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無人補給船“こうのとり”6号機は10月1日に打ち上げへ

2016年08月01日 | 宇宙 space
国際宇宙ステーションへ補給を行う無人補給船“こうのとり”6号機が、
H-IIBロケット6号機に搭載され、10月1日の2時16分に打ち上げられることを、
JAXAが発表しました。

打ち上げの予備期間は10月2日~11月30日で、
種子島宇宙センターの大型ロケット発射場からの打ち上げになります。

  10月1日に予定されていた打ち上げは延期になったそうです。
  射場整備作業を受けていた“こうのとり”6号機は、
  配管の気密性検査において微量の漏洩が確認されています。
  “こうのとり”モジュールは結合を解除して必要な修理を行うため、
  打ち上げは延期となりました。



H-IIBロケット

H-IIBロケットはJAXAと三菱重工業が共同開発した液体燃料ロケットで、
H-IIAロケットの打ち上げ能力を高めたモデルになります。

本体には液体ロケットエンジン“LE-7A”を2基搭載し、
さらに本体脇には固体ロケットブースター“SRB-A”を搭載。

H-IIBロケットは、
これまでに“こうのとり”の1号機から5号機までを打ち上げてきました。
そして今回が6号機の打ち上げになります。



無人補給船“こうのとり”

無人補給船“こうのとり(H-II Transfer Vehicle:HTV)”は、
日本が開発・運用し、国際宇宙ステーションへ物資を輸送することを目的にしています。

打ち上げ時の質量は約16.5トンで、
最大で約6トンの物資を搭載することができるんですねー
これは他の補給船と比べ最大の積載量になります。

今回、6号機が輸送するのは、
日本製のリチウムイオン電池が使われた新型のバッテリーと、
飲料水や食料品、衣料品などの生活用品。

そして実験機器やステーションの予備部品などの物資を輸送する予定です。

“こうのとり”は、1気圧に保たれた“与圧部”と、
宇宙空間にさらけ出された“非与圧部”の2か所に、
異なる貨物の搭載区画を持っています。

与圧部には飲料水や食料品、日常品や実験パレットを、
非与圧部にはステーション船外に設置する部品や、
大型の実験機器や観測機器などを搭載することが可能。

なお、H-IIBロケットと“こうのとり”6号機の打ち上げは、
JAXAのYouTubeチャンネルでライブ中継される予定です。

宇宙に運ばれた“こうのとり”は、
国際宇宙ステーションに滞在している大西卓哉宇宙飛行士が、
ロボットアームを使って捕まえ、ステーションに結合させる予定です。


こちらの記事もどうぞ ⇒ “こうのとり”大気圏再突入へ! 9月29日に国際宇宙ステーションから分離


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