蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

西暦

2010年02月05日 23時52分53秒 | 日記
今更だけど…

西暦が使われだしたのはいつか?

キリストの誕生年が西暦元年…だと思っていた。
で、常々疑問に思いつつ放置し続け…
調べれば良いだけなんだけど

  世界の決まりごとだし…ま、いいか…

という感じで、見過ごして来た。

なぜ疑問に思っていたかというと

  なぜキリスト誕生年が世界基準暦の元年になったか

世界には、さまざまな宗教があり
キリスト教徒でない国家・人々から
当然抵抗があったはずだ。

今は当然のように受け入れ
昭和の時代までは、西暦より
皇紀による記述をする機会が多かったように思うが
近頃は西暦を使う頻度が増したように思う。

日本の歴史を調べていたこともあり
神武天皇の即位年を再度調べたところ
日本の場合「紀元」というと皇紀通算
(神武天皇即位紀元からの通算)のことだった。
神武天皇即位紀元は、現在の西暦でいうと
紀元前660年である。
これがまた、あやふやらしく
神武天皇の存在自体も明確ではない。
卑弥呼の邪馬台国が3世紀
大和朝廷の成立が4世紀半ば…
新たな遺跡発掘があると
このあたりの歴史はどんどん変化しちゃって
私が中学・高校で教わった古代日本史は
ほとんど役に立たなくなっている。

文献がきちんと残っていない以上
仕方ないと思ってはいるが…

で、西暦について。

  元来、「西暦」は西洋の暦法であるグレゴリオ暦
  (あるいはユリウス暦)を指しており
  「西紀」が西洋の紀年法であるキリスト紀元というように
  分けて指していたが、後に混同され
  現在では「西洋の暦法」「西洋紀元」が一緒に「西暦」と呼ばれている。
  今年は2010年。
  現在、キリスト教国家を中心に
  世界で最も広く使われている紀年法である。
                      (wikipediaより)

西暦は6世紀のローマの神学者ディオニュシウス・エクシグウスによって算出されたそうで
それ以前は概念上の存在で、実際に使用されていたわけではない。
その後もなかなか受け入れられず
10世紀頃にようやく一部の国で使われ始め
西欧で一般化したのは15世紀以降のことであるとか。

西暦が国際社会でもっとも用いられる年号となったのは
キリスト教圏であるヨーロッパ各国の世界進出や
植民地拡大により非キリスト教国でも西暦が普及したからだそうだ。

日本も戦前は、皇紀元号のみが使われていたが
戦後、西暦を扱うようになった。

米国の支配下になったからか…

強者が決めた基準暦だった?

因みにキリスト誕生年という認識は間違いで
実際のキリスト誕生年は西暦元年より
数年遡った紀元前らしい。

世界が共通の暦を必要としたのは理解できる。

西暦で歴史を紐解いたほうが、わかりやすいしね。
皇紀で表示されても、全部なんか覚えきれない。
中学のとき、この表記で悩んだような気がする。

にしても…
日本の国の始まりがあまりにもあいまいで
調べてもすっきりしない状態でして…

少なくとも紀元前、ずっと大昔
縄文人が日本列島に住んでいた…ということ。

西暦はあくまでも世界基準暦ということで処理しておこう。。