宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

今度は高度1000メートルまで上昇!

2014年05月09日 | 宇宙へ!(民間企業の挑戦)
スペースX社が開発中の再使用ロケット“ファルコン9-R”。
今回、2回目の飛行を実施し、前回の高度250メートルの4倍になる高度1000メートルまで上昇、
そして着陸に成功したんですねー

スペースX社では、ロケットの打ち上げコストを従来の1/100にまで下げることを目指し、
機体を再使用できるファルコン9-Rロケットの開発を進めています。
ファルコン9-RのRとは、Reusable(再使用可能)という意味なんですねー


昨年までは、グラスホッパーと呼ばれる垂直離着陸実験ロケットを使い、8回に渡る飛行実験を重ね技術を習得してきました。
そして、グラスホッパーによる実験は終わり、
ファルコン9-Rの実機を使った飛行実験に移行していました。

前回と今回の飛行では、着陸脚が展開された状態で固定されていますが、
近いうちに折り畳まれた状態で離昇し、着陸の寸前で展開するようになるそうです。

また、これまでの飛行実験はメキシコ州にある、スペースX社の実験施設で行われてきたのですが、
今後はニューメキシコ州にあるアメリカ宇宙港を使い、より高々度にまで達する飛行実験が行われることになります。

スペースX社は先日、
ドラゴン補給船運用3号機を搭載したファルコン9 v1.1ロケットの打ち上げで、
第1段を太平洋上に上手に着水させ、将来の陸上への軟着陸に向けた第一歩を踏み出しています。

今回のファルコン9-Rの第1段の飛行実験と併せて、再使用ロケットの実現に向け、着実に成果を積み重ねているんですねー


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