見たくないものからは
目をそらして生きている
語りたくないものは
語らずに過ごしている
見たいもの
語りたいもの
前向きなもの
優しいもの
失ったものは
忘れる
いやぼくは
失ったモノなどない
恵まれた人間だ
(あのときには)
だから
普通にいようと思う
いや
普通にいようと思う
などと
普通には言わない言葉だ
ぼくは
思い起こすに
ものごころついてこのかた
普通にいようと思ったことはない
普通…
ああ普通
良心の呵責とか過度の同情とかでうずくまっていたりとかでは役に立たない
みたいな
ああ普通
普通に役割を果たす人が相当の比率でこの地域に暮らしていなければならない
みたいな
でもねえ
これまでの人生で失ったモノは当然多いんだし
そろそろ隠居したいとか思ってるんだな
普通とか
普通にどうこう言ってる場合でもない
というわけか
注)よく考えてみると、ぼくが生まれ育った家は、弟がひとりで住んでいるが、一階には浸水して、被害を受けているのだった。
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