3日前に船が到着してオーストラリア人の男性がやって来ました。
オーストラリア北部から来たというので、まさにクロコダイルダンディ！ 日焼けした肌は引き締まっていて、とってもかっこいいおじさんです。
クアラトレンガヌのこの宿の前の桟橋に着いて、船を下りて私達に会ってから話が止まりません。「ずっと喋ってなかったから話をするのは久しぶりだよ」と嬉しそうにいろんなことを話して聞かせてくれました(*^^*)
40年くらいこの船と共に生きてきたそうで「子供もこの船で大きくなったよ」と言ってました！(◎_◎;) もちろん家はオーストラリアにあるそうです。
嵐にもめげず長い航海をして頑張ってきたという通り風格のある大きな船です。
マレーシアの代表的なスーパーマーケット"MYDIN"は今までいたペナンにもコタバルにもありました。でも生鮮食品の肉や魚や野菜は置いてなかったのですが、トレンガヌのMYDINにはなんでもあるので、キッチン付きの宿にいる私達にはとっても嬉しいスーパーです。
卵、生うどん、豆腐、醤油、ソーセージ、チキン、野菜など買いました。
ゲストハウスは中州にあるので街のMYDINへ行くにはバスで行くしかありません。
これまでに3回買い物に出かけましたがバスにはまだ一度も乗らなくてすんでいるんです。
というのも最初はオーナーのAwiさんの車に乗せてもらって行き、2回目はバス停にいる時に通りかかった車が「乗って行きなよ！」という感じで声を掛けてくれて、わざわざMYDINまで連れて行ってくれたのです。マレーシア人はとっても優しいです♪
そして3回目は同じ宿にヨットで停泊中のゲスト夫婦の奥さんのリセルが「これから街へ行くから一緒に行く？」と誘ってくれて、エンジン付きのゴムボートで対岸の街まで送ってくれました。いろんな人のお陰で日常が楽しくなります(*^^*)
MYDINから帰る時は無料バスが市内を循環しているので、中州経由のC-03のバスに乗ります。バス停の時刻表には午後は1時、2時30分、5時の3本だけしか無く、しかも時刻表よりも10~20分も早く来るんです！ 乗り遅れて生ものに影響が出ては困るので、いつも30分くらい前にはバス停に向かわなければならず、買い物をしながらも冷蔵品は最後にカゴに入れるなど時計とにらめっこです^^;
アジアならどこの街に行ってもある！と言っても過言ではない中華街がクアラトレンガヌにもありました。
中華料理はやっぱり大好き(^^) 食べる楽しみなくしてアジアを旅する意味なし！
旅仲間のユリちゃんは食べることが大好きで知識も豊富です。彼女の旅の目的は「自分が食べられない物を見つける」ということらしい、なるほど面白い！
そのユリちゃんがアジアで一番好きな美味しい国はマレーシアだと言ってました。同感です♪
料理はさておき、中華街で見つけたアートをご紹介します。
路地にあった傘のアート？ 壁には絵が描かれていたり、人物のレリーフがずらっと並んでいてとりとめのない感じのアートです(*^^*)
恋人の路地とでもいうのでしょうか？ 壁一面にカラフルなハート。その下にはこれまたカラフルな鍵がたくさん掛かっています。そして頭上にもハート型がいっぱいで夜になると点灯するように豆電球が絡めてあります。。中国人はやっぱり派手なことが好きなんですね^^;
コタバルから南へバスで3時間、クアラトレンガヌへやって来ました。 初めて聞く地名だったのですが、川沿いのワイルドな宿という、今までにない宿情報に惹かれて来てみました。
Awi's Yellow Houseといい、川沿いというより川の上に張り出した宿で、まるでトムソーヤに出てくる小屋のような造りの部屋が7部屋くらいあり、そこを通って先に進むと宿で一番大きな部屋にたどり着きます。少々高かったけど気に入ったのでこの部屋に決めました。
部屋の前の桟橋にはスエーデン人のヨットが繋留してあり、そのうち沖縄まで行くらしいです！
部屋はまったく密閉されていなくて、屋根の下の三角の部分は大きく空いていて超ワイルド^^; そのため寝る時は蚊帳の中で寝ていますが、蚊は少ないのでそれほど気になりません。床板はところどころに隙間があって川の水が見え、シャワーも排水の穴はなくて板の隙間から流れて行きます。でもトイレは水洗で川には流れないのでご心配無く(*^^*)
A/Cはないけど川からの風がとても気持ちがいいし、なんとこの部屋扇風機が3台もあるので快適(*^^*) それにこの部屋だけは冷蔵庫が付いてるんです♪
全て板張りのシャワー室
桟橋の下に大きなトカゲが泳いでいました！
コタバルのビーチ(PCB)に行ってみました。 PCBとは"月の光の浜"という意味の単語の略ですが、昔は"情熱の愛の浜"という意味だったらしいです。
期待して行ってみると…堤防のように少し高いところに歩道があって海はみえにくくなっています。歩道に上がると海が見えるのですがビーチではなく、積み上げられた石ばかりです！
それでも夕方になるとぞくぞくとマイカーで来たり、観光バスも来たりして賑わい始めます。
やっぱり夜のビーチがいいのかしらと思いながらも、まだ明るいけど最終の7時のバスで帰りました(*^^*)
浜辺のカイト屋さん
砂浜に見えますが堤防の内側に溜まった砂の上にたくさんの凧が売られています。強い海風に元気が良さそうです！
「NARUTO」ときれいにペイントされた日本のアニメ好きの車。
「写真撮っていい？」と聞くと満面の笑顔でオッケーと言ってくれました(^^)
南国のフルーツといえば、バナナ・パイナップル・パパイヤ・マンゴーですよね♪
これはマンゴー屋さん 薄い黄色や緑色だけでもいろいろあって迷いますが試食した限りでは全部美味しいです(*^^*)
スネークフルーツ
見かけはちょっとフルーツっぽくないのですが、蛇のウロコのように見えるためにこんな名前がついています。 皮というより殻をむいてみると白い身があって、味は甘さと酸っぱさがありまあまあかなという感じです。
ロンガン
龍の眼と書きます。ビー玉くらいの大きさで、皮をむくと半透明の果肉で中には真っ黒な種が入っていて、龍の目のように見えることから龍眼というそうです。 味は甘くてさっぱりしています。私は食べ始めたら止まらなくなるほど大好きです。
果実の王様"ドリアン"
なぜ王様かというと、栄養豊富で甘くて美味しいので王様が好んで食べていたらしいです。 それで「王様の果実」だったのが、「果実の王様」になったとか…
新鮮なものはそれほど匂いはきつくなくて熟れるほど強烈になるようです。 外側のトゲはもう凶器です！
ナイトマーケットへご飯を食べに行って青いご飯を見つけました。聞いてはいたけど、ほんとに青い！ 青といえば食欲減退の色、何ゆえ青にしたんでしょうか？
聞けば「きれいだから」ということなんだそうですけど、なんだかなぁ～という感じです。
アサガオのような植物で色付けしてあるみたいで、味は普通のご飯と変わりません。
ご飯の上にチキン、魚、エビ、イカ、野菜を好みで選んで乗せてもらってチャンプルーのようにしていただきます。マレー料理のご飯屋さんは肉(牛・鶏)や魚介類を煮る、焼く、揚げるなどして味付けもいろいろ、その上スパイシーかノンスパイシーかなど多種多様です。その量が多いためなのか野菜の料理が少なくてちょっと寂しい気がします。
厚めの紙をクルッと巻いて入れてくれます。茶色いのはイカで手前はニンニク、横にとうがらしの魚肉詰め(ひっくり返ってます) 雑なところは仕方ないですね^^;
食後のスイーツにムルタバです。バナナをオーダーしてみました。薄いクレープ生地のようなものにバナナ、バター、砂糖、練乳を混ぜ合わせて生地に乗せ、四角く包んで両面をこんがり焼きます。 2.6リンギット(90円) これは美味しかった♪
コタバルのセントラルマーケットは今まで見てきた中でも大きい方で、丸くドーム型になっています。周りの壁の色は以前は薄緑一色だったのに赤、黄、青とカラフルに塗り替えられていて一段ときれいな市場に見えました。
生鮮食品や生活雑貨、洋服(イスラム女性用)、お菓子やおもちゃまであり、2階はマレー料理の食堂街、スイーツもあり全部見て歩くのも大変だけど楽しいですよ♪
花柄や無地の洋服が多い中ストライプ柄は初めて見ました、姿勢も良く素敵です。
ウミガメの卵
せっかくお母さん亀が産んだ卵をなんてこと！と思いましたが…(・・;) この卵を使った食堂はまだ見ていないので、きっと高級なレストランへ行くのかもしれません。
今までいたペナン島はマレー半島の西側、コタバルは東海岸にありタイとの国境の街です。
コタ(街)バル(新しい)という意味です。
この街の人はほぼムスリムなので女性は頭にはトゥドンという被り物をし、肌は出してはならないので長袖にロングスカートで顔と手だけ出ています。
暑いのに大変だろうなと思って現地の女性に聞くと、暑くないそうで、そういえば汗をかいている人も見かけないので、やはり暑さには強いようです。 この二人はマレー料理のお店のお姉さん達で只今休憩中です。
半袖短パンで歩いていると妙に目立ってちょっと気まずい雰囲気を感じますが、少数の華人や外人もちらほらいるので、ま、いいか！という感じです。
コタバルの宿はこの赤いビルの4階！部屋まで結構しんどいですよ～
でもエアコン付いてるし、冷蔵庫もあるから我慢です^^; 日本ならエアコンは当たり前に完備されていますが、アジアの安宿では貴重なんです(*^^*)
コーンウォリス要塞(世界遺産)のすぐそばにある海の見える公園、ムスリムの女性たちがペナン観光をしていました。
昼下がり、34度にもなる気温にシエスタ真っ最中のおじさん。そこ日が当たってるよ！
港の近くにあったカフェのイスがおしゃれ！ 平安、幸福、快楽？でしょうか？
針金アート、太った観光客の夫婦に「次はこことここに行って、それからここ」と言われ、痩せたリキシャのおじさんが頑張ってる絵です！ 暑い中大変です！
ペナン島は楽しかった、旅の仲間と過ごせてすごく楽しかった。
アートを見て歩いたり、マレー料理を食べたり、写真を撮って話し合ったりしてあっという間に時間が過ぎていきました。
そしてチエちゃんは日本へ、ユリちゃんとトモちゃんはもう少しペナンに滞在し、私達はコタバルに向かいます。また会おうね～！
コタバルまで7時間かかりますがとても快適に行けるバスです、さすがマレーシア！