萌え本図書館

世界に広がる萌え本の輪

萌える戦国武将の描き方(描くBOOK no.2)

2015年03月07日 | ★★★★☆
『(武将ならではの体型や、甲冑、馬の描き方まで徹底指南!)萌える戦国武将の描き方(描くBOOK no.2) 』
コミックス・ドロウイング編集部 (編著), さとらあーき (イラスト)


誠文堂新光社 (発行)
A5判、ソフトカバー、128ページ
2010/07/31 発行
ISBN-13 978-4-416-81043-9
NDC分類: 726.1

定価 :1,512円(税込み)


 内容(「BOOK」データベースより)
漢らしい戦国武将の筋肉質な体の描き方や甲胄を描く為のいろはまで。戦国武将の描き方を、基本をふまえて、わかりやすく徹底指南する。

 内容(下記出版社の紹介ページより)
武将はもちろんお館様、兄者、忍など…男ならではの骨格、頭身、鎧兜の着脱までの萌えポイントを網羅したイラストの描き方を徹底解説。馬や武器、甲冑など、周辺のものの描き方も掲載。


戦国絵巻 p.02
  櫻井しゅしゅしゅ/小松麟太郎/石田総司/霜月かいり
目次 p.06
はじめに p.08
【第一幕】武将の体の描き方 p.09
 其の一 体型を描き分ける p.10
 其の二 異国人体型を描く p.12
 其の三 仮想武将体型を描く p.14
(中略)
 其の他 時代物ならではの道具と手 p.26
 其の五 足を描く p.28
戦国閑話 その一 布団の誕生は、火縄銃と関係あり p.30
【第二幕】甲冑の描き方 p.31
 其の一 甲冑 基本仕様<一> p.32
 其の二 甲冑 基本仕様<二> p.34
 其の三 甲冑 基本仕様<三> p.36
(中略)
 其の六 現代風甲冑を描く p.46
 番外編 忍装束 p.48
戦国閑話 その二 負傷した兵はどんな治療を受けた? p.50
【第三幕】武将の髪型と武器・小物 p.51
 其の一 結い上げた髪を描く 月代編 p.52
 其の二 結い上げた髪を描く 総髪編 p.54
 其の三 結い上げた髪を描く 創作総髪編 p.56
(中略)
 其の六 その他小道具 武士の戦い、生き様編 p.62
 其の七 その他小道具 武士の生活編 p.64
戦国閑話 その三 合戦時の食糧事情 p.66
【第四幕】馬を描く p.67
 其の一 馬を知る p.68
 其の二 馬の描き方 p.70
 其の三 馬の描き方 いろいろ p.72
 其の四 馬に人を乗せる p.74
戦国閑話 その四 戦で生活圏を荒らされた住民の愉しみとは? p.78
【第五幕】武将の日常の描き方 p.79
 其の一 休日をゆるりとすごす p.80
 其の二 茶を嗜む p.81
 其の三 野山をかけ回る p.82
 其の四 その他 生活もろもろ p.83
 番外編 武士の日常着 袴図解説 p.84
戦国閑話 その五 衆道は、戦国時代の武家社会の常識 p.88
【第六幕】武将のいる風景 ~日々設定 虎の巻~ p.89
 其の一 武将の領地見回り p.68
 其の二 つかの間の休息 p.70
 其の三 歌舞伎者のぶらり城下町 p.72
 其の四 本日は無礼講 武将達の宴 p.74
戦国閑話 その六 戦国時代の主流ファッションは此れ! p.98
【第七幕】 武将の着色指南 p.99
 銃使いの武将を描く 霜月かいり p.100
 馬と負傷した武将を描くさとらあーき p.112
 着物と毛皮 雅な武将を描く石田総司 p.118
作家紹介 p.127
奥付け p.128


萌え本分類:解説書型。
ナビゲーター:なし。

カバー表紙:タイトルは横書き。タイトルの字色は黒と紫。刀を掲げる騎馬武者のイラスト。
中表紙:武将絵のラフ稿(ギャラリー中の一枚から)に、タイトルロゴを配する。
折込ポスター:なし。
本文:横書き、二段組みが基本。まえがきやイラスト解説の一部には一段組みもあり。
構成・設定: 巻頭8頁(イラストギャラリーから序文まで)、および巻末の30頁(第六幕以降、巻末まで)はカラー、その間はモノクロ印刷。
 全体は、巻頭のイラスト集「戦国絵巻」、5章のイラスト技法、2章のカラーイラスト実践編の3部に大別される。「戦国絵巻」はイラストレーター4名の頁大の武将イラスト集。第一幕以降は章扉つきで、扉は黒地亀甲文様の背景に章題と緒言を配する。第一幕から第五幕では「戦国時代の武将イラスト」の描き方を解説。各項目は見開き2頁を基本単位とし(一部1頁、4頁の項目もある)、モノクロイラストの描画法の基礎からテクニックを解説する。後半の第六幕は、背景付きカラーイラストを基本とする描画のツボ指南、第七幕は「カラーイラストメイキング講座」であり、巻頭掲載のイラストレーター3名による製作過程の解説で、製作途中の差分写真が多数掲載されている。巻末の作家紹介のアイコンは本誌掲載イラストの縮小版でコメント・リンク等はなし。スタッフリストは奥付頁にあるが、索引は附属しない。

評価:
萌え絵度:  イラストレーターの総数はゲスト4名を含めて計5名。カバーイラストは櫻井しゅしゅしゅさんが、本文イラストはさとらあーきさんが担当。紹介頁によれば5名とも武将イラストには一定の経験がある方々のようで、絵柄の水準はそろっており腐の萌え度もかなり高め。
テーマ萌え度: 前書の「眼鏡」ほどではないが、戦国テーマのイラスト描画法がメインテーマ、というかなりニッチな書籍。
解説はイラストの用例が中心で文書は最小限度。後半の作業解説の方は差分のPC画面の掲載数が多いのがよい。内容がイラスト作成の参考になるかどうかは、読者の画力次第であるが、眺めてるだけでも結構面白い。
萌え本的意義: 誠文堂新光社発行の萌え本としては、
「漫画の教科書シリーズ 」として、
( -No.02) 萌えキャラの上手な描き方 』(08/10)、
『( -No.04) BLキャラの描き方 』(09/10)、
『( -No.08) 萌えミニキャラの上手な描き方 』(11/06)の3冊、
また「コミックドロウイングブック 」シリーズの、
『( -No.01)(萌えキャラのファッション作り)萌えスタイルの描き方』(10/01)、
『( -No.02)(ボーイズラブの受け攻めの極意)萌え男子キャラの描き方 』(10/05)、
に次ぎ、『( -no.01)萌える眼鏡っ娘の描き方 』(10/07)と同日発売で「描くBook- 」シリーズの2冊目。
本シリーズは結局これら2冊の刊行のみで終り、以後の発行は上記の2シリーズで続いていく。
 戦国武将のイラスト教本としては、
『 戦国時代のイケメンが描ける絵師事典 』(ソフトバンククリエイティブ刊、12/03)
また、和風武装の関連書籍としては、
『 戦う!和風武器イラストポーズ集 』(マール社刊、10/12)、
『 (作画のための)和装男子徹底ガイド (廣済堂マンガ工房) 』(廣済堂出版刊、15/01)などがあげられる。
 これらの中では、本文のイラスト担当が一人で統一感が保たれている件、「武将の描き方」だけにとどまらず、武家の所作や武器以外の小道具、馬の描き方に頁を当てている件など、入門書としては丁寧な造りが目立つ。


総合萌え度 :★★★★☆


紹介記事:

カバーイラスト担当、櫻井しゅしゅしゅさんのTwitter:
櫻井しゅしゅしゅ2月6日SSG4巻発売 @shu3_sakurai
https://twitter.com/shu3_sakurai

同、pixiv:
櫻井しゅしゅしゅ3月春ア31b
http://www.pixiv.net/member.php?id=417390

誠文堂新光社紹介ページ
http://www.seibundo-shinkosha.net/products/detail.php?product_id=2767
「 戦国BASARAのブレイクからコミックアートの世界にも空前の歴史ブームとなり、萌える素敵な武将たちを描きたいという人が急増している。その描き手のための戦国武将の描き方本。 」
 ほぼ基礎情報のみ。


Amazon.co.jp         の紹介頁
honto               の紹介頁
楽天ブックス          の紹介頁
セブンネットショッピング   の紹介頁
紀伊国屋書店         の紹介頁(版元取寄)


付記:
公式サイト上の発売日は07月21日、その他の書店サイトでは、07月との記載が主。

 上記の各書店サイト間で、サブタイトルの表記に振れが見られる。
Amazon.co.jp        -(描くBOOK)
honto              -武将ならではの体型や、甲冑、馬の描き方まで徹底指南! (描くBOOK)
楽天ブックス         -武将ならではの体型や、甲冑、馬の描き方まで徹底指南(描くBOOK)
セブンネットショッピング  -武将ならではの体型や、甲冑、馬の描き方まで徹底指南! 描くBOOK no.2
紀伊国屋書店        描くBOOK-
公式サイト上         (サブタイトル表記なし) 


コメントを投稿