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(まんがでわかる)7つの習慣

2013年10月19日 | ★★☆☆☆
『(まんがでわかる)7つの習慣 』
フランクリン・コヴィー・ジャパン (監修), 小山 鹿梨子 (まんが),

 
宝島社 (発行)
B6判、ソフトカバー、176ページ
2013/10/25発行
ISBN-13 978-4-8002-1531-4
NDC分類: 159

定価 :1,050円(税込み)


 内容(「BOOK」データベースより)
バーテンダーを目指して修業を始めた歩。バー「セブン」での様々な出会いを通して、彼女は少しずつ“本物”への階段を上っていく。歩の生き方、考え方を少しずつ変えたのは、「7つの習慣」だった―。

 内容(下記出版社の紹介ぺージより)
世界で3000万部、国内で160万部を突破した自己啓発論の金字塔『7つの習慣』が初のまんが化!大ヒットした『まんがと図解でわかる7つの習慣』よりもさらにわかりやすく、エッセンスをまとめました。


目次 おもな登場人物 p.02
Introduction 「7つの習慣」の前に意識すること 問題の見方を「インサイド・アウト」に変える p.05
 Prologue Bar Sevenとの出会い p.06
 1 真の成功は人格を捨てるところから始まる p.22
 2 「インサイド・アウト」で世界を見る p.24
 Column1 「7つの習慣」は人間を連続した成長に導く p.26
Chapter 1 第1の習慣 主体的である p.27
 Cocktail 1 自分らしさの選択 p.28
 1-1 自分の選択を意識して行動する p.44
 1-2 自分の「影響の輪」を意識して行動する p.46
 Column2 主体的に行動するために主体的な言葉を使おう p.48
Chapter 2 第2の習慣 終わりを思い描くことから始める p,49
 Cocktail 2 夢を見つける原則 p.50
 2-1 生産的な前進のために「終わり」を設定する p.66
 2-2 迷った時は「原則」に立ち返って選択する p.68
 Column3 人生のキャッチコピー「ミッション・ステートメント」を持つ p.70
Chapter 3 第3の習慣 最優先事項を優先する p.71
 Cocktail 3 未来を変える今日を生きる p.72
 3-1 人間活動は4つの領域に分けられる p.88
 3-2 スケジュールは「役割」と「目標」で考える p.90
 Column4 「任せる」ことでお互いに成長できることもある p.92
Chapter 4 第4の習慣 Win‐Winを考える p.93
 Cocktail 4 「誰かのために」から始まること p.94
 4-1 双方にメリットのある道が真の正解 p.110
 4-2 「与える人」がもっとも豊かになれる p.112
 Column5 人間関係を充実させる「信頼口座」の残高を増やす p.114
Chapter 5 第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される p.115
 Cocktail 5 相手の心を開くもの p.116
 5-1 「話す」ことより「聞くこと」から始めよう p.130
 5-2 4段階の聞き方で相手を深く理解する p.132
 Column6 言葉の正しさでは人の心は動かない p.134
Chapter 6 第6の習慣 シナジーを創り出す p.135
 Cocktail 6 「違うこと」の豊かさ p.136
 6-1 お互いに納得できる「第3の案」は必ずあるp.150
 6-2 シナジーをもたらすコミュニケーションとは p.152
 Column7 結果のために過程を重視する「P/PCバランス」の考え方 p.154
Chapter 7 第7の習慣 刃を研ぐ p.155
 Cocktail 7 一歩ずつ、前へ! P.156
 7-1 日々、自分の器を育てよう p.170
 Column8 人間を偉大にする「第8の習慣」“内面の声(ボイス)”を発見するとは? P.172
さくいん付 「7つの習慣」がわかる“厳選”用語集30 p.173
Stuff Profile / 奥付け p.175


萌え本分類:解説書型。
ナビゲーター:コミック部分の登場人物。駆け出しバーテンダーの歩(あゆみ)、BAR セブンのマスター正木、常連客でレストランオーナーの八神、など。

カバー表紙:タイトルは縦書き。タイトルの字色は赤地に白ぬきと黒。無地の背景に、バーテンダー姿の女性のイラスト。
中表紙:タイトルロゴとカクテル入りワイングラスの写真を配する。
折込ポスター:なし。
本文:縦書き、一段組みが基本(コラムは横書き一段、用語集は縦書き二段組み)。
構成・設定:  全ページモノクロ印刷。全体は導入部と7章のChapterより成り、各章は扉と16頁のコミック部分、4頁分の文書解説、章末コラム1頁で構成される。
全体はストーリー漫画が主体。亡き父親のBARを復活させたいフリーターの歩が偶然立ち寄ったBAR SEVENの雰囲気に惹かれ、バーテンダーを目指して修業を始める。BARを訪れる様々な人たちとの出会いや葛藤をマスターの正木や常連客の八神の助言によって乗り越えつつ、彼女の成長を描く。
7つの習慣を元にした各章ごとの半オムニバス形式で進行し、直接的な「7つの習慣」の解説ではなく作中での言及はほぼ皆無。一本のストーリー漫画と見てもそれなりにまとまっている。
解説部分は章ごとの内容のまとめで、ストーリー部分の補完的位置づけ。
巻末の「用語集30」は、索引を兼ねる。


評価:
萌え絵度:  漫画部分の担当は小山鹿梨子さん。別冊少女フレンドの連載作品を持つなどプロの漫画家で画力は確かで単体のオムニバス漫画として充分読める水準。登場人物の苗字に工夫が見られる。
テーマ萌え度:コミック部が主体となっており、原作の「7つの習慣」解説本としての色彩は薄目だが、監修をフランクリン・コヴィー・ジャパンが担当しているだけあって、文書解説部分の内容は的確な要約。図版の使いかたにも工夫がみられ分かりやすい概要となっている。
萌え本的意義: 宝島社発行の萌え本としては、
別冊宝島版として『 まんがで哲学しよう(1743) 』(11/03)、『 -ドラッカー(1710) 』(10/11)から最新刊の『 -統計学(2066) 』(13/09)までの「まんがと図解でわかる- 」シリーズ16冊、
上記の文庫化、宝島SUGOI文庫版として、『(まんがで学ぶ)哲学入門 』(12/12)、『 -ドラッカー 』(12/03)から最新刊の『 -空海と密教 』(13/04)までの「 まんがと図解でわかる- 」シリーズ5冊のほかに、
コミック部分を主体とした『(ぜんぶマンガで簡単にわかる)ドラッカー超入門(別冊宝島1840) 』(11/12)と、
その書籍版『 まんが 元自衛官みのり ドラッカー理論で会社を立て直す 』(11/12)、
SUGOI文庫版『 まんがでわかる! ドラッカー 』(13/01)3冊、の2系統が存在する。
本書は後の系統に属し、「7つの習慣」関連書籍としては3冊目にあたるが、前記系統中の『 (まんがと図解でわかる) (スティーブン・R・コヴィーの)7つの習慣(1805) 』(11/10)、同 SUGOI文庫版 (13/01)とは、同テーマという以外直接の繋がりはなくオリジナルな新刊。 同分野の萌え本は、他に発見できていない。
コミック部分が主体となる書籍なので、厳密には萌え本とは言いがたい部分もあるが、手軽に読める入門書籍としてはお勧め。


総合萌え度 :★★☆☆☆


紹介ブログ記事:
501社会人撲滅団通称ストライクサラッち  2013年10月14日づけ記事、
まんがでわかる7つの習慣
http://gakuchoumeireiyo.blog76.fc2.com/blog-entry-227.html
「 原作の7つの習慣を実にわかりやすく、文章(頭で考える)、漫画(目で見る)をうまく使った作品でした。
でも、、、ちょっとずるいな~とおもったのが、本策の主タイトルである7つの習慣という本をちゃんと買わないと本当の意味を知るには少し力不足ではあります。
はぁ(・д・)?お前なにえらそうなこと言ってんだよ!
と思われるかもしれませんが、、一応。。。1年位前にかってます。。紹介はまた後日 」


イラスト担当、小山鹿梨子さんの公式サイト:
いもたれのげんいん
>Blog いもたれ日記
>2013年10月12日づけ記事、
ものすごく久々のおしらせ その2
http://ab-gata-705.jugem.jp/?eid=254
「 スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」をとってもわかりやすく解説した入門書です。
本家の「7つの習慣」をこれから読もうと思っている方や、途中で挫折してしまった方も、
「まんがでわかる~」を読んだあとだと入りやすいと思いますよ。 」

宝島社紹介ページ
「 本書では、監修者のアドバイスを基に、『7つの習慣』の要点を一部大胆に、わかりやすくまとめて紹介しています。 」
 監修担当のフランクリン・コヴィー・ジャパン、イラスト担当の小山鹿梨子さんのプロフィール、内容見本(目次を含む16頁分)へのリンクあり。


Amazon.co.jp         の紹介頁
honto(旧bk1)         の紹介頁
楽天ブックス         の紹介頁
セブンネットショッピング   の紹介頁
紀伊国屋書店        の紹介頁


付記:
Amazon、公式サイト上の発売日は10月11日、hontoの取り扱い開始日は、同5日。その他のサイトでは10月との記述が主。
10月13日、駅前の大型書店店頭で購入。


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