今年の夏も、羽毛ふとんのリフォームのご依頼をたくさん承りました。ありがとうございました。10月下旬となると、羽毛ふとんが欲しくなる時期ですね。10月最後のリフォームは、ダブルサイズからシングルサイズへのご依頼でした。
ご結婚時に用意されたダブルサイズ、あまり使われていなかったらしくダウンパワーが十分ありました。表示は、1.9kg。解体洗浄後に約1.65kg回収できました。シングルで、かつ、ダウンパワーもしっかりしていた上に、かつ、お子様用という事で、1.3kg入れました。残りはまだ350gあります。
そこで、サービスとして40㎝角のクッションをお創りしました。生地は端切れですから、無料です。お客様には、仕立て代(1,620円)のみご負担頂いています。極稀に「残り羽毛は不要、クッションは不要」と言われる方もいらっしゃいますが、大部分のお客様には、喜んで戴いてます。羽毛が残る事はあまりありませんが、残った羽毛と言えども、大切なお客様の羽毛です。
綿桂の羽毛リフォームは、自店内の羽毛工房で、ベテラン社員(羽毛ふとん作り30年ほど)が、一枚一枚丁寧に仕立てています。洗浄後の羽毛を掴んだ時に、羽毛の元気度が分かると言います。お預かりした羽毛ふとんが生き返るように、心を込めて創ります。
預かった時より、格段に良いおふとんになるように!
爺の想いであり、ベテラン社員の想いでもあります。一旦お預かりすれば、その後は綿桂の責任になりますから。
少し話が逸れますが、「羽毛ふとんのリフォーム」という言葉は、皆さんもよく聞かれると思いますが、「羽毛ふとんのリメイク」という言い方はあまりしませんね。
綿桂では、リメイクと言いたいと思います。お預かりした羽毛ふとんをなんとなく「作る」のではなく、新しい価値ある羽毛ふとんを「創りたい」のです。ですからメーカーに丸投げはしません。
昨日、今日と、「羽毛ふとんのリメイク」のご注文を戴きました。急ぎお創りさせて戴きます。
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