宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

土星の衛星“エンケラドス”にも生命が?

2007年03月16日 | 宇宙 space
正確に書くと「生命誕生に必要な有機物が存在するかもしれない」ということです。
残念ながら「生命や痕跡が見つかった」っという訳ではありません (^^;

エンケラドスは直径約500キロの衛星で表面は氷で覆われています。
以前“液体の水の存在”や“大量の大気の発見”が話題となり、タイタンと同じくらい興味が持たれている衛星です。

今回のNASAの発表によると、内部は放射性同位元素の核崩壊などで今も高温に保たれているそうです。



土星探査機カッシーニの観測からは、エンケラドスの南極付近から氷の粒子が火山の爆発のように噴出しており(右)、
その中に気体の窒素のほか、メタン、二酸化炭素、プロパンなどの炭素を含む化合物が見つかりました。

このことから、地球で生命誕生のもとになった有機物を今もつくり続けている可能性が出てきています。

すでに衛星の地下深くでは生命誕生のカギとなるすべての物質がそろい、生命誕生の準備が整っているのかもしれませんね。