London徒然草

「ばく」のロンドン日記

浦島のひとりごと

2006-08-09 | 飼い主ネタ
年に一度の里帰り、日本を離れて8年以上経ってしまった私。

住んでいるときは何も感じなかったことが、色々と目に付きます。

勿論自分の国なので、あらゆる面で居心地のよさは格別。
食べ物の美味しい事と言ったら、もう、そこだけを考えるとマジに帰りたくないと思うなあ。

公共交通機関に関しても、この正確さと、清潔さはすばらしいなあと。
ロンドンに比べると格安だし。

サービス機関のすばらしさも、奇跡のようです。
2年前に購入した、電子辞書。大事に使っていたのに不具合がおきてしまいロンドンからメールで問い合わせた所、丁寧にお返事をいただきました。修理の手順、送り先などです。ロンドンから送るのは心配だったので、半年もたってしまいましたが、こちらに来てから送りました。すると3営業日で、直しておくりかえしてくださいました。保障期間は過ぎてしまっていたのに、修理代も、送り返す送料も請求されませんでした。

こんな事は、私にとって望む事も出来ない奇跡です。第一、宅急便が存在しない国におりますし。腕時計の電池交換も、2週間と言われてしまう国ですので。(これも近所のスーパーで、5分もかからずにその場で完了、感激でした。)

ところが、車に乗ると、違う意味で驚いてしまいます。

まず、道のせまさ。
どうやったらこの道ですれ違うの?という道ばかり。道幅が、せま過ぎると。
勿論、土地が個人所有のこの国、致し方ないとは思うのですが、いかにせん、せますぎ。挙句、バイクや自転車、歩行者やベビーカーを押したお母さんが、歩道がないので、しかたなく車道を歩いています。車を運転していて、正面から自転車が傘をさして走ってくる恐怖は、久しく味わった事のないものでした。

せめて、歩行者が安心して歩ける歩道が、確保できないのかなあ?
そして出っ張る電信柱。傘をさして歩く事ができません。

この前見た光景は、おもしろかったですよ。
ミュールを履いた綺麗なお姉さんが、歩道を歩いていました。その後ろに出来た自転車4台の列。狭い歩道で「お姉さん渋滞」が起きていました。

そして、車はなぜか皆さん、一秒も無駄にしたくないらしく、皆、我先に突っ込んで行きます。譲り合ったりあまりしないんだなあ、、と。

殆どの道路の制限速度は40キロとか、高速でも、60キロ、80キロどまり。でも殆どの車が制限速度プラス20キロ以上の速度で走っています。

実態に合わない制限速度はなぜ是正されないのでしょうねえ?

ま、でも、浦島は、黙っていた方がいいですねえ。
よそものの目で自分の国を見るというのも、不思議ですね。