今から500年以上前に造られていたというヴォヴ(階段井戸)は、乾燥した砂漠地帯を擁する西インドのラジャスタン州とグジャラート州でよくみられます。
グジャラート州のアーメダバードは3月頃からだんだん暑くなり4月5月6月は40度以上になり、ひ弱な私達には過酷な時期^^;
階段井戸とはこの酷暑期を涼しく過ごすために 昔、王様がお妃様のために造った神殿のような井戸のことなのです。
井戸と言っても日本のものとは大きく違い、長い階段を下りて地下の水場まで行くことが出来て涼しく過ごせる場所のことです。
アーメダバードから20キロほど離れたところにあるアダーラジ・ヴォヴ。 右に見える階段が地上からの最初の階段で、左下にある階段へと続きます。インド人観光客も記念撮影
階段の一番上から見下ろすと井戸の水が少し見えます。
井戸に向かって下りて行くとだんだんひんやりして来て外の暑さが嘘のような涼しさになります。下には柵がしてあって水辺までは行けないようになっていますが すでにかなり涼しいです。昔の人はこうやって酷暑を乗り切ったわけですが、やっぱり上層階級の人達だけの特権だったんでしょうね。
見上げるとかなり深い! それにしても井戸とはいえ素晴らしい建築物ですよね!
こちらはアーメダバード市内にもう一つあるダダ・ハリ・ヴォヴです。
八角形と円形の井戸が並んでありましたが、どちらもすでに干上がっていて水はありませんでした。
ダダ・ハリ・ヴォヴは観光客も少なくてちょっとさびれ気味。干上がっているせいなんでしょうか?
実はバス停でダダ・ハリ・ヴォヴの行き方を聞いてもよく知らない人が多く「このバスに乗れば行けるよ」と言われたので信じて乗ってみました。
GPSで見ていると何と全然ちがう方向へ向かっている! 途中の町で下りてUターンです。
反対側のバス停でダダ・ハリへの行き方を聞いてみたところ、幸いにも知っている人がいて最寄のバス停まで同じバスだというので助かりました。
外人が誰かに道を聞いたりしていると、何だ何だ?とばかりに集まって来ることが多い国なのでいつも助かっています。
他の外国人観光客を見ているとガイド付きで見学している人が多く、主要な見所を一日チャーターで廻っているようでした。
私たちは時間はあるので、自分で調べて行った方がいろんな人達とコミニュケーションが取れるし、間違えたとしてもまた新たな出会いや発見があるので、それを楽しむようにして旅をしています。(*^^*)
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