マダム・クニコの映画解体新書

コピーライターが、現代思想とフェミニズムの視点で分析する、ひと味違う映画評。ネタバレ注意!

帰らない日々/良心とは何か

2008-09-10 | 映画分析
10才の息子をひき逃げした犯人を裁くために、事故の調査を依頼した大学教授イーサン。それを受けて立つ弁護士ドワイト。彼こそ、何とひき逃げ犯人その人だった・・・。 goo 映画  ありえないような設定であるがゆえに、この物語は成立するが、人の営みの根底にある「良心」とは何か、を考えさせる佳作である。  小さな町での事件。当然、人間関係も互いに入り組んでいる。  加害者と被害者、この2組の家 . . . 本文を読む