蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

火事場の馬鹿力?!

2010年02月23日 23時18分49秒 | 日記
昨年11月、あかとんぼ演劇祭のときも
キャスト二人がインフルエンザにかかり
急遽キャスト・スタッフ変更をして
無事舞台を終えたっけ(゜ー゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)ウンウン

自分で言うのもどうかと思うが
あの時のSさんと私の集中力は凄かった

今日の稽古中、そのときの会話を思い出していた。

  私   : いつもこれだけ集中していれば、もっと凄い芝居ができるよねぇ。
  ケンタロウ君 : 今回は火事場の馬鹿力ですよ。こんなことがいつも出来るわけがない。

  〝火事場の馬鹿力〟かぁ…
  確かにねぇ。。
  追い詰められなきゃ、出ない力かもねぇ・・・

今回もそれと同じような状況だ

一昨日、代役に抜擢されたA君が

  夢で殺されちゃった・・・
  いつもは逃げ切れるのに・・・

と、ぼそっと呟いた。
  
恐らく相当なプレッシャーがかかっていたのだろう。

試演会観劇希望の申し込みが相次ぎ
皆さんの期待の大きさを感じていることもあっただろうし
主役の代役で、しかも殆ど出ずっぱり、かなりの台詞量

プレッシャーがかかって当然といえば当然の話σ(^◇^;)。。。

私は心の中で

  大丈夫・・・
  彼ならきっとやりきってくれる・・・

と、祈るような気持ちで稽古に臨んでいたが
今日の稽古で、彼は私たちの期待に見事に応えてくれた

私を含め団員全員が、彼の記憶力の良さに脱帽(゜ー゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)ウンウン

  けど、これも火事場の馬鹿力の部類かな?

「人間とは不思議な力があるもんだなぁ…」
実はこれ、「カン太の涙」の中にも出てくる台詞♪

人間は、日常全力を出したつもりでも
70~80%の力しか出せていないとか。
・・・もっと少ないかもしれないな・・・
けど、不用意に100%の力が使えるようになると
体に無理がかかって怪我をする可能性もあるそうで(-д-;)

ストッパーが外れて出る力が
火事場の馬鹿力ってことかな。

だとすると、あまり使い過ぎると寿命も縮まる??

私は、最低年2~3回、これに近いエネルギーを使っている。
う~ん・・・
もっと回数は多いかもしれないなぁ・・・

寿命が縮まり過ぎる前に
そこまでエネルギーを使わずに
舞台本番を迎えられるようにしなきゃなぁ・・・

などと、A君の姿を見ながら思ったんだけど
これをNの日記に記載したところ、T氏から

  人間は追い詰められると、違うステージの人間に進歩するので、長生きになるんです。
  そうやって、人類は猿から進歩して、猿の倍以上の寿命を手にいれたんですから。
  青木さんは、間違いなく、100歳以上生きます。

というコメントを頂いた。

  そっかぁ…
  私は100歳以上、生きるのかぁ…

長生きできると言われて、本来嬉しいはずなのだが
この過酷な日々が何十年も続くと思うと微妙だなぁ。

あ!
あと10年もすれば、もっと悠々自適な生活になるかもしれないもんね

未来はわからないから面白い!

と、いうことにしておこう