いまどきの高校生らしさが きらきらしている本。
「ピンクが似合う女の子って きっと勝ってる。すでになにかに。」
「なんで 高校のクラスってこんなにもわかりやすく人間が階層化してるんだろう。トップとそれ以外」
チョコの味が 切なかったり
ポニーテールがゆれたり。
しかし 桐島が どーしたんだーーーーと 思っている間に終わった。
桐嶋でてこないしw。
本当 天才!! 笑いと 言葉の達人。
どうしても西さんの小説が 苦手で。
サラバも20ページで 断念した 私ですが ← 非国民みたいな 気がするw
しかし!!
関西弁でポンポン語られる 文章のキレと洞察力に 惚れました。
「面白かった~天才だわ~」
と 笑いながら 満足げに本を閉じました。 ← 幸せものw
林真理子さんの 小説も好きだけど エッセィも かなり好き。
「ルンルンを買っておうちに帰ろう」を 高校生の時によんでから エッセイといえば 林真理子さん。
私の中での名言
「アラフォーの壁は なんなく超えられても アラフィフの壁は そうはいかない」
と教えてくれた 真理子さん。
自分よりちょっと年上の (17歳も上だけど)
先輩が語る赤裸々な本音 頼りになります。
美も食も仕事も一生懸命で パブリーでちょっと ミーハーな真理子さん 楽しい♪
骨太な小説。
親友が過去に幼児連続殺人犯だったとしても 友達でいられるか?というのがテーマ。
正直な正義感をもつ主人公と
少年院で母親かわりだった人の心配と
罪を背負って生きる犯人の苦しみが
同時進行で語られるので
もろくて危うく 目が離せない。
小説なので許したくなるけれど 途中でなんども
手記を出した少年Aなら許せないよ・・と考えながらよみました。
緻密な構成と 細やかな心理描写で どっぷり浸りました。