MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

日日食堂(大磯)

2020-02-20 23:07:03 | 音楽が流れる喫茶&BAR
日日食堂(大磯)

遅い昼に出かけた。小田原厚木道路を大磯まで行き、そこから戻って、
その食堂についた。
駐車スペースがわかりにくいが、混雑時でなかったので、止めることができた。
築100年くらいの建物をリノベーションして食堂とギャラリーに作り変えた。
大磯という土地は、別荘があったり、著名人が住まい致すところでもあったので、
いろいろとあるらしい。古い土地であればあるほど、しきたりのようなものが
残っていたり、先住の方たちの意向が尊重されたりするので、あとから来たものは
溶け込むまでそれなりの時間と人付き合いが必要になる。
HPやネットの記事を拝見すると、それなりの努力が言ったようだけれど、成長のために・・・。
人間いくつになっても勉強ということだろうか。
元工場だったからか、天井も高く、広い空間は車いすも入れるようなバリア・フリー感がある。

食堂の半分くらいのスペースが、ギャラリーになっていて、今日は、陶器が飾られていて、そのほかにも
綿のものとか、カバンなど、自然の風合いが出ているものが主になっておかれていた。

食堂のメニューは多分季節が変われば、移り変わるのだろう。地場野菜と地元の漁港に上がる魚をメインに
しつらえる。鮮度もよく、口にあう。味も薄味で、私のようなものにも完食できた。

大磯というところは、以前、「すとれんじふるうつ」のマスターが自然食野菜を扱っていたりして、
そのような土壌もあると思われる。ある意味、お金持ちの方も多くいられるところなのかもしれないし
需要と供給もあるのかもしれない。

食堂といっても、いいものが使われているので、料金はそれなりにするが、和ものの自然食で体に
優しいものであるので、がっつり行く年齢の方は物足りないかもしれないが、シニアやご婦人方には
ヘルシーで取りつきやすいかも。私は季節のお魚の漬け丼と小鉢(細切り昆布と人参の煮物と小松菜の
お浸し)とだしの汁、ナッツは季節の魚太刀魚、めばる、さわらなどの南蛮漬けと小鉢2品とだしの汁。

ごはんは平日は15時まででそれからがカフェタイムになる。スィーツも充実している。
水だしコーヒーのホットをいただいた。ホットは水だしのものを湯煎かけて温めて出すという
手間かけている。それに、ベイクのチーズケーキをいただく。ナッツはキャロットケーキに
柑橘類の酵素ジュース。酵素というところがみそなのかもしれない。おいしかったそうだ。
空気も生々としていて、部屋の中に風が流れている感じ。

入店した時から、JAZZピアノが小さく流れている。この分だと有線かな・・・。しかしながら、
なかなかうまい曲の流れを作っており、プロの選曲かもしれないと思った。
帰りのレジの時に聞いてみた。

有線ではなかった。Ipadに曲を入れてそれをアンプにつないで流しているらしい。
スピーカーは音場型のものがフロアに小さいものと、細長いもの、レジにも1台置いてあり、
あくまで空間に自然に音が流れている配慮を怠らない。どこが音源なのか、探さないと
音が飛んでくる方向が分からないようになっている。

そういう隠れたこだわりも見せたりする。なかなか侮れないお店だった。これは流行るわけだ。


今古今と日日食堂
https://conccon.com/#



小澤征爾・ボストン響で2曲。

2020-02-19 12:50:46 | 音楽夜話(クラシック)

小澤征爾・ボストン響で2曲。

バイエルン放送協会提供のクラシック・スター
という番組で「ボストン交響楽団」が取り上げられていた。
多分、CDを音源で流していると思う。

70年代にボストン響の指揮者になって、録音した1枚。
精緻なラヴェルを聞かせている。短い曲だけれど、録音もよく
なにかするする入ってくる。曲を選ぶのか曲が選ばれるのか、
相性でもあるというように曲が流れた。

Maurice Ravel: "Menuet antique" (Seiji Ozawa);
ラヴェル:古風なメヌエット
ボストン交響楽団 小澤征爾(指揮)
 録音時期:1974年4月、10月
 録音場所:ボストン・シンフォニー・ホール
1970年代のドイツ・グラモフォン音源。

Gustav Mahler: "Kindertotenlieder"
(Jessye Norman, Sopran: Seiji Ozawa);
マーラー:なき子をしのぶ歌
ボストン交響楽団 小澤征爾(指揮)
 録音時期:1988年
 録音場所:フランクフルト

マーラー:亡き子をしのぶ歌
第1曲: いま太陽は明るく昇る
第2曲: なぜあんなに暗い炎を
第3曲: おまえのお母さんが部屋に入ってくるとき
第4曲: 子供たちは外に出かけただけなのだ
第5曲: こんな天気、こんな嵐の日には

「なき子をしのぶ歌」として、マーラーは
リュッケルトの詩に曲をつけた。

ここでのノーマンと小沢さんのコンビネーションは
微に入り細に入り、いい連携をしている感じがする。

歌ものも若いころから、確か成城でコーラスをやってた
こともあるのか、歌心というところでは、やはり一日の長が
あるように思う。

しっとりと悲しみあるいは絶望の淵から顔をのぞかせるような
歌も感じられるが、ぎりぎりのところでバランスをとどめてる
ような気もする。何かに走ることはない。
この歳になって、マーラーのこの曲を聴くとは思わなかったけれど、
私たちはこのような演奏を聴ける、ある意味芸術の怖さと
喜びを共有できる世界にいることを認識した。

アンディー・マッキー(g)2days Tokyo

2020-02-19 11:44:14 | アコースティック・ギター・トリップ
アンディー・マッキー(g)2days Tokyo

https://andymckee.com

http://www.aco-world.com/
上記に情報がありました。

日本に来日でこのような時期に、ある意味ありがたい
ことですが、大事なく過ごされてほしいです。

ヘッジスの影響のある時期の方で、リスペクトしつつ、
YOUTUBEなどでも、ヘッジスのカバーしてたりします。

1枚目のアルバムも聴いています。なかなか伝わる
演奏です。ハープギターなども弾かれるとかで、
今回の来日でも聴くことができるのでしょうか。

まずは、情報まで。

ネットラジオ PANORAMA17日21時~24時より。

2020-02-19 08:35:52 | 音楽夜話(クラシック)
PANORAMA17日21時~24時より。

バイエルン放送協会提供
オーケストラはバイエルン放送交響楽団。
後半を聴いた。

Peter Tschaikowsky: Violinkonzert D-Dur, op. 35
(Dmitry Sitkovetsky, Violine; Manfred Honneck);

多分この曲いろいろな演奏家で、割と放送に乗ってること多いのではと思ったりする。
ドミトリー・シトコヴェッキーは、割と大胆に彫琢していくヴァイオリン。
ムーディーに語りかける手法ではない。彼の考え作り出すチャイコフスキーは
ある意味骨太だ。もう少し繊細なほうが・・・という感想もあるかもしれない。
でも、これはこれで味があるのではないかと思う。演奏家通りのチャイコフスキーが
あるのかもしれない。彼が先導してオケが鳴っているのではないかと思ったところもあった。
多分、指揮者と協議の上だと思うけれど、終演後はブラボーも飛んでいた。

弦楽3重奏版の「ゴルトベルク」変奏曲が出ている。指揮もバイオリンも八面六臂の
活躍なのだろう。 ロシアの面目躍如なのかもしれない。

Richard Strauss: "Intermezzo", Vier symphonische Zwischenspiele
(Franz Welser-Most);

リチャード・ストラウス:「Intermezzo」、4つの交響的インタールード(FranzWelser-Most);
歌劇「インテルメッツォ」から4つの交響的間奏曲 Op.72
出発前の騒動とワルツの情景
暖炉の前の夢
カードゲームのテーブルで
更に元気な決断

メストは、この団体との録音があって、なおかつシュトラウスの
伝記本の音源としてついてくるもの。
シュトラウスはあまりなじみがないけれど、やはり芯のある作曲家
なのではないかと思う。聴いていて作りが凝っている感じがする。

George Gershwin: "Rhapsody in Blue" (Denis Matsuev, Klavier; Mariss Jansons)

デニス・マツエフはロシアのピアニスト。第11回チャイコフスキー国際コンクールで優勝。
ロマン派の評価が高い。技術と音楽性の高さで活動しており、ジャズにも興味を持ちオリジナル
や即興演奏などもプログラムにいれている。何か聴いてみたいもの。
キーシンなどもそのようなアプローチもする。余興でなく。

デニスのラプソディーは切れのある指のよく回る、さりとて、耳を惹くアプローチも聞かれ、
音楽性も十分感じられる演奏だった。ロシアのピアニストとドイツのオケでアメリカの
作曲家の曲を、ラトビア生まれの指揮者が演奏する。音楽界もインターナショナル。

映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』

2020-02-18 22:11:23 | 音楽夜話(ジャズ)
映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』ティザー映像

ブルーノートといえば、ジャズの代名詞みたいなところもあった。
しかしながら、ミュージシャンを大切にして、ジャズというものを
突き詰めていったようなところがある。金儲けは2の次みたいなところがあった。
ジャズミュージシャンにはやりたいようにやらせて、それが新しいものにつながっていった。
当時の綺羅星はスターになったりもした。駆け足で紹介されても、根っこを捕まえていれば、
JAZZとのかかわりをミュージシャンを通じて外すことはないと思った。

画面のルーは年とってもより味が出て、なかなかなミュージシャンだなと思った。
ウエイン・ショーターやハービーハンコックは、ビック・ネームだけれど、
あまり聞きこんでいなかった。特にショーターは・・・。
少し聞いてみようかと思った。

作品でのスタジオセッションもテンション高く、聴きごたえがあった。
帰ったら、彼らのアルバムの1枚でも聴いてみよう。

Blue Note Records: The History