魂のしくみからの独り言✨

過去の経験からその{意味}を探し・・
スピリチュアルな世界を知った私の独り言。。

母たちの想い ~3

2008-08-04 05:43:12 | 家族
祖母の趣味?は「新聞を読む事」です。
趣味・・と書いたのには訳があります。

角から角まで・・読む。
じーっと、時間をかけて、ゆっくり 丁寧に・・読む。
簡単にぱ~っと 拾い読みするのでなく、じーっくり・・です。

こちらから見ていると・・・趣味のようです。
今は メガネをかけ、その上虫眼鏡まで使って読みます。
上手い表現がみつからないので、「趣味」と書きました(笑)

若い頃から、同じで・・

読み終えていない新聞は、捨てずにとっておく。
時間が出来ると、引っ張り出して読む。

祖母はこちらで母と同居するまで、長いこと一人暮らしでした。
仕事もしていたので、ゆっくり新聞を読むようになったのは仕事をしなくなってからのようです??

祖父の最後が分からない頃も・・
読まない新聞が 一人暮らしの部屋の中に山積みされていました。

ひとり暮らしだから・・誰にも遠慮はいりません。
少々片付いていなくても、誰も文句を言うものはいない。

きままだけど、一人。

私は 子供の頃・・
夏休みにそんな祖母の家に泊まりに行くのが大好きでした。
祖母の家に行くと、心の底から落ち着く事ができた。

今にして思えば・・
それは「母の気持ちの反映」だったのだと。

自分の里に帰郷して、心の底から落ち着く母。
母は心底くつろいでいたのだと・・
私はそんな母の気持ちを、無言のうちに感じていたのだと・・思います。

話が脱線しました・・
幼い頃の祖母の家を思い出して、当時のことを感じてしまいました。

そんな 祖母の部屋に山済みにされた「新聞」

祖母は、いつものように読み終えてない古新聞を引っ張り出して・・
片隅に・・目が止まる。

「第31潜水艦基地隊・戦友は連絡を」

小さな記事。
日付は・・昭和55年1月13日(日)

第31潜水艦基地隊の慰霊碑を造るために、戦友と遺族の連絡先を問う記事でした。
(以前、所属は陸軍と書きましたが、海軍の誤りでした)


つくずく・・
縁とは 不思議で、深いものだと感じます。
 
祖母が、新聞をすみからすみまで読まない人なら、気が付かなかったかもしれない。
読まずに捨てていたら・・繋がらなかった。

子供の頃に、記事を見た記憶は・・鮮明に残っています。
「よく見つけたな~ よく捨てなかったな~」と思ったのを覚えています。

今・・手元にあります。
母は、パウチをして大切に保管。

私がブログに書いている事を話したら、持ってきてくれました。
この記事を目にするのは、私も子供の頃以来です。
昭和55年といえば・・母は39歳、私は15歳(完璧に年齢がばれましたね・笑)

久しぶりに、改めて見ていますが・・本当に小さい記事。
「よく 繋がったな~」
つくずく・・関心。。

慰霊碑を造る話しが持ち上がり、新聞に記事が載らなかったら・・
この記事が祖母の目に留まらなかったら・・

縁は・・多くの「もし」が積み重なっている。

縁の不思議は・・ここにある。

この記事が目に留まり・・
祖母が母に話し・・

「間違いない」

その戦隊は 祖父が所属していた戦隊。

母と祖母に・・光が見えた瞬間でした。

戦争が終わり、35年目、
母の執念に光が当たりました。

                 また。。