『(戦国武将)甲冑絵巻〔よろい★カブト〕(戦国武将20人を美麗イラストで再現) 』
クリエイティブ・スイート (編・著)

宝島社 (発行)
B6判、ソフトカバー、200ページ
2009/10/21 発行
ISBN-13 978-4-7966-7209-2
NDC分類: 756.7
定価 :500円(税込み)
内容(下記出版社の紹介ページより)
人気の武将20人と、彼らがもちいた甲冑を美しいイラストで大紹介。ほかに類を見ない、わかりやすい解説にこだわった一冊。「よろいの重さで転倒する武将が続出していた?」「カブトを交換して仲直りした武将がいる?」「伊達政宗がダースベーダーのモデルになった?」など、よろいカブトにまつわる面白うんちくも満載!
口絵 (カラーイラスト集) p.01
(戦国武将の武具) p.04
(戦国武将 きせかえセット) p.07
まえがきにかえて p.10
目次 p.11
第1章 戦国時代の武具、4つのポイント
戦国武将のよろいカブト 各部位の名称 p.20
1 防御 p.22
2 魂 p.24
3 顕示 p.26
4 芸術 p.28
COLUMN 日本刀(1) 反り p.30
第2章 戦国武将のよろいカブト 明智光秀 p.32
井伊直政 p.38
石田三成 p.44
(中略)
前田慶次 p.134
毛利元就 p.140
COLUMN 日本刀(2) 拵 p.152
第3章 武具なんでも雑学
下っ端兵士たちのよろいカブトはレンタル? P.154
情けなや……よろいの重さに転倒武将続出! P.155
よろい装着時のトイレはどうしていたの? P.156
(中略)
武器の主役は刀ではなく長い槍だった! P.188
伊達正宗がダースベーダーのモデル? P.190
(よろいかぶと所蔵)施設Guide p.192
参考文献 p.198
奥付けp.199
宝島SUGOI文庫 既刊案内 p.200
萌え本分類:解説書型。
ナビゲーター:なし。
カバー表紙:タイトルは横書き。タイトルの字色は黄色、赤系の影つき白、赤。「黒漆五枚胴具足着用の伊達正宗」のイラスト。
中表紙:カバーの人物イラストを背景に、メインのタイトルロゴ(配置はカバーと異なる)と本文中の武将5名の集合イラスト。
折込ポスター:なし。(巻頭1~3頁はカラーイラストギャラリー。4~6頁は実物の武具写真集)
本文:縦書き、一段組みが基本。巻末の「施設Guide」は二段組み。キャラクターごとの総合評価頁、奥付け、文庫の既刊案内は横書き。
構成・設定: 巻頭の口絵8頁はカラー、以後巻末まではモノクロ印刷。戦国時代の鎧兜や武具に関する解説書で、口絵の部分は前述の通りカラーイラスト集、写真集とミニキャライラストによる「黒漆五枚胴具足の着せ替え遊び」。本文は3章に分かれ、それぞれは「鎧兜の総論」、「有名戦国武将の鎧兜・武具の解説」、「戦国時代の武具・衣装のトリビア、所蔵施設の案内」。1、3章は文書解説が主体であるのに対し、本書のメインコンテンツである2章は有名戦国武将20名分の「イラストつき具足の解説」である。2章の各項目は6頁構成で、武将の氏名と家紋に鎧兜の名称および解説の前半、全身像のイラスト、解説の後半、武将自身のキャラデータおよび解説、関連武具の紹介、総合評価および項目別チャート評価に各1頁を当てる。紹介される鎧兜や武具は、いずれも現存するものを対象としているのが特徴。武将イラストの具足は有名な具足同士を組み合わせたり、不足分を補ったりして作画されているものがある。第3章は戦国時代の衣装(鎧兜を含む)についてのまめ知識29項目を列挙。施設ガイドは全国各地の展示施設(城郭や博物館・美術館)12ヶ所を紹介。参考文献リストは附属するが、イラストレーター紹介や索引などはない。
評価:
萌え絵度: イラストレーターの総数は3名。カバーイラストはヘビチヨさんが担当。いわゆる女子向けのイケメンイラスト型で水準はそこそこ、絵柄の統一感はあまりない。イラストレーターに関するデータは本書内には記載されていない。
テーマ萌え度:戦国武将の紹介を「現存する具足・得物」に沿って解説する、という観点は新鮮。またまえがきには「本書が戦国武将萌えの女子向けに発行された」ことが明記されており、本文の文体も女性向けを意識した風にみえ、イラスト像もイケメン青年に描かれている。ただ、これら二点の特徴が上手く協調しているようには見えず、現存する具足が重要であるのに実物の写真は巻頭の3領のみ、武具にいたっては写真は皆無な点とか、婦女子向けの文体や(チャート式評価などの)仕掛けが浮きまくっている点など、編集の意図が生かされているとは残念ながら言いがたい。
萌え本的意義: 宝島社発行の萌え本としては、
別冊宝島版として『 まんがで哲学しよう(1743) 』(11/03)、『 -ドラッカー(1710) 』(10/11)から最新刊の『 -統計学(2066) 』(13/09)までの「まんがと図解でわかる- 」シリーズ16冊、
上記の文庫化、宝島SUGOI文庫版として、『(まんがで学ぶ)哲学入門 』(12/12)、『 -ドラッカー 』(12/03)から最新刊の『 -空海と密教 』(13/04)までの「 まんがと図解でわかる- 」シリーズ5冊のほかに、
コミック部分を主体とした『(ぜんぶマンガで簡単にわかる)ドラッカー超入門(別冊宝島1840) 』(11/12)と、
その書籍版『 まんが 元自衛官みのり ドラッカー理論で会社を立て直す 』(11/12)、
SUGOI文庫版『 まんがでわかる! ドラッカー 』(13/01)3冊、
B6判の『(まんがでわかる)7つの習慣 』(13/10)の3系統が存在する。
本書はこれらのいずれにも属さず、B6版・500円台の価格設定などコンビニ本の体裁を取り、クリエイティブスイート編集本として『(図解でビビッとわかる)孫子の兵法 』(11/11)が続刊。
同系統のコンビニ歴史系本としては、『(自分のルーツがわかる!)家紋の歴史 』(12/02)が続く。
戦国武将をイケメンイラストで紹介する萌え本も多数発行されている。 代表的なものでは、
『戦国武将 完全ビジュアルガイド(The Quest For History) 』(カンゼン刊、/09/08)、
『だいすき!戦国武将(よくわかる▼気になる主従の萌えどころ) 』(廣済堂出版刊、09/10)、
『(ビジュアル)日本の名将100傑 』(アスキー・メディアワークス刊、12/02)、
『乙女のための名将言行録 (歴史魂) 』(アスキー・メディアワークス刊、13/01)、
やや趣をかえて、「戦国武将を描く本」も刊行されている。
『萌える戦国武将の描き方 』(誠文堂新光社刊、10/07)、
『戦国時代のイケメンが描ける絵師事典 』(ソフトバンククリエイティブ刊、12/03)、
総合萌え度 :★☆☆☆☆
紹介ブログ記事:
新・馬屋古の独り言! 2011年10月09日づけ記事、
甲冑絵巻…
「まぁ、書いてあるうんちく…って言うか、内容については専門外なので正しいのかどうか良く分かりません。
が…
武将のイラストには笑えます。
人気武将サマ…イケメンです。ヽ(^。^)ノわっちょ~い!(笑)
謙信サマこんなです…。
↓
このイメージは、ぜったいにあの方じゃないかと…。はい。
あはははは(大笑) 」
と、07年のNHK大河ドラマ「武田信玄」におけるGACKT謙信の影響を示唆。
イラスト担当、イマイフミさんの公式サイト:
aribon's gallery
http://aribon.nomaki.jp/index.html
>お仕事
>『戦国武将 甲冑絵巻』/宝島社
http://www.creatorsbank.com/portfolio/works/?id=aribon&work_id=221055
「 本文イラストと、
戦国武将きせかえセットを描かせて頂きました 」
宝島社 の紹介ページ:
詳細目次あり。
Amazon.co.jp の紹介頁
honto(旧bk1) の紹介頁
楽天ブックス の紹介頁
セブンネットショッピング の紹介頁
紀伊国屋書店 の紹介頁
付記:
Amazon、公式サイト上の発売日は10月07日、その他の書店サイトでは、10月との記述が主。
各書店サイト間で、タイトル表記に振れがある。(よろい★カブト の部分は、タイトル上では振りがな状の配置)
Amazon.co.jp 戦国武将_甲冑絵巻
honto(旧bk1) 戦国武将甲冑絵巻_よろい★カブト_戦国武将20人を美麗イラストで再現
楽天ブックス 戦国武将甲冑絵巻_よろい・カブト
セブンネットショッピング 戦国武将甲冑絵巻_よろい★カブト_戦国武将20人を美麗イラストで再現
紀伊国屋書店 戦国武将甲冑絵巻_-_よろい・カブト
上記公式サイト上 戦国武将_甲冑絵巻_戦国武将20人を美麗イラストで再現
クリエイティブ・スイート (編・著)

宝島社 (発行)
B6判、ソフトカバー、200ページ
2009/10/21 発行
ISBN-13 978-4-7966-7209-2
NDC分類: 756.7
定価 :500円(税込み)
内容(下記出版社の紹介ページより)
人気の武将20人と、彼らがもちいた甲冑を美しいイラストで大紹介。ほかに類を見ない、わかりやすい解説にこだわった一冊。「よろいの重さで転倒する武将が続出していた?」「カブトを交換して仲直りした武将がいる?」「伊達政宗がダースベーダーのモデルになった?」など、よろいカブトにまつわる面白うんちくも満載!
口絵 (カラーイラスト集) p.01
(戦国武将の武具) p.04
(戦国武将 きせかえセット) p.07
まえがきにかえて p.10
目次 p.11
第1章 戦国時代の武具、4つのポイント
戦国武将のよろいカブト 各部位の名称 p.20
1 防御 p.22
2 魂 p.24
3 顕示 p.26
4 芸術 p.28
COLUMN 日本刀(1) 反り p.30
第2章 戦国武将のよろいカブト 明智光秀 p.32
井伊直政 p.38
石田三成 p.44
(中略)
前田慶次 p.134
毛利元就 p.140
COLUMN 日本刀(2) 拵 p.152
第3章 武具なんでも雑学
下っ端兵士たちのよろいカブトはレンタル? P.154
情けなや……よろいの重さに転倒武将続出! P.155
よろい装着時のトイレはどうしていたの? P.156
(中略)
武器の主役は刀ではなく長い槍だった! P.188
伊達正宗がダースベーダーのモデル? P.190
(よろいかぶと所蔵)施設Guide p.192
参考文献 p.198
奥付けp.199
宝島SUGOI文庫 既刊案内 p.200
萌え本分類:解説書型。
ナビゲーター:なし。
カバー表紙:タイトルは横書き。タイトルの字色は黄色、赤系の影つき白、赤。「黒漆五枚胴具足着用の伊達正宗」のイラスト。
中表紙:カバーの人物イラストを背景に、メインのタイトルロゴ(配置はカバーと異なる)と本文中の武将5名の集合イラスト。
折込ポスター:なし。(巻頭1~3頁はカラーイラストギャラリー。4~6頁は実物の武具写真集)
本文:縦書き、一段組みが基本。巻末の「施設Guide」は二段組み。キャラクターごとの総合評価頁、奥付け、文庫の既刊案内は横書き。
構成・設定: 巻頭の口絵8頁はカラー、以後巻末まではモノクロ印刷。戦国時代の鎧兜や武具に関する解説書で、口絵の部分は前述の通りカラーイラスト集、写真集とミニキャライラストによる「黒漆五枚胴具足の着せ替え遊び」。本文は3章に分かれ、それぞれは「鎧兜の総論」、「有名戦国武将の鎧兜・武具の解説」、「戦国時代の武具・衣装のトリビア、所蔵施設の案内」。1、3章は文書解説が主体であるのに対し、本書のメインコンテンツである2章は有名戦国武将20名分の「イラストつき具足の解説」である。2章の各項目は6頁構成で、武将の氏名と家紋に鎧兜の名称および解説の前半、全身像のイラスト、解説の後半、武将自身のキャラデータおよび解説、関連武具の紹介、総合評価および項目別チャート評価に各1頁を当てる。紹介される鎧兜や武具は、いずれも現存するものを対象としているのが特徴。武将イラストの具足は有名な具足同士を組み合わせたり、不足分を補ったりして作画されているものがある。第3章は戦国時代の衣装(鎧兜を含む)についてのまめ知識29項目を列挙。施設ガイドは全国各地の展示施設(城郭や博物館・美術館)12ヶ所を紹介。参考文献リストは附属するが、イラストレーター紹介や索引などはない。
評価:
萌え絵度: イラストレーターの総数は3名。カバーイラストはヘビチヨさんが担当。いわゆる女子向けのイケメンイラスト型で水準はそこそこ、絵柄の統一感はあまりない。イラストレーターに関するデータは本書内には記載されていない。
テーマ萌え度:戦国武将の紹介を「現存する具足・得物」に沿って解説する、という観点は新鮮。またまえがきには「本書が戦国武将萌えの女子向けに発行された」ことが明記されており、本文の文体も女性向けを意識した風にみえ、イラスト像もイケメン青年に描かれている。ただ、これら二点の特徴が上手く協調しているようには見えず、現存する具足が重要であるのに実物の写真は巻頭の3領のみ、武具にいたっては写真は皆無な点とか、婦女子向けの文体や(チャート式評価などの)仕掛けが浮きまくっている点など、編集の意図が生かされているとは残念ながら言いがたい。
萌え本的意義: 宝島社発行の萌え本としては、
別冊宝島版として『 まんがで哲学しよう(1743) 』(11/03)、『 -ドラッカー(1710) 』(10/11)から最新刊の『 -統計学(2066) 』(13/09)までの「まんがと図解でわかる- 」シリーズ16冊、
上記の文庫化、宝島SUGOI文庫版として、『(まんがで学ぶ)哲学入門 』(12/12)、『 -ドラッカー 』(12/03)から最新刊の『 -空海と密教 』(13/04)までの「 まんがと図解でわかる- 」シリーズ5冊のほかに、
コミック部分を主体とした『(ぜんぶマンガで簡単にわかる)ドラッカー超入門(別冊宝島1840) 』(11/12)と、
その書籍版『 まんが 元自衛官みのり ドラッカー理論で会社を立て直す 』(11/12)、
SUGOI文庫版『 まんがでわかる! ドラッカー 』(13/01)3冊、
B6判の『(まんがでわかる)7つの習慣 』(13/10)の3系統が存在する。
本書はこれらのいずれにも属さず、B6版・500円台の価格設定などコンビニ本の体裁を取り、クリエイティブスイート編集本として『(図解でビビッとわかる)孫子の兵法 』(11/11)が続刊。
同系統のコンビニ歴史系本としては、『(自分のルーツがわかる!)家紋の歴史 』(12/02)が続く。
戦国武将をイケメンイラストで紹介する萌え本も多数発行されている。 代表的なものでは、
『戦国武将 完全ビジュアルガイド(The Quest For History) 』(カンゼン刊、/09/08)、
『だいすき!戦国武将(よくわかる▼気になる主従の萌えどころ) 』(廣済堂出版刊、09/10)、
『(ビジュアル)日本の名将100傑 』(アスキー・メディアワークス刊、12/02)、
『乙女のための名将言行録 (歴史魂) 』(アスキー・メディアワークス刊、13/01)、
やや趣をかえて、「戦国武将を描く本」も刊行されている。
『萌える戦国武将の描き方 』(誠文堂新光社刊、10/07)、
『戦国時代のイケメンが描ける絵師事典 』(ソフトバンククリエイティブ刊、12/03)、
総合萌え度 :★☆☆☆☆
紹介ブログ記事:
新・馬屋古の独り言! 2011年10月09日づけ記事、
甲冑絵巻…
「まぁ、書いてあるうんちく…って言うか、内容については専門外なので正しいのかどうか良く分かりません。
が…
武将のイラストには笑えます。
人気武将サマ…イケメンです。ヽ(^。^)ノわっちょ~い!(笑)
謙信サマこんなです…。
↓
このイメージは、ぜったいにあの方じゃないかと…。はい。
あはははは(大笑) 」
と、07年のNHK大河ドラマ「武田信玄」におけるGACKT謙信の影響を示唆。
イラスト担当、イマイフミさんの公式サイト:
aribon's gallery
http://aribon.nomaki.jp/index.html
>お仕事
>『戦国武将 甲冑絵巻』/宝島社
http://www.creatorsbank.com/portfolio/works/?id=aribon&work_id=221055
「 本文イラストと、
戦国武将きせかえセットを描かせて頂きました 」
宝島社 の紹介ページ:
詳細目次あり。
Amazon.co.jp の紹介頁
honto(旧bk1) の紹介頁
楽天ブックス の紹介頁
セブンネットショッピング の紹介頁
紀伊国屋書店 の紹介頁
付記:
Amazon、公式サイト上の発売日は10月07日、その他の書店サイトでは、10月との記述が主。
各書店サイト間で、タイトル表記に振れがある。(よろい★カブト の部分は、タイトル上では振りがな状の配置)
Amazon.co.jp 戦国武将_甲冑絵巻
honto(旧bk1) 戦国武将甲冑絵巻_よろい★カブト_戦国武将20人を美麗イラストで再現
楽天ブックス 戦国武将甲冑絵巻_よろい・カブト
セブンネットショッピング 戦国武将甲冑絵巻_よろい★カブト_戦国武将20人を美麗イラストで再現
紀伊国屋書店 戦国武将甲冑絵巻_-_よろい・カブト
上記公式サイト上 戦国武将_甲冑絵巻_戦国武将20人を美麗イラストで再現