内田樹、高橋源一郎「どんどん沈む日本をそれでも愛せますか?」ロッキングオン。季刊SIGHT連載の高齢、じゃなくて恒例対談。ふたりとも65歳はまだだが、60は過ぎているから高齢対談というのもありか。昨日の朝から読み始めて夕べのうちに読み終えた。現在、私として信頼しうる書き手たち。
「ここで現代の『青い山脈』が書かれるべきなんだと思う。…敗戦時点で『戦後日本のあるべき姿』を描いたユ-トピア小説…。これをひとつの原器として戦後日本社会を作りましょうという物語としてのメッセージ…簡単に言えば、全員対等で行こうってお話…」(どんどん沈む日本を…174ページ)
「これからしばらくは放射能が完全に浄化できない以上は、どうやってそれと共存していくのかを考える。/『風の谷のナウシカ』だよね。/そう、共に生きる!/『腐海』とともに生きる(笑)。/そうだよ、原発はまさに『腐海』なんだよね。」(どんどん沈む日本を…198ページ)
高橋、内田両氏や司会、編集長の渋谷陽一とか、私よりも5~6歳上から団塊世代のひとびとの影響を、私はもろに受けている。こういうおじさんたち。私もまたおじさん。この国の首相は、私よりも1歳年下なんだよな。やれやれ。今の政治家はおしなべて若い、んだろうな。老獪でない。ためがない…
エッセイ「新日本国憲法ゲンロン草案」を、私なりにざっと読む blog.goo.ne.jp/moto-c/e/23fc8…
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