
次の町ゴルカへやって来ました。
山の中にしては大きな町で驚きです。
ネパールは今ダサインという秋祭りの真っ最中で、家族みんなでヤギを連れて王宮(寺院)へ行き、神に捧げるという儀式の日でした。
私達はそれを聞いて王宮へ登ることにしました! ヒマラヤトレッキングから山登りはこれで3回目! 1時間足らずで行けました(^_^)v

そこには大勢の人達がヤギを連れて待っていました。
この写真では人しか見えませんが、足元には黒いヤギが無数にいて、この隙間を通り抜けたら、人には押されるわヤギには足を踏まれるわとひどい目にあいました(・・;)

そして私達は何にも分からないまま、寺院の小さい広場が見下ろせる位置で「外国人がこんなところにいてもいいのかなぁ?」と言いながら繋がれた牛の近くに座っていたのですが、そこは儀式の会場の真ん前で全てが見える場所だったんです。
儀式が始まり数頭いる牛の内、まず小さめな牛の首が大きな鉈で切り落とされました!
牛は鳴き声一つ立てる間もなく一瞬の出来事でした。
そんな光景は初めて見ましたが、恐ろしいとか嫌な感情は全くなく、むしろ神聖な感じがしました。

その後順番を待っていたヤギを連れた人達が次々に寺院の建物(異教徒は入れません)の中へと入って行き、そして出て来た時には首のないヤギを持って帰って行きました。
何百匹のヤギがいたのか想像もつきませんがヤギの頭は神に捧げられたようです。
今夜はこの肉を使ってごちそうを作るそうです。ネパリの女性が教えてくれました。
町に下りてからカトマンズに住む家族連れの男性と出会いました。日本語がとても上手な人で私達に声をかけてくれて「こんなところまでどうやって来たの? ゴルカには王宮と博物館以外見るものはないよ」と言われましたが、ダサインの儀式を見たことや、ローカルバスを乗り継いで来たこと、ネパールのいろんな所を旅していることを話すと、びっくりして「僕はとてもそんな旅は出来ないなぁ」と感心されました(笑)
実は私だってそう思いながら7ヶ月が経ちました。(*^^*)