ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

マルシェ

2018-03-29 00:18:08 | 2015年4月以降の詩

市が立つ

ひとの集まる場所に

ひとが集まりものを売る

 

市役所の一角に市が立つ

市立市場

という言い方も成り立つ

 

八日町一丁目一番十号の再開発ビルの一階が地域の商業者の共同店舗であったが経営がうまくいかず二階の交流ホールや役所の事務室とあわせて今はすべてが非営利のお役所

しかし二カ月に一度その二階の真ん中に市が立つ

 

福祉の障害者支援のバザール

出店が並ぶ市が立つ

 

行政区画の市は

もともとが市の立つ場所にひとが集住し始めたのがその成り立ちのはじめ

ひとが集まってひとが住みついて都市となる

だから市立の市場とはおかしなもの言いでも何でもない

そもそもはなじみの良い言葉

というか漢字としては全く同じ文字

 

市役所に市が立つ

手作りのパンがあり

手作りのジャムがあり

手作りのアクセサリーがあり

手作りの容器がある

占いは売りません

 

あるものは予約もあって

売れ行き好調

売り切れ御免

買う側のちょっとした善意に

作り手のモノもよければさらによし

 

市役所に市が立つ

フランス語のマルシェは英語のマーケット

食べるはマンジェでまんじゅう美味くて大満足

 

ああ 美味い


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