538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

英雄の証明

2012-07-08 22:24:14 | 洋画
これも余り深くかんがえずにセットレンタルの
員数合わせで決めたDVDでしたが
かなりな拾い物の映画でした。

それもそのはずシェイクスピア原作の「コレオレイナス」を
時代を現代に置き換えてレイフ・ファインズが初メガフォンを
とった映画っつうことで

帝政ローマのお話しをそのまんま現代の架空都市のローマが
このローマってのが中盤まで心の隅に引っ掛かっていましたけど
いつのまにかすんなりうけつけていましたって
科白までシェイクスピアのまんまが気になるっていう
が、しかしそこはシェイクスピアですので
グイグイと映画の中に入っていける

のは、科白やストーリーテリングの巧みさに
役者さんたちの演技も素晴らしいンです
特にコレオレイナスの母役のヴァネッサ・レッドグレーヴが

「ツリー・オブ・ライフ」でも若奥さん演じていた
ジェシカ・チャステインもいい感じでしたし

ローマの人民と、貴族院に裏切られ
敵対するヴァルサイのオーフディアスの膝下に墜し
ローマを手中 に入れる寸前に母妻子に説得され
和平を結び、オーフディアスの元に帰り
彼の嫉妬から命を落とすのだけど

多分シェイクスピアは男同士の葛藤の物語にしていたわけだけど
この映画だと二人の葛藤が薄くて
先読みしながら映画鑑賞する自分としては

コレオレイナスは再びローマに戻って
またまた民衆によって死刑になる
こっちの方がなんか物語としては成立してるような・・・

って天下のシェイクスピアさんにもの申すなんて
なんて恐ろしい、コレオレイナスも顔負けの
厚顔無恥なんだけど

そうでしたなにお物忘れしていたわけよね
新宿 ミラノで「ハンター」と一緒に
今年の2月孤高な男の映画として企画興業していたのですが
「ドラゴンタトゥーの女」とか「アンダーワールド」に
かまけて予告編だけは見ていたらしいけど
レンタルしていた時点では完全にそんなことは失念してたです

2011年製作、イギリス映画
レイフ・ファインズ製作、監督作品
ジョン・ローガン脚本
レイフ・ファインズ、ジェラルド・バトラー、
ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ブライアン・コックス出演


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