ランダムなまず庵

 何事にも一寸手を出すが人並みに出来ず、中途半端なその日暮らし・・何でもありの風来ブログ、暇にまかせて「庵」ってます。

無花果かいな~

2010-09-01 06:45:51 | 思い出はホロ苦く
 無花果、人参、山椒に椎茸・・・何か、数え唄らしいが・・・こんなのはズ~と後になってから聞いたことである。

 子供のころ「お八つ」など無かった。祖父母の家の中庭に大きなイチジクの木があって高い所に実(正確には花床)が成っていた。

 これを竿竹の先端を割って枝などを差して実を捩じ取るのである。やったことのない人にはよく解らないだろうが、経験者には簡単に理解できる。柿などもこのようにして取っていたものである。今は余りやらない。

 3、4個も食べると唇の両端が切れた様に痛くなる。当座はもう、食べる気がしないのである。
 他に「柚子」の木もあり、これも大きくて届かなかったが、実は大きなもので食べたかったものである。

 そのうち、これらの木は老朽し、切られてしまった。

 無花果は、薬効があったらしく、葉から出る白色の乳汁を右手首に出来たイボの様なものに毎日付けていると消えてしまった。

 昔は玉葱を剥くと目に染みた、口が切れるようなあの無花果の痛さも無くなったようだ。 時代と共に、もう変わってしまっている。

 そういえば、ワサビの鼻にツ~ンとくることも余り無くなった。安い寿司屋しか行ったことがないから・・紛い物をしか・・・・一般的には「安物買いの銭失い」・・・これを繰り返している。

 何となく、思い出したように、1パック400円で買ってみた。遠い思い出が蘇ってくるのである。


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