7月29日のこと、
NASAが運用中の火星探査機“マーズ・リコナサンス・オービター”が、
軌道変更を行いました。
この軌道変更は、来年9月28日に火星に着陸する、
新しい探査機“インサイト”に備えたもの。
“マーズ・リコナサンス・オービター”は、
“インサイト”が火星を降下し地表に到着するまでの間、
地球への通信をつなぐ役割りを担うんですねー
火星と地球をむすぶ中継衛星
軌道修正が始まったのは日本時間の7月29日22時21分から。
“マーズ・リコナサンス・オービター”は、
装備されている6基のスラスターを75秒間噴射し、
無事、正確な時間に正確な軌道へ入ることができました。
この軌道変更なしでは、
“マーズ・リコナサンス・オービター”は“インサイト”が火星に着陸する際に、
信号を聞き取ることができないんですねー
“マーズ・リコナサンス・オービター”は、
2005年8月に打ち上げられ2006年3月に火星に到着。
高い分解能を持つ高性能カメラを装備しているので、
火星の地表をつぶさに観測することができます。
また同時に、火星の地表にいる探査機や着陸機と地球をむすぶ、
中継衛星としての機能も持っています。
これまでにも“フェニックス”や“キュリオシティ”の着陸を支援しています。
そして来年9月28日には、新たに“インサイト”が着陸に挑むので、
その様子を見守るのに最適な軌道へ移されたということです。
探査機“インサイト”
“インサイト”は、火星の内部の様子を探ることを目的とした探査機で、
2008年に火星に着陸した“フェニックス”の設計をもとに開発が行われています。
打ち上げは2016年3月8日から27日の間で、火星着陸は同年9月26日を予定。
着陸後は、約2年間にわたって観測を続ける予定になっています。
“マーズ・リコナサンス・オービター”は、
“インサイト”の着陸時に信号を受信し、いったん探査機内のメモリに保管します。
その後、地球と通信ができるようになったタイミングでデータは送信され、
それを地上で受信し解析することで、着陸が成功したかどうかが分かるんですねー
“インサイト”の着陸を見届けた後、
“マーズ・リコナサンス・オービター”は、
2016年10月と2017年4月に2回の軌道修正を行います。
そして、いつもの軌道へと復帰することになります。
2017年の軌道修正の後でも、推進剤は187キロも残っていて、
これは19年間にわたって通常運用を続けるのに十分な量だそうです。
こちらの記事もどうぞ ⇒ 初惑星間飛行! NASAが火星探査にキューブサットを試験投入
NASAが運用中の火星探査機“マーズ・リコナサンス・オービター”が、
軌道変更を行いました。
この軌道変更は、来年9月28日に火星に着陸する、
新しい探査機“インサイト”に備えたもの。
“マーズ・リコナサンス・オービター”は、
“インサイト”が火星を降下し地表に到着するまでの間、
地球への通信をつなぐ役割りを担うんですねー
火星と地球をむすぶ中継衛星
軌道修正が始まったのは日本時間の7月29日22時21分から。
“マーズ・リコナサンス・オービター”は、
装備されている6基のスラスターを75秒間噴射し、
無事、正確な時間に正確な軌道へ入ることができました。
この軌道変更なしでは、
“マーズ・リコナサンス・オービター”は“インサイト”が火星に着陸する際に、
信号を聞き取ることができないんですねー
“マーズ・リコナサンス・オービター”は、
2005年8月に打ち上げられ2006年3月に火星に到着。
高い分解能を持つ高性能カメラを装備しているので、
火星の地表をつぶさに観測することができます。
また同時に、火星の地表にいる探査機や着陸機と地球をむすぶ、
中継衛星としての機能も持っています。
これまでにも“フェニックス”や“キュリオシティ”の着陸を支援しています。
そして来年9月28日には、新たに“インサイト”が着陸に挑むので、
その様子を見守るのに最適な軌道へ移されたということです。
探査機“インサイト”
“インサイト”は、火星の内部の様子を探ることを目的とした探査機で、
2008年に火星に着陸した“フェニックス”の設計をもとに開発が行われています。
打ち上げは2016年3月8日から27日の間で、火星着陸は同年9月26日を予定。
着陸後は、約2年間にわたって観測を続ける予定になっています。
“マーズ・リコナサンス・オービター”は、
“インサイト”の着陸時に信号を受信し、いったん探査機内のメモリに保管します。
その後、地球と通信ができるようになったタイミングでデータは送信され、
それを地上で受信し解析することで、着陸が成功したかどうかが分かるんですねー
“インサイト”の着陸を見届けた後、
“マーズ・リコナサンス・オービター”は、
2016年10月と2017年4月に2回の軌道修正を行います。
そして、いつもの軌道へと復帰することになります。
2017年の軌道修正の後でも、推進剤は187キロも残っていて、
これは19年間にわたって通常運用を続けるのに十分な量だそうです。
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