『萌え萌え妖怪事典 零[ZERO] 』
妖怪事典制作委員会 (編)

イーグルパブリシング (発行)
B6判、ソフトカバー、192ページ
2009/08/01発行
ISBN-13 978-4-84146-166-8
NDC分類: 388.1
定価 :1,575円(税込み)
内容(「BOOK」データベースより)
妖怪っ娘イラストと充実解説で、日本の妖怪伝説まるわかり。
妖怪INDEX p.02
はじめに p.04
天狗娘がやってきた! P.05
案内役の御紹介 p.06
はじめに知りたい!妖怪予備知識 p.08
CONTENTS p.10
北海道・東北の妖怪 p.11
COLUMN 迷い家と「境界」 p.24
関東の妖怪 p.25
甲信越・北陸の妖怪 p.43
COLUMN 魑魅と魍魎 p.52
東海の妖怪 p.53
近畿・関西の妖怪 p.63
中国・四国の妖怪 p.81
COLUMN 隠神刑部狸 p.94
九州・沖縄の妖怪 p.95
COLUMN 一般人のための妖怪退治法 p.103
COLUMN 物の妖怪「付喪神」 p.110
鳥山石燕以降の妖怪 p.111
妖怪資料編・零 p.129
はじめに ~妖怪資料編・零の使い方~ p.130
妖怪のことを知るために p.132
妖怪伝説はこうして作られた p.148
絶対おすすめ!妖怪ブックガイド p.167
中国妖怪小事典 p.170
イラストレーター紹介ページ p.178
妖怪索引 p.184
参考資料 p.190
妖怪ホームステイin柳田家、最後の一日 p.188
あとがき p.189
シリーズ新刊紹介 p.191
奥付 p.192
萌え本分類:図鑑型。
ナビゲーター:小泉ヤクモ、(天狗の)秋葉、柳田國香、井上円、管狐の5名。もちろん全員美少女でちびキャラ。
カバー表紙:タイトルは横書き。タイトルの字色は赤、白~黄色~赤のグラデュエーションと黒。天狗っぽい美少女二名のイラスト。
中表紙:カバーと同柄のタイトル付きイラスト。
折込ポスター:なし。
本文:横書き、一段組み。
構成・設定: 前半の図鑑部分はカラー印刷で2頁1項目が基本、文書解説(+ナビゲーター噴き出し形式の脚注)1頁とカラーイラスト1頁よりなるが、時に見開きイラストまたは解説2頁の3頁構成も混じる。大半の妖怪にはオリジナル図版が掲載されている。
後半の「妖怪資料編」はモノクロ印刷。ナビゲーター達の噴き出し解説による総論から、妖怪の成り立ち、日本の代表的研究者列伝、鬼や天狗、河童など6体を例にとった「ヒトと妖怪の関係性」についての論議、ブックガイドなどで構成。人物紹介の項では文献写真やコマ漫画なども掲載。地方別の項目扉や小事典中にもチビキャラ風の萌え妖怪イラストがある。
イラストレーター紹介はアイコンとリンク先つきで6頁、索引は前作「-妖怪事典」を含めた2冊分がまとめられている。
評価:
萌え絵度: 総てのイラストが背景つきでかなり高水準。ただしカバーイラストを含めて妖怪の特徴よりも「萌え萌え」に主眼を置いた、官能的表現を前面に押し出したタイプの挿絵が多い。
テーマ萌え度: ものすごく気合が入っている(下項に詳細)。
萌え本的意義: 「萌え萌え-」シリーズの第33作で、発行順としては『(科学がSFを超える日)萌え萌え未来科学講座(2009/06) 』と『萌え萌えウソつきッ娘論理パズルⅠ(キミの頭脳に挑戦!)(2009/09) 』の間にあたる。類書としては『萌えわかり!妖怪変化ビジュアルガイド(2007/08 モエールパブリシング刊) 』など。
前作『-妖怪事典(2008/07) 』の続編的位置づけとなる一冊だが、内容には格段の進歩がみられる。
45組48体の妖怪に加え、巻末の中国妖怪小事典37体と併せて85体の妖怪を紹介。地域別の分類を採用し、その地方独自に近い妖怪を取り上げている事、解説部分もより簡潔かつ詳細になっている事、妖怪事典の部分についても著名な妖怪研究家の紹介や妖怪研究の歴史の流れがちゃんと紹介されてる事、など評価できる点は多い。また、ナビゲーターによる解説が「資料編」中でもきちんと入っていること、プロローグ(P.05)の対応としてエピローグ(p.188)が配されていることなど、「萌え本自体としての完成度」も高い。
ただ、ここまで本文が充実してくると、イラストの充実度と方向性がずれてきてるような気もする。
総合萌え度 :★★★☆☆
イーグルパブリシング:
2011年の公式サイトリニューアルにより、紹介頁は消失 →(Web魚拓)
(本書についての記述はない)
企画・監修のTEAS事務所
>萌え萌え事典シリーズ
>紹介ページ:
http://www.otabeya.com/moeyoukai0.html
ナビゲーターの掛け合いで、本文の見本を含めた詳しい内容紹介つき。
タイトルの「零」についてのウンチクも記載されてる。
同、Blog「おたべや」 2009年7月7日づけ記事。
『萌え萌え妖怪事典-零』!
http://www.otabeya.com/php/index.php/view/73
「今回は『零』と題して、前作の妖怪事典よりも更に基礎的な知識を中心にご紹介。
妖怪って、そもそもナニ?
妖怪学って本当に学問なの?
妖怪のエキスパートな方々って、本当はナニモノ?
鬼とか土蜘蛛ってば、元々人間ってホント?
……などなど。
前作の事典では詳しく触れることのできなかったこと、知ってるようで知らない妖怪の基礎についてお勉強できるようになっています。
妖怪世界の入門書として是非! 」
Amazon.co.jp の紹介頁
オンライン書店bk1 の紹介頁
楽天ブックス の紹介頁
セブンネットショッピング の紹介頁
紀伊国屋書店BOOK WEB の紹介頁
付記:
Amazonの発売日は7月24日。多分こちらの方が実勢に近い。
「 零[ZERO] 」の記載については、上記の各書店サイト間で「零」「(0)」などの表記が見られる。
妖怪事典制作委員会 (編)


イーグルパブリシング (発行)
B6判、ソフトカバー、192ページ
2009/08/01発行
ISBN-13 978-4-84146-166-8
NDC分類: 388.1
定価 :1,575円(税込み)
内容(「BOOK」データベースより)
妖怪っ娘イラストと充実解説で、日本の妖怪伝説まるわかり。
妖怪INDEX p.02
はじめに p.04
天狗娘がやってきた! P.05
案内役の御紹介 p.06
はじめに知りたい!妖怪予備知識 p.08
CONTENTS p.10
北海道・東北の妖怪 p.11
COLUMN 迷い家と「境界」 p.24
関東の妖怪 p.25
甲信越・北陸の妖怪 p.43
COLUMN 魑魅と魍魎 p.52
東海の妖怪 p.53
近畿・関西の妖怪 p.63
中国・四国の妖怪 p.81
COLUMN 隠神刑部狸 p.94
九州・沖縄の妖怪 p.95
COLUMN 一般人のための妖怪退治法 p.103
COLUMN 物の妖怪「付喪神」 p.110
鳥山石燕以降の妖怪 p.111
妖怪資料編・零 p.129
はじめに ~妖怪資料編・零の使い方~ p.130
妖怪のことを知るために p.132
妖怪伝説はこうして作られた p.148
絶対おすすめ!妖怪ブックガイド p.167
中国妖怪小事典 p.170
イラストレーター紹介ページ p.178
妖怪索引 p.184
参考資料 p.190
妖怪ホームステイin柳田家、最後の一日 p.188
あとがき p.189
シリーズ新刊紹介 p.191
奥付 p.192
萌え本分類:図鑑型。
ナビゲーター:小泉ヤクモ、(天狗の)秋葉、柳田國香、井上円、管狐の5名。もちろん全員美少女でちびキャラ。
カバー表紙:タイトルは横書き。タイトルの字色は赤、白~黄色~赤のグラデュエーションと黒。天狗っぽい美少女二名のイラスト。
中表紙:カバーと同柄のタイトル付きイラスト。
折込ポスター:なし。
本文:横書き、一段組み。
構成・設定: 前半の図鑑部分はカラー印刷で2頁1項目が基本、文書解説(+ナビゲーター噴き出し形式の脚注)1頁とカラーイラスト1頁よりなるが、時に見開きイラストまたは解説2頁の3頁構成も混じる。大半の妖怪にはオリジナル図版が掲載されている。
後半の「妖怪資料編」はモノクロ印刷。ナビゲーター達の噴き出し解説による総論から、妖怪の成り立ち、日本の代表的研究者列伝、鬼や天狗、河童など6体を例にとった「ヒトと妖怪の関係性」についての論議、ブックガイドなどで構成。人物紹介の項では文献写真やコマ漫画なども掲載。地方別の項目扉や小事典中にもチビキャラ風の萌え妖怪イラストがある。
イラストレーター紹介はアイコンとリンク先つきで6頁、索引は前作「-妖怪事典」を含めた2冊分がまとめられている。
評価:
萌え絵度: 総てのイラストが背景つきでかなり高水準。ただしカバーイラストを含めて妖怪の特徴よりも「萌え萌え」に主眼を置いた、官能的表現を前面に押し出したタイプの挿絵が多い。
テーマ萌え度: ものすごく気合が入っている(下項に詳細)。
萌え本的意義: 「萌え萌え-」シリーズの第33作で、発行順としては『(科学がSFを超える日)萌え萌え未来科学講座(2009/06) 』と『萌え萌えウソつきッ娘論理パズルⅠ(キミの頭脳に挑戦!)(2009/09) 』の間にあたる。類書としては『萌えわかり!妖怪変化ビジュアルガイド(2007/08 モエールパブリシング刊) 』など。
前作『-妖怪事典(2008/07) 』の続編的位置づけとなる一冊だが、内容には格段の進歩がみられる。
45組48体の妖怪に加え、巻末の中国妖怪小事典37体と併せて85体の妖怪を紹介。地域別の分類を採用し、その地方独自に近い妖怪を取り上げている事、解説部分もより簡潔かつ詳細になっている事、妖怪事典の部分についても著名な妖怪研究家の紹介や妖怪研究の歴史の流れがちゃんと紹介されてる事、など評価できる点は多い。また、ナビゲーターによる解説が「資料編」中でもきちんと入っていること、プロローグ(P.05)の対応としてエピローグ(p.188)が配されていることなど、「萌え本自体としての完成度」も高い。
ただ、ここまで本文が充実してくると、イラストの充実度と方向性がずれてきてるような気もする。
総合萌え度 :★★★☆☆
イーグルパブリシング:
2011年の公式サイトリニューアルにより、紹介頁は消失 →(Web魚拓)
(本書についての記述はない)
企画・監修のTEAS事務所
>萌え萌え事典シリーズ
>紹介ページ:
http://www.otabeya.com/moeyoukai0.html
ナビゲーターの掛け合いで、本文の見本を含めた詳しい内容紹介つき。
タイトルの「零」についてのウンチクも記載されてる。
同、Blog「おたべや」 2009年7月7日づけ記事。
『萌え萌え妖怪事典-零』!
http://www.otabeya.com/php/index.php/view/73
「今回は『零』と題して、前作の妖怪事典よりも更に基礎的な知識を中心にご紹介。
妖怪って、そもそもナニ?
妖怪学って本当に学問なの?
妖怪のエキスパートな方々って、本当はナニモノ?
鬼とか土蜘蛛ってば、元々人間ってホント?
……などなど。
前作の事典では詳しく触れることのできなかったこと、知ってるようで知らない妖怪の基礎についてお勉強できるようになっています。
妖怪世界の入門書として是非! 」
Amazon.co.jp の紹介頁
オンライン書店bk1 の紹介頁
楽天ブックス の紹介頁
セブンネットショッピング の紹介頁
紀伊国屋書店BOOK WEB の紹介頁
付記:
Amazonの発売日は7月24日。多分こちらの方が実勢に近い。
「 零[ZERO] 」の記載については、上記の各書店サイト間で「零」「(0)」などの表記が見られる。
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