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ついに成功! ファルコン9ロケットが洋上の船に着陸

2016年04月20日 | 宇宙へ!(民間企業の挑戦)
スペースX社のファルコン9ロケットの第一段が、
洋上船への着陸に初めて成功しました。

これによりスペースX社は、
ロケットの再利用に向け、また一歩前進したことになるんですねー


ファルコン9ロケット

ファルコン9は、アメリカのスペースX社によって開発された2段式のロケットです。

国際宇宙ステーションへ物資を運ぶ同社の補給船“ドラゴン”や、
人工衛星の打ち上げに利用されています。

スペースX社は“ファルコン9”により、
2012年に民間企業として初めてドラゴン補給船を宇宙へ送り届けたほか、
これまでに20回以上の打ち上げを実施。

さらに打ち上げ後に、“ファルコン9”の第一段部分を帰還させ、
再利用するための実験も進めているんですねー

昨年12月には地上への軟着陸に成功していたのですが、
洋上に浮かぶ無人船への着陸には、残念ながら4回の失敗を繰り返しています。


無人船への着陸

今月8日のこと、ついに待ちわびた時が訪れることになります。

ドラゴン補給船8号機を打ち上げたファルコン9の第一段が、
着陸に成功するんですねー

打ち上げはフロリダ州ケネディー宇宙センターから行われ、
約8分半後には大西洋沖の無人船上へ垂直に降り立つことに見事に成功。

洋上へのロケットの帰還成功は、もちろん世界初の快挙でした。

着陸後の第一段は、すでに回収され機体のチェックが進められています。

スペースX社では、10回のエンジン噴射試験を行い問題がないようなら、今年の6月初めに計画されている別のミッションで再利用するそうです。


身近になる宇宙

今回の打ち上げは、
昨年6月にドラゴン補給船7号機の打ち上げに失敗して以来10か月ぶりの
国際宇宙ステーションへの補給ミッションの再開にあたります。

ファルコン9が軌道上に送り込んだドラゴン補給船8号機(CRS-8)は、
今月10日に無事国際宇宙ステーションに到着しドッキングが行われています。

人を宇宙へ送り込むこと。
これがファルコン9が目指すゴールになります。

なのでロケットの再利用は、打ち上げコストのダウンだけでなく、
宇宙へアクセスしやすくなるというメリットもあるんですねー


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