人は専門の教官が隣に乗って、
一から指導してくれる、システムを使いますけれど。

週末の朝、車で出かけると、あちこちで、教習車を示す
赤い『L』のマークをつけた車が、のろのろ、ふらふらと、走っており、
後ろに、長~い車の列が、できているものです。

まあ、さんざ教習を受けたにもかかわらず、
未だに、免許を取れないNo1。
もう20歳をこすのに、これも困り者。
センスが無いのか? 運動神経がきわめて悪いのか?

免許取得資金を、長女の特権で、日本の祖父母から
援助されたにもかかわらず.....やれやれ。

もし、17歳で免許を取得したとしても、この年の男の子の,
年間保険料は、多分2000ポンド(約28万)くらいするでしょう。

息子との攻防戦、
耳ふさぎ、防衛作戦で,乗りきるつもりの春であります。