蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

2013年03月23日 14時16分20秒 | 日記
先日、長野市民会館市民ワークショップの主催で開催したシンポジウムに
パネラーとしてお越しいただいたK氏から
有難いことに連日舞台芸術に関するメールを頂戴している。

今日は、瀧廉太郎さんの情報をいただいた。

今年は没後110年にあたるとのこと。

瀧廉太郎さんと言えば「荒城の月」が有名で
私はこの曲をMAの日本舞踊の練習の時に
舞踊曲として使わせていただいているし
「花」も好きで、エチュードで使用したりしている。
唱歌、合唱曲、ピアノ曲…
多くの名曲を生みだした明治期の作曲家だ。

恐らく小学校の時に瀧廉太郎さんについて学んだと思うのだが
23歳の若さで亡くなられた…ということは覚えていなかった。

瀧氏は東京生まれだが、少年時代は大分県で過ごされたようだ。
あ、だからか…
K氏は大分県でご活躍されている方でした。

15歳で東京音楽学校(現:東京藝術大学)に入学し
1898年に本科を卒業して研究科に進み
17歳ぐらいから作曲を始めたようである。
17歳から23歳までの僅か7年間で
130年の時を経た今も残る数々の名曲…

タイトルに掲げた「憾」は「うらみ」と読み
瀧氏が亡くなられる4ヶ月前に作った最後の曲名。

「遺憾」の「憾」だ。

意味は

 物足りなくて心残りを強く感じる
 残念に思う

私は恥ずかしながらこの曲をきちんと認識して聴いたことがなかった。
今日、K氏からメールをいただき、その中に
この曲の名前が記載されていたので早速YouTubeで聴いてみた。

……
心に響いてくる…
切なさと情熱とが混在しているような音色…
心が揺さぶられました。

どこかで聴いたことがあるように思うのは
きっと知らずに耳にしたことがあるのでしょう。

この情報をご提供いただいたK氏に心から感謝です!


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