ミサの亜細亜自遊時間

夫婦でパックパッカー!

中国 雲南省の旅

2016-11-28 | 2016 中国


初めての中国。
実はあまり中国には来たくなかったのです。というのも、中国人はうるさいし図々しいし反日だしなど、私の中のイメージではまったくいいところは無いので、何もわざわざそんな所に行かなくても…と思っていたわけです。

それなのにタシデレさんは、「ベトナムから陸路で行けるとしたら、ラオスか中国しかないんだけどどっちにする?」と究極の選択を迫るのです。
悩んだ結果、ラオスはもう行ったし、ビザ要らずの15日間だけなら中国でもまぁいいか、ということで、よし!雲南へ行くぞ!となったわけです。



中国河口のイミグレーションを出たところで云南(うんなん)の文字が見えて中国に来たことを実感しました。



河口駅の出発前の状態です。
ホームに列車が入って乗客が降りるまでは、駅舎からホームに入れてもらえないので、ドアの周りにどっと押し寄せて我先にとなって大変でした。

雲南省の省都は昆明、昆明から200キロほど南へ行った建水が最初の町です。中国の玄関口の河口からは列車で2時間半で建水へ到着です。

建水駅に着いたのは19時でした。駅の周りは何も無く真っ暗で広い大地に駅だけがある感じ…何じゃここは!と叫びたくなるような雰囲気です。

すると列車を降りてから流暢な英語で声をかけてくれた親切な女性が、乗合いタクシーに宿の場所を伝えたりタクシー代を交渉してくれて、難なく宿にチェックインすることが出来ました。優しいじゃん中国人(*^^*)


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ベトナム最後の町 ラオカイ

2016-11-26 | 2016 ベトナム
3ヶ月間旅を続けて来たベトナムはラオカイが最後の町となりました。
食べ続けて来たベトナムの食事もやっと食べ納めです^^;
ホーチミンやハノイのような都会なら何でもあるけど、田舎はどこへ行っても同じ物ばかりで飽きてしまいました。
米麺のフォーとブン、同じ材料同じ料理のおかずとご飯 、ほとんどこれだけ…(>_<)



ラオカイの川の向こうは中国の河口という町で、写真の真ん中の橋の中心に国境があります。



ベトナムの出口と三角形の中国の玄関口



ベトナム最後の夜に食べた焼きフォー。
これはラオカイの路地の奥の店にしかないらしく、久しぶりに美味しくて嬉しくなりました♪
黒っぽい太麺なので見た目はアレだけど…美味しいです。



ラオカイのイミグレーション
ここでパスポートと荷物チェックをしたあと橋を渡って中国へ行きます。
さよならベトナム!


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バックハーの日曜市

2016-11-24 | 2016 ベトナム
サパの寒さに負けた私たちはバックハーの町へとやって来ました。

日曜日になると朝早くから巨大マーケットが開かれ、まるで縁日のようなにぎわいになります。
遠くサパからも外国人は「バックハーの日帰りサンデーマーケットツアー」に出かけて来るほど人気があります。
私たちは土曜日にバックハーに到着。どこでサンデーマーケットが開かれるのか知らないまま、飛び込みで宿を決めました。
バルコニー付きの部屋で外に出てみるとすぐ前に広場があり、舞台もあってそこには何やら農作物が干してあったりします。



夕方になると広場は一変! 歌と踊りの発表会の会場になっていました!
どこから来たのか大勢の人で賑わっています。民族舞踊や楽器演奏や民謡のような唄がくり返し披露されています。
すぐ外でやっているためちょっとうるさいのですが、以前下手なカラオケを延々と聞かされたこともあったので、それよりはマシと思ってバルコニーに出て楽しむことにしました。



翌朝の日曜日、何やら賑やかな声が聞こえます。
サンデーマーケットの会場が目の前に!寝ている場合じゃありません!
こんないい場所の宿とは知らずラッキーでした♪

この広場には花モン族の人たちが、朝早く村から担いで来る野菜や果物のお店と、カフェやお菓子屋などがギッシリと並んでいます。奥の屋根の下は食堂で広場から先にもお土産屋さんや手作りの小物や雑貨屋、もっと先には牛や豚や鳥や犬を売買するところなどが続いてあり大変な人出になっています。



花モン族の女の子、黒いパンツに細かいプリーツの綺麗なスカートをはいています。



芋あん入りゴマドーナツ、美味しくて大好きです!



花モン族の貸衣装屋



犬を売る女性



白いタンクは何だろうと聞いてみると、まさかのお酒を売っていました。
こんなおばちゃんでも、みんなプリーツスカートをはいていて可愛いです(*^^*)
この日曜市はお昼までなので買い物をする人も集中していて大賑わいです。


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シンホーとサパ

2016-11-22 | 2016 ベトナム


ディエンビエンフーの次はシンホーという山の中の町。
標高が1,000メートルくらいになるので寒かったらどうしようと、あまり防寒着を持っていない私たちは心配していましたが、思ったほどでもなくて Tシャツの上から薄手のパーカーで充分でした。
夜はちょっと寒いかな…というくらいですが、布団一枚で快適に眠れました。

シンホーの小さい市場には周りの集落から来た少数民族が、手作りの民芸品や名物の食べ物を持って集まって来ています。
少数民族の人たちの衣装は黒をベースにカラフルな色使いが印象的でした。



シンホー市場の若い母親と子供

次の町サパはシンホーよりもっと標高が高く、1560メートルになるのでまたちょっと寒さが心配です。
サパは昔、フランス人が避暑地として開発していた町なので、綺麗に整備されていて、今でもベトナム人や外国人観光客の人気の町なのです。

バスで着いた日はいいお天気で気温も20度くらいで気持ちよく歩けました。
ところが次の日は朝からしとしと雨が止みません!寒い!布団にくるまっても冷える! 雨の音が非情に聞こえてきます。ましてやシャワーなんて浴びる気になれない!

それでもお腹はすくのでご飯を食べに行くために外出の支度をするのですが、ありったけの長袖のヒートテックとTシャツとパーカーと薄いウインドブレーカーを着て、下はレギンスと長ズボンを履いてこれでなんとか寒さをしのぎました。

でも靴はネパールを出る時に捨ててしまったのでサンダルしかありません。靴下は持っていても雨なのでくつ下にサンダルという訳にもいかず、仕方なくはだしにサンダルで出かけました。寒いというより恥ずかしいですね…(>_<)

そんな日が丸2日続いて、3日目に雨は止んだものの町は真っ白な雲の中。
これでは観光どころか生活もままならないため、あきらめて次の町バックハーへ移動することにしました。靴は3日目に安いのを買いました^^;



そんな訳で写真はまったく撮ってなくて寒さに耐えていた部屋の写真だけです。
寒さに弱い軟弱者です(≧∇≦)


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ディエンビエンフーの戦い

2016-11-18 | 2016 ベトナム


ベトナムは1800年代後半から長い間フランスの植民地でした。

第二次世界大戦で1940年にドイツがフランスを占領したのをきっかけに、今度はドイツの同盟国である日本がベトナムに進駐します。
そんな時代の中、ホーチミンが植民地支配に抵抗する組織、ベトミン(ベトナム独立同盟会)を作り活動を開始しました。

1945年、日本の敗戦によって終結した第二次世界大戦後、日本に帰らずにベトナムに残っていた600人ほどの日本兵も、ベトミンとなってフランス軍と戦っていたそうです。
戦闘機や高性能の兵器を持つフランス軍に対して、古びた武器しか持たないベトミン軍(4万人)は険しい山々を突き進み、フランス軍の軍事基地があるディエンビエンフーを見下ろすところまでたどり着きます。そしてゲリラ攻撃によって1万6千人ものフランス軍と戦い勝利したのです。
こうして1954年 インドシナ戦争は終結しました。超簡単ですが8年も続きました。

このあとベトナムは南北に分断されてしまった為、1965年から10年もの長いベトナム戦争が始まったのです。



街には戦争の名残りが点在してあり、この丘は戦いに勝ったベトミン軍が勝利の記念像を建立した勝利の丘です。



勝利の記念像



勝利の丘から見たディエンビエンフーの町
山の向こうはラオスです。



『A1の丘』フランス軍が最後まで立てこもった丘の一つ。

塹壕(ざんごう)が延々と続いています。塹壕の入り口は十段ほどの階段なんですが、中は真っ暗でアリの巣のようになっています。
タシデレさんはこの塹壕に入って行きましたが、私は狭い所は苦手なので丘の上にいました。ところがなかなか帰って来ないのでおかしいなと思っていると、ずっと離れた塹壕から顔を出して「おーい」と呼んでいます。なんと迷ってしまって出口の階段がわからなくなってしまったというのです。



真っ暗なところは抜け出せたのですが、塹壕の深さはタシさんの肩くらいまであるし、ツルツルの土壁は引っかかりもなく上がれません。
ジグザグに続く塹壕をずっと歩いて低そうな所を見つけてやっと這い上がることができました。やれやれです(>_<)



塹壕は丘の上の周囲から下の車道のあたりまで、見え隠れしながらずっと続いています。真ん中の大きな穴はベトミン軍が落とした爆弾のあとです。


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トゥンジャオのふれあい

2016-11-15 | 2016 ベトナム


集落を散歩していると、さっき寄り合い所で会ったお母さんが上がっておいでと呼んでくれたのでお邪魔することにしました。
山の斜面に建っている高床式の家です。



外出から帰ったばかりなので、よそ行き風の綺麗な服を着ています。
この辺りの女性は頭の上に髪を丸めているのが特徴でターイ族かな?と思って聞いてみたのですが、会話がまったく通じ合わずお互い笑うばかり…^^;
孫のお守りをしているおばあちゃんのようです。



お家の中はワンルームで3ヶ所も布団が敷かれているので家族は多いのかも知れません。
入り口のすぐ横にはソファがあってテレビもあります。
右の奥の暗いところが台所で、家はこれで全部で簡素な造りです。
お茶とリンゴをご馳走になり、カムオン(ありがとう)とお礼を言ってお暇しました。



トゥンジャオの町でアヒルを売る女性達


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田舎町 トゥンジャオ

2016-11-12 | 2016 ベトナム
マイチャウからバスで約6時間、トゥンジャオという、これまた田舎の山と田園風景の町へ来ました。
こんな小さい町になると詳しい道は地図に載っていないので、地図を頼りに歩き回るということもできなくて、適当に歩く町歩きです。



川を渡って町と反対側の山裾の集落の方へ行き、点在する家々と田んぼの間の道を歩いていると、家を建てている建築現場に遭遇しました。
ちょうどお昼時で皆さんテーブルを囲んでランチの真っ最中です。
シンチャオ〜(こんにちわ〜)と挨拶すると、こっちに来いと手招きをしているので近くに行くと、ここに座れと言われました。そして盃くらいの小さいコップを渡してくれて飲め飲めと勧めてくれるのです。
せっかくなので口を付けてみると、見た目は水ですがお酒です!
まさか大工さんがお昼からお酒を呑んでいるなんて思わなくてびっくりしました。
午後の仕事はお休みなのかしら?…と思いましたが食事も勧められたので遠慮なくいただきました。
タシさんも別のテーブルで、呑めないからと必死にお断りしながらご飯だけ頂いていました(*^^*)

ベトナムの風習でお酒やビールはコップに注ぐ度に乾杯をするんです。そのことは前にも同じようにおよばれしたことがあったために知っていたので、皆さんに合わせて少し舐めては乾杯しました。 ちょっとめんどくさいです^^;
ベトナム人は親日の人が多いので嬉しいです。



田んぼ道をどんどん歩いて行きすぎて、川の向こう側へ帰る橋が見つかりません。近くの田んぼにいた人にジェスチャーで向こうの町へ帰りたいと言うと、「この川を歩いて渡って行く方がいい、橋は遠くまで行かないと無いよ」と言っているらしい…!
川を見ると結構な流れはあるもののそれ程深くはなさそうです。やってやれないほどではないので川に入ることにしました。
深さは膝下くらいまであり、転ばないようにそろそろと渡りました。やってみると冷たくて気持ちよくて爽快でした!


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田園風景で癒される宿

2016-11-06 | 2016 ベトナム


マイチャウは山に囲まれていて、昼間は暑くて朝晩は冷え込むという場所なので、朝起きると一面真っ白な霧ということがあります。
ひんやりして気持ちのいい朝は、旅の疲れを癒してくれるし、食事が美味しく食べられます(*^^*)
この写真は滞在している宿です。



「Mai Chau Farmstay」という宿で高床式のバンガロータイプになっています。
部屋の壁やドアやバルコニーは竹で作られていて、なかなか風情があります。



バルコニーから見た霧の朝の景色。朝早くから稲刈りをしています。



田んぼから見たコスモス越しの宿
ちょっと遠いですが一枚目と同じです。


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マイチャウまでの長い道のり

2016-11-01 | 2016 ベトナム
タムコックの旅行代理店でマイチャウ行きのバスを予約し、宿までお迎えに来てもらうことになりました。リュックを背負ってバス停まで歩かなくていいので楽ちんです♪ ただその後が大変で疲労困憊の一日になってしまったのです。

代理店が言う予定は「お迎えは12時半に来ます。バスは乗り換えが2回ありますが17時半ごろにはマイチャウに着きますよ」とのこと。
昼過ぎに出発って…遅いなぁと思ったのですが、まあ夕方に着くのならいいか、ということで一人22万ドン(¥1,100)でチケットを買いました。
でも18時には暗くなるので宿は予約しておいた方がいいかも…と思いネットで予約しておきました。

ところが、17:30はまだホアビンという町にいました。このホアビンで2回目の乗り換えがあり、マイチャウまではあと2時間くらいはかかる場所…。
「もう〜ッ!嘘ばっかりじゃないのッ!」と悪態ついてもしょうがない…
あたりはだんだん暗くなってきました。

そして真っ暗な山道を走り、バスの乗客もみんな降りてしまって私たちだけになったころ、車掌さんが宿の住所を確認して、いい場所で降ろしてくれて、ここから歩いて行くようにと言われました。
そこは山沿いの幹線道路の両側に家があって、田舎の寂しい町という感じの場所で、私たちが行く先は真っ暗で何も見えません。
GPSと地図を頼りにスマホで照らしながら田んぼ道を歩いて行くと、集落の明かりが見えてきました。村の人に宿を聞くと、暗い道を指してまだ先だよ と教えてくれました。
ここにもゲストハウスはあるので、もうここでいいのに…と思いながら、予約したことを後悔し、ブツブツと代理店の悪口を言いながらまた頑張りました。

そして歩くこと30分あまり、二つ目の集落に宿がありました。重いリュックと空腹に耐えて歩き、着いた時は嬉しくてたまりませんでした。
すでに8時半だけど女将さんに夕食が欲しいとお願いしたら、わざわざ作ってくれました。
こんなに美味しい食事は初めてかも…(*^^*)



トマトと玉子のスープ、インゲン炒め、酢豚、厚揚げ煮、ポテトフライ。こんな夕食で幸せ〜でした^^



マイチャウはのんびり田園風景を楽しむ場所で、静かでいいところという情報を見て来たのですが、毎晩村の広場に若者が集まって、大音量の音楽を鳴らして酒盛りをしているのです。終わるのは23時頃なので まぁいいのですが、本当にうるさいです!
他にこれといって娯楽が無いのなら仕方ないか、と勝手に考えてガマンしています (≧∀≦)


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