教えて!貿易アドバイザー

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輸入製品の安全性

2008年03月31日 | 貿易取引
あまり楽しい話ではないのですが、最近中国製のレーザー光線銃のレーザーが強すぎで、眼をきずけるという事で、経済産業は輸入・販売業者に自主回収の指導をしたということです。レーザー・ポインターやレーザーを使用した玩具は消費生活用製品安全法に基づき「特定用品」としてPSCマークの表示が義務付けられています。このような法律をかいくぐってかあるいは知らないで輸入されたものです。一件は販売業者も輸入業者も不明ということです。一昨年から昨年にかけて、ガス瞬間湯沸かし器や電熱器などの事故が多発しましたが、昨年4月に消費生活用製品安全法が強化されましたが、製品の安全確保ということについては特に輸入製品では難しいものがあります。仕入先にどのように安全性を確保させるのか、日本の市場を理解させるのか、常に困難を伴いますし、仕入先とどのように協力できるかという事も輸入業者にとって非常に重要なことになります。消費生活製品安全法の改正により、ほとんど全ての製品がこの法律の対象となっています。この法律の対象外の製品については(例えば、食品や医薬品など)それぞれ厳しい法律が適用されています。私の顧客は100%中小企業さんなので、万が一にも事故が起きればそれこそ大変な損害を受ける事になるので、貿易顧問あるいは貿易コンサルタントとしては特に気をつけております。
貿易アドバイザーとしても、昨年ミプロで消安法についてセミナーを行いました。以前も少し話をしましたが、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の新井勝巳専門官と私のセミナーの要約の小冊子が近日中にミプロから発行されます。資料は無料ですので、ご興味がおありの方は、ミプロへ資料請求してください。技術的なことや事故の事例から私のは輸出業者との付き合い方まで乗っておりますので、是非参考にしてください。
またまた韓国でのニュースですがあのコストコ・コリアでアメリカ製の冷凍野菜異物混入でからねずみの頭が検出されたというニュースも入っています。大変ショッキングなニュースでイヤになってしましますが、食品の安全と生活用製品の安全は輸入業者にとって欠かせない重要な問題になります。輸入だけでは有りません、中国では日本産の人参種子に害虫が発見されたというニュースもあります。貿易業者として気を引き締めて取り掛からなければならない問題です。

これから輸出入ビジネスを始めようとされる企業のかた、あるいは既に海外取引が始まっているが、もっと専門的な経験が必要であるとお感じの企業の方、ぜひシバタ・インターナショナルへご連絡下さい。
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