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毛布の使い方・・・表と裏

2012-11-05 16:37:45 | 品質の話

 温暖な西三河も寒くなりました。羽毛ふとんが普及し、毛布を使われる方も減ってきましたが、それでも布団に潜った時のヒンヤリ感がイヤと言われる方は結構いらっしゃいます。毛布が無いと・・・。

          

 その毛布の使い方で、誤解をされているお客様が時々みえます。

 毛布に表と裏とがある事は皆さんご承知です。問題は「肌に触れる面は表か裏か」ということです。原則肌に触れるのは「表面」です。ではどちらが表か?

 毛布の造りとしては、一重の毛布と二重の毛布があります。

 カシミヤ・キャメルなどの獣毛毛布。純毛毛布と言えばWOOL。そして、シルク毛布。植物繊維では綿毛布があります。そしてアクリル繊維で作られたニューマイヤー毛布など、これら多くの毛布は一重です。

 

カシミヤ毛布   ・    めん毛布   ・    シルク毛布   ・   ニューマイヤー毛布

 素材が何であれ、毛布の表はラベル(織りネーム)が付けられている面です。そしてその「表面」を肌に触れるように着て戴くのが、正しい使い方となります。

 つまり、布団を敷く時、掛け毛布は裏返しに敷くことになります。毛布のお客様にこの事をお話しすると90%以上の方が「へエ~、初めて聞いた。他のお店でそんな事を教えて貰った事が無い」そんな意の事をおっしゃられるます。専門店(ふとん屋)の怠慢だったかも知れません。

 でも、二重の毛布(一般に合わせ毛布と言われるもの)は違います。言うならば両面表ですから、どう着ても良いのです。最も一般的なのがアクリルのマイヤー合せ毛布ですね。でも、WOOLや綿などの素材であってもマイヤー織の場合、大部分「合せ」になっています。

  

 一時期、毛布と言えばアクリル(最近はポリエステルも)のマイヤー合せ毛布と同義語と言ってもいいほどの時期がありました。その後、羽毛ふとんが普及すると、マイヤーの合わせ毛布は羽毛には不向きだと言う事が分かってきました。そこで、「毛布は羽毛ふとんの上から掛けましょう」となった訳です。マイヤーの合わせ毛布は重いです。3㎏近くあります。膨らんだ羽毛を潰してしまい、羽毛ふとんの良さを半減させてしまいます。化繊の合わせ毛布は、羽毛ふとんには使わない方が良いと思います。

 毛布はやはり中に着るモノです。上に掛けるなら、ベッドスプレッドのような全体を覆うモノが良いのであって、肌触りの良い毛布である必要はほとんどありません。多くの羽毛ふとんは、短時間吸湿が苦手という欠点があります。  その点からも、羽毛ふとんには天然素材の毛布が最適なのです。

 毛布の代用品としては「タオルカバー」が最近よく売れます。ということは、タオルケットを毛布代わりに使う事も有りですね。

 

なお、ネームの位置は、一般的には足元へ来るのが正しいとされてますが、メーカーの起毛・整理の方法によっては、また、柄(デザイン)の方向によって上下があります。必ずしも足元へ来るのが正しいとは限りません。購入される時に専門店でお尋ね下さい。

 

 

 

 

 

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