ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

想い出

2021-11-02 22:07:22 | 月刊ココア共和国 投稿詩
冷酷なことも残酷なことも非道なことも悲しいことも淋しすぎることも泣きたくなるようなこともすべて透明に美しくなるいつのまにか透明になる内実が脱け落ちて形相だけ残ってものをつかんだり食べたり爪が髪の毛が伸びたり足あとをつけたりそんなことはもう決してできない可愛らしい笑顔とか見つめている視線とかそう噛むことはできなくても見つめることだけはできる純粋な重力として遠い記憶の中でぼくを見つめている※月刊ココア . . . 本文を読む