DAY1:ハンマー月13日
ファイターのノンゴブ、モンクのロサ・フェティダ、ウィザードのキング・ブラッドレイ、そして俺、バードのキルシャ・ダニーロフの四人は所謂冒険者と言うやつだ。それも人に自慢できるような実績があるでもない、二束三文の駆け出しだ。巷では死の呪いとやらが噂になっている。かつて死から甦ったことのある奴らが、逃れたはずの死の咢に再び捕らえられ、今度こそ本当に死んでしまうという。偉い司祭も学のある魔術師も、誰にも原因は分からない。まあ俺らには関係ない、冒険という名のゴミ掃除に励む毎日だったが、それが今日終わりを迎えた。
別に仲間が死んだとか、俺が膝に傷を負ったとかでは無い。元冒険者で今は商人をしているシンドラ・シルヴェイン招かれたことが発端だ。そのご立派な屋敷には銀の仮面をつけた人物が待っていた。彼は死の呪いに囚われているのだが、この呪いはソウルモンガーと呼ばれるアーティファクトが発生源であり、それはチャルトと呼ばれる南の地にあるそうだ。チャルトには火の山があり大密林があり、失われた諸王国の廃墟があまたあると言われている。
俺らのような下っ端の冒険者にも声をかけるほど切羽詰まっているのだろう。支度金を払い、チャルトまでテレポートで連れて行ってくれるという気前の良い申し出を断る理由はない。チャルトで一山当てて、あわよくばソウルモンガーとやらを見つければ、勝ち組冒険者として一丁上がりだ。
ファイターのノンゴブ、モンクのロサ・フェティダ、ウィザードのキング・ブラッドレイ、そして俺、バードのキルシャ・ダニーロフの四人は所謂冒険者と言うやつだ。それも人に自慢できるような実績があるでもない、二束三文の駆け出しだ。巷では死の呪いとやらが噂になっている。かつて死から甦ったことのある奴らが、逃れたはずの死の咢に再び捕らえられ、今度こそ本当に死んでしまうという。偉い司祭も学のある魔術師も、誰にも原因は分からない。まあ俺らには関係ない、冒険という名のゴミ掃除に励む毎日だったが、それが今日終わりを迎えた。
別に仲間が死んだとか、俺が膝に傷を負ったとかでは無い。元冒険者で今は商人をしているシンドラ・シルヴェイン招かれたことが発端だ。そのご立派な屋敷には銀の仮面をつけた人物が待っていた。彼は死の呪いに囚われているのだが、この呪いはソウルモンガーと呼ばれるアーティファクトが発生源であり、それはチャルトと呼ばれる南の地にあるそうだ。チャルトには火の山があり大密林があり、失われた諸王国の廃墟があまたあると言われている。
俺らのような下っ端の冒険者にも声をかけるほど切羽詰まっているのだろう。支度金を払い、チャルトまでテレポートで連れて行ってくれるという気前の良い申し出を断る理由はない。チャルトで一山当てて、あわよくばソウルモンガーとやらを見つければ、勝ち組冒険者として一丁上がりだ。