柳美里 JR上野駅公園口 河出書房新社 2021-11-03 15:43:16 | エッセイ 柳美里か。はじめて読ませてもらった。 2014年初版であるが、2010年全米図書賞翻訳部門受賞、ということで、2021年2月10日には第7刷を数えている。この単行本の帯に、文庫版も含めて43万部突破とあり、広く読まれた小説ということになる。 小説の扉を開くと、冒頭は、行わけの詩のような短文が続く。「また、あの音が聞こえる。 あの音——。 聞いている。 でも、感じているのか . . . 本文を読む