MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

小澤征爾・ボストン響で2曲。

2020-02-19 12:50:46 | 音楽夜話(クラシック)

小澤征爾・ボストン響で2曲。

バイエルン放送協会提供のクラシック・スター
という番組で「ボストン交響楽団」が取り上げられていた。
多分、CDを音源で流していると思う。

70年代にボストン響の指揮者になって、録音した1枚。
精緻なラヴェルを聞かせている。短い曲だけれど、録音もよく
なにかするする入ってくる。曲を選ぶのか曲が選ばれるのか、
相性でもあるというように曲が流れた。

Maurice Ravel: "Menuet antique" (Seiji Ozawa);
ラヴェル:古風なメヌエット
ボストン交響楽団 小澤征爾(指揮)
 録音時期:1974年4月、10月
 録音場所:ボストン・シンフォニー・ホール
1970年代のドイツ・グラモフォン音源。

Gustav Mahler: "Kindertotenlieder"
(Jessye Norman, Sopran: Seiji Ozawa);
マーラー:なき子をしのぶ歌
ボストン交響楽団 小澤征爾(指揮)
 録音時期:1988年
 録音場所:フランクフルト

マーラー:亡き子をしのぶ歌
第1曲: いま太陽は明るく昇る
第2曲: なぜあんなに暗い炎を
第3曲: おまえのお母さんが部屋に入ってくるとき
第4曲: 子供たちは外に出かけただけなのだ
第5曲: こんな天気、こんな嵐の日には

「なき子をしのぶ歌」として、マーラーは
リュッケルトの詩に曲をつけた。

ここでのノーマンと小沢さんのコンビネーションは
微に入り細に入り、いい連携をしている感じがする。

歌ものも若いころから、確か成城でコーラスをやってた
こともあるのか、歌心というところでは、やはり一日の長が
あるように思う。

しっとりと悲しみあるいは絶望の淵から顔をのぞかせるような
歌も感じられるが、ぎりぎりのところでバランスをとどめてる
ような気もする。何かに走ることはない。
この歳になって、マーラーのこの曲を聴くとは思わなかったけれど、
私たちはこのような演奏を聴ける、ある意味芸術の怖さと
喜びを共有できる世界にいることを認識した。

アンディー・マッキー(g)2days Tokyo

2020-02-19 11:44:14 | アコースティック・ギター・トリップ
アンディー・マッキー(g)2days Tokyo

https://andymckee.com

http://www.aco-world.com/
上記に情報がありました。

日本に来日でこのような時期に、ある意味ありがたい
ことですが、大事なく過ごされてほしいです。

ヘッジスの影響のある時期の方で、リスペクトしつつ、
YOUTUBEなどでも、ヘッジスのカバーしてたりします。

1枚目のアルバムも聴いています。なかなか伝わる
演奏です。ハープギターなども弾かれるとかで、
今回の来日でも聴くことができるのでしょうか。

まずは、情報まで。

ネットラジオ PANORAMA17日21時~24時より。

2020-02-19 08:35:52 | 音楽夜話(クラシック)
PANORAMA17日21時~24時より。

バイエルン放送協会提供
オーケストラはバイエルン放送交響楽団。
後半を聴いた。

Peter Tschaikowsky: Violinkonzert D-Dur, op. 35
(Dmitry Sitkovetsky, Violine; Manfred Honneck);

多分この曲いろいろな演奏家で、割と放送に乗ってること多いのではと思ったりする。
ドミトリー・シトコヴェッキーは、割と大胆に彫琢していくヴァイオリン。
ムーディーに語りかける手法ではない。彼の考え作り出すチャイコフスキーは
ある意味骨太だ。もう少し繊細なほうが・・・という感想もあるかもしれない。
でも、これはこれで味があるのではないかと思う。演奏家通りのチャイコフスキーが
あるのかもしれない。彼が先導してオケが鳴っているのではないかと思ったところもあった。
多分、指揮者と協議の上だと思うけれど、終演後はブラボーも飛んでいた。

弦楽3重奏版の「ゴルトベルク」変奏曲が出ている。指揮もバイオリンも八面六臂の
活躍なのだろう。 ロシアの面目躍如なのかもしれない。

Richard Strauss: "Intermezzo", Vier symphonische Zwischenspiele
(Franz Welser-Most);

リチャード・ストラウス:「Intermezzo」、4つの交響的インタールード(FranzWelser-Most);
歌劇「インテルメッツォ」から4つの交響的間奏曲 Op.72
出発前の騒動とワルツの情景
暖炉の前の夢
カードゲームのテーブルで
更に元気な決断

メストは、この団体との録音があって、なおかつシュトラウスの
伝記本の音源としてついてくるもの。
シュトラウスはあまりなじみがないけれど、やはり芯のある作曲家
なのではないかと思う。聴いていて作りが凝っている感じがする。

George Gershwin: "Rhapsody in Blue" (Denis Matsuev, Klavier; Mariss Jansons)

デニス・マツエフはロシアのピアニスト。第11回チャイコフスキー国際コンクールで優勝。
ロマン派の評価が高い。技術と音楽性の高さで活動しており、ジャズにも興味を持ちオリジナル
や即興演奏などもプログラムにいれている。何か聴いてみたいもの。
キーシンなどもそのようなアプローチもする。余興でなく。

デニスのラプソディーは切れのある指のよく回る、さりとて、耳を惹くアプローチも聞かれ、
音楽性も十分感じられる演奏だった。ロシアのピアニストとドイツのオケでアメリカの
作曲家の曲を、ラトビア生まれの指揮者が演奏する。音楽界もインターナショナル。