熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

アライテント製エアライズ1、フレーム折損

2015-08-01 21:31:46 | アウトドア
泊まりの登山ではテント泊が多いため、荷物の軽量化をしようと、それまで使っていた昔のエアライズ2に加え、1年前にエアライズ1を新たに購入。これで約500グラムほど計量化。

ところが、今回ヨーロッパ自転車旅で使用中、購入後35泊目(設営・撤収回数23回目)でフレームの一本が真ん中当りで折損。


付属するリペア用のパイプで応急処置を施し、その後1か月以上、この状態で旅を続ける事態に。
その間、撤収・設営する度にハラハラドキドキ。何しろリペアパイプは1本だけなので、再び折損するとお手上げ状態。


この程度の使用で登山用テントのフレームが折損することはありえない事であり、帰国して直ぐに販売店に連絡、製造元のアライテントの見解を求めていたところ、販売店から以下の連絡がありました。

1.現在もこのタイプ、材質のフレームは製造・販売中であり、特に設計上の問題があったとは思われない。
2.たまに、フレームの材質に気泡などが入っていて、強度が低下し、新しくても折損するケースは考えられる。
3.メーカーにて無償修理する。

どこまでがメーカーの見解なのか分かりませんが、メーカー・販売店のスタンスは、今回の折損事故は、たまたま購入した商品個別の材質による事例として処理するとの事。

出来れば返金願って他社製品に買い替えたいところですが、1年前の購入ともなれば、流石に返品は難しいでしょうから、今回は無償修理に加え、応急処置用のパイプを2本付けて貰う事で合意。

一方、ネット検索すると、エアライズ1のフレーム折損事例が幾つか報告されており、中には、設計上の欠陥商品としてリコールすべきとの意見も。
ホームセンターで販売しているようなレジャー用の安いテントならいざ知らず、信頼性を要求される本格的登山用テントですから、そのような強硬意見が出てくるのもうなづけます。

軽量化の裏で強度がおろそかにはされていない、と思いたいところです。



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超軽量コンパクトチェアを購入

2015-04-20 09:15:22 | アウトドア
今回の海外自転車旅に備え、超軽量の折りたたみ式チェアを購入しました。
旅の途中、キャンプも予定しているのでチェアは欠かせません。

当初、オートバイでのツーリング時に携帯していた物を持参するつもりでいましたが、10年ほど前に購入したアルミ製品で重さは570g、自転車に積んで長期間移動するにはちょっと気になる重さです。

やはり自転車での移動となると極力軽量化したいところ。
そこで、ネットで検索した結果、たどり着いた製品は、DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) の「超々ジュラルミンフレーム・ウルトラライト・トレッキングチェア C1-71」



材質は航空機にも使われているジュラルミンで、重さは270g(収納袋込み)と以前の物に比べ300g軽量化できました。
座面部分がやや低く、小さめですが、快適性と軽量・コンパクトとは相反する傾向があるので、どこかで妥協せざるを得ません。価格は約2500円、費用対効果は十分です。

10年ひと昔、アウトドア製品一つとっても、材質の進化には目を見張るものがあります。




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日光・小田代ヶ原でスノーシュー

2015-01-21 08:57:29 | アウトドア
昨日は快晴の下、日光・小田代ヶ原でスノーシューを楽しんできました。
朝10時過ぎ、赤沼に到着した時の気温は氷点下4度、かなり冷え込んでいましたが、おかげで雪がしまっていて、スノーシューには好条件の一日でした。強風を除けばですが。

赤沼停留所付近の駐車場には他に2台停まっているだけで、この日見かけたパーティは3、4組ほどでした。


赤沼の遊歩道入口からスタート。暫くの区間はトレースに沿って進みますが、風が吹きさらしになっている場所では、トレースが消えていて、何度か迷ってしまいました。


中央付近に見える一本のシラカバの木、貴婦人と呼ばれています。




遊歩道は雪に覆われているものの、昨日時点の積雪では木柵の上部が確認できました。
雪に隠れて見えない区間では、目印のテープを頼りに慎重に進みます。


3時間ほどスノーシューを満喫した後、途中、竜頭の滝に立ち寄りましたが、完全凍結には早いようでした。


吹き付ける水しぶきが凍りついた中禅寺湖畔の桟橋、見るからに寒そうな光景です。




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涸沢の紅葉と奥穂高登山記(2)

2014-10-03 21:46:35 | アウトドア
涸沢2日目は紅葉したカールの写真撮影と奥穂高登山です。
まずはモルゲンロートを見ようと朝5時半から涸沢ヒュッテのテラスで待機していましたが、結局朝日が雲で遮られたのか赤く染まったカールを拝むことは叶いませんでした。

8時頃ともなるとカール全体に陽が当たるようになりシャッターチャンス到来です。
涸沢の紅葉写真で良く目にするアングルから一枚。
因みに、ヒュッテ横のナナカマドは既に枯れていました。


池の平周辺に秋だけ出現する池、その水面に映り込む”逆さ涸沢カール”
風が収まった瞬間は、鏡に映っているかのようでした。




カールの紅葉写真を撮り終えた後は、サブザックに防寒着、水、携帯食など必要な物だけ詰め込み、いよいよ奥穂高山頂(標高3190m)を目指して出発です。
間近に見るカールの紅葉。赤、黄、緑と自然が織り成すグラデーションが見事です。


何やら見かけない物体を背負ったこの方。上高地から奥穂高山頂までGoogleのストリートビューを撮影中との事で、背負っている物体は15個のレンズを装着したパノラマカメラ、重量25キロだそうです。ストリートビューもついにここまで来ました。


涸沢から約2時間、奥穂高山荘に到着。眼下には涸沢カールが広がります。


更に小屋から40分ほどで奥穂高山頂に到着。富士山、北岳に次ぐ3番目の高峰です。


雲は多めながら360度パノラマの景色は登山の疲れを癒してくれます。
槍ヶ岳、いつ見ても素晴らしい山容です。


北アルプスの貴婦人と称される常念岳


そして経験を積んだ者のみ登頂を許されるジャンダルム


御嶽山は雲に隠れて見えませんでしたが、雲の上に噴煙が確認できました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。


奥穂高山頂で絶景を堪能した後は同じルートで涸沢に戻って来ました。

そして最終日の朝、前日見ることができなかったモルゲンロート、色付きは今ひとつでしたが何とか拝む事ができました。


登山道で見つけた半分色違いの楓


紅葉シーズンの涸沢はこれで5、6回目になりますが、何度見ても飽きない素晴らしい光景が広がっていました。
それにしても凄まじい人出、登山ブームとはいえ、ちょっとした観光地のようになって来ました。


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涸沢の紅葉と奥穂高登山記(1)

2014-10-02 23:12:49 | アウトドア
今年の涸沢の紅葉は例年より一週間ほど早いとのことにて9月29日より出掛けて来ました。
1日目は千葉県内の自宅から沢渡バスターミナルまで、そしてそこの駐車場で車中泊です。月曜の夕刻にも関わらず結構な車の数です。


翌朝6時発のシャトルバスで上高地へ、7時より涸沢を目指して登山開始です。
7時前の河童橋周辺は人影もまばら、昼間の賑わいが嘘のようにひっそり静まり返っていました。


横尾までは梓川沿いに歩く単調なルートですが、途中から視界が開け明神岳が姿を現します。岩稜を目にすると北アルプスに来たことを実感します。


横尾から本谷橋を通過して高度を上げて行くと紅葉が深まってきます。丁度見頃で今年の紅葉は一週間か、それ以上早いようです。




涸沢手前付近、こちも紅葉本番。




上高地を出発して5時間半ほど、登山道での渋滞もなく順調に涸沢到着。
早速、テントを設営。テント場から涸沢ヒュッテ方面の眺め。涸沢カールは既にやや逆光気味だったので写真撮影は翌日に期待です。


ヒュッテ裏の紅葉


涸沢ヒュッテのテラスではビールで乾杯する登山客も。絶景を眺めながらのビール、さぞかし旨いことでしょう。こちらは岩の多いテント場生活、ほろ酔い気分でつまずきでもしたら大変なのでアルコール無しです。特に疲れた後ですし効きそうです。


山小屋はこれからが書き入れ時本番(一つの布団に3人とか)、そのための物資を運ぶヘリでしょうか、何度も小屋を往復していました。 ただ、荷下ろしの場所がテラスの直ぐ脇、ホバリングするヘリを間近に見る機会はなかなかありませんが、万一ヘリが墜落したらと思うと居心地は良くありませんでした。


この日は、4時前に夕食を済ませ翌日の奥穂高登山に備え早めの就寝です。と言いますかテント泊は薄暗くなると寝袋に入るしかやることが無いのが本音です。
因みに夕食のメニューはアスザックフーズのキーマカレー、初めて食べましたが、山食としてはまずまずでした。
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